[ビアバー]2019.4.29

ビア女の酒場放浪記(50)平成から令和へ、お伊勢参りで伊勢角屋麦酒【前編】

ビア女の酒場放浪記伊勢神宮伊勢角屋麦酒旅ール

三重県伊勢市にある伊勢神宮。
「お伊勢さん」と呼ばれ、古くから日本人の心のふるさととして親しまれてきました。

衣食住の神である豊受大御神を祀る外宮と、天照大御神を祀る内宮があり、内宮は約2000年、外宮は約1500年の歴史があります。

神宮参拝の前に二見ヶ浦でみそぎをするのが古来からの慣わしでした。
大小ふたつの岩が仲睦まじく並ぶ姿から、夫婦円満や良縁を願う人たちの姿も。

夫婦岩(立石)は、伊勢市の二見ヶ浦に寄り添うように立つ2つの岩

みそぎの後は外宮、内宮の順の順に参拝します。
大樹に囲まれた境内は静謐な雰囲気。頬をなでる風にも、何やら神秘的なパワーを感じます。
平成も残すところわずかとなった4月、平和な時代への感謝を込めて沢山の人が訪れていました。

外宮正宮前

内宮正宮前

無事に参拝を終えたところで、伊勢の名物グルメはいかがでしょう?

直営店で伊勢グルメと伊勢角屋麦酒のペアリングを楽しもう

この地を訪れたからには是非味わいたいのが、伊勢で造られるクラフトビール「伊勢角屋麦酒」です。
ビール造りは1997年から始まったのですが、参拝客をもてなすお茶屋としての創業はなんと1575年!
織田信長らが活躍した戦国時代です。

「 インペリアルレッドエール」。芳醇な麦芽の風味とパンチのきいたホップの苦みにノックアウトされる

ビールは、2000年にジャパンビアカップで金賞を受賞したのを皮切りに、国内外のビアコンペティションで次々と賞をとってきました。
今やファンは世界中に広がっています。

そんなおいしい伊勢角屋麦酒が飲める直営店が、外宮前と内宮前にあります。

【伊勢外宮前店】住所/伊勢市本町13-6(伊勢市駅と外宮の間) 営業時間/9:00~11:00 定休日/なし

伊勢外宮前店ではその場で飲める4種類の樽生ビールと、ボトルなどのお土産が購入できます。
隣の「若松屋」で、名物の飛龍頭(ひりょうず)を買って、一休みしてはいかがでしょう。

伊勢内宮前店は、おはらい町にあります。
江戸時代を連想させる情緒ある建物が並ぶ門前町は、参拝帰りの人で大賑わい。

【伊勢内宮前店】住所/伊勢市宇治今在家町東賀集落34(内宮の門前町) 営業時間/11:00~20:00(9:30 L.O)・木曜のみ11:00~15:00(14:30 L.O) 定休日/なし

伊勢内宮前店も江戸の商家のような店構え。
店頭では、6種類の樽生ビールと食べ歩き用のカキフライを販売しています。

奥の座敷では、落ち着いた雰囲気でビールと一緒に牡蠣と鰻料理を頂くことができます。

使用している牡蠣は地元、麻生の浦にある鳥羽浦村で養殖されたものが主。
夏期には岩ガキも登場し、一年を通して牡蠣料理が楽しめます。

一番人気は牡蠣フライ。カリッとした衣と、もっちりと舌に絡みつく牡蠣を、「伊勢ピルスナー」の上品な苦みが包み込み、スーッと喉の奥に流れていく

「浦村牡蠣」は毎朝筏から採取され、紫外線で殺菌した海水に浸し特殊な流れの中で20時間飼育するという画期的な方法によって牡蠣を浄化させているとのこと。
直送された牡蠣は店舗で、手作業でさばかれ調理されます。

土手鍋は独特の風味を持つ赤味噌をほぐしつつ、牡蠣に絡めて頂く。最後に残ったタレにうどんを投入し、最後まで味わおう。「土手鍋定食(松)」は牡蠣フライと焼牡蠣も付く

アツアツの牡蠣をハフハフしながら頬張り、伊勢角谷麦酒でキューっと流し込むシアワセ。
お伊勢参りの後には是非とも寄りたいお店です。
周りのお客さんたちはビアファンばかりではなさそうですが、みなビールを手に満足げな表情をしています。

牡蠣が苦手な方は、「うな重」に伊勢志摩限定の「神都麦酒」を合わせてみよう。柑橘系のホップアロマを使ったアメリカンスタイル・ぺールエールだ。モルトの香ばしさと鰻のタレの甘さが口の中で合わさり、芳醇な風味がいっぱいに広がる

「伊勢までなかなか、旅ールできないよ~」という方も大丈夫。
ビールは通販サイトから購入できます。https://www.biyagura.jp/ec/

さらに東京駅近くに新鮮な伊勢角屋麦酒が樽生で飲める直営店がオープンしました。

【伊勢角屋麦酒 八重洲店】 住所/東京都中央区八重洲 東京建物八重洲ビルB1 営業時間/ランチ月~金11:30 ~ 15:00(14:30 L.O) ディナー月~金17:30 ~ 23:30(23:00 L.O) 土17:00 ~ 23:00(22:30 L.O) 定休日/日・祝

昨年2018年夏には伊勢市下野に醸造所を新設。
より一層の品質管理と共にビールのラインナップも充実し、さらにファンを増やしそうです。

昨年夏に稼働を始めた伊勢角屋麦酒の下野新工場

後編では、醸造所とビールをご紹介いたします。

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この記事を書いたひと

コウゴ アヤコ

ビアジャーナリスト

1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。看護師を経て、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れこみ1年半ドイツで生活したことも。海外生活情報誌「ドイツニュースダイジェスト」や、雑誌「ビール王国」(ワイン王国)、雑誌「an・an」(マガジンハウス)、「クラフトビールの図鑑」(マイナビ)などさまざまなメディアで活躍中。

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