[JBJA活動,コラム]2020.8.23

遠野のホップ畑から Vol.6

ホップホップ農家岩手県遠野市遠野のホップ畑から

ビール造りに欠かすことができない原材料のホップ。岩手県遠野市は一大生産地として、半世紀以上の時間をホップと共に歩んできた地域です。遠野のホップ畑は市街地の近郊にあり、市の中心部から車で10~15分程走ると、住宅や田んぼに交じり高さ5mの支柱が規則正しく並んだ風景に出会います。6月から~8月にかけて蔓の成長と共に少しづつ緑色が増えていき、最終的に辺り一帯がグリーンカーテンとなる姿は圧巻。

そして8月下旬からはいよいよ収穫が始まりました!

6回目は現場で活躍する農業機械について紹介します。ホップの栽培には土を耕すトラクターをはじめ、蔓巻き作業に使う高所作業機など、工程ごとに専用車を活用します。人力の何倍もの速さで作業を進めてくれる頼もしい存在であると同時に、ひとたび操作を誤れば、株や蔓自体を傷つけ兼ねない可能性も。農業機械の特徴は後方のアタッチメントの部分、もしくは高所作業機のように機械の形自体から見て取ることができます。実際に運転する際は進行方向や株との距離、後方の状況に気を配りながら、その都度レバーとボタンで調整していきます。作業によっては、数センチ単位で位置を修正しながら進めて行く場合もあり、集中力と卓越した運転技術が必要になります。

土を耕すトラクター。頻繁に登場する万能な機会です。

株基に土をかける作業に使用する機械。手作業の何倍もの速さで仕上げていきます。

肥料を散布する際に使用する機械。一度にまとまった量を撒くためのプラスチック容器が特徴です。

土を削る作業に使用する機械。横についた円形の刃で土を削ります。

農薬を散布する機械。後ろのアタッチメントから農薬を散布します。

高所作業機。ホップの蔓巻き作業等で活躍します。

使用する際の一連の流れとして、まずは車の構造を理解して使用前のメンテナンス。この作業を怠ると、途中で機械が動かなくなり作業が中断してしまうことや、最悪の結果は人災に繋がることも。次に畝の間隔や支柱の位置など、圃場ごとの特徴に着目して運転していきます。最後は終了後のメンテナンス。機材に絡まった土や糸を取り外し、燃料を追加して次回の作業に備えます。

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神泡 タクロウ

この記事を書いたひと

神泡 タクロウ

ビアジャーナリスト/ビアテイスター

ビールと東京ヴェルディに魅了されつづけるビアツーリスト。【Japan Craft Beer Museum】の実現に向けて、2020年は岩手県遠野市でホップ&ビールについて学んでいます。「日本のクラフトビール文化は面白い」を追求して、現地で体験した魅力を発信していきます。

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