[コラム]2021.5.1

ダイエットとビール

ダイエットとビールについて自分での実践を報告いたします。

最初に肥満は病気です。病気ですので治れば標準体型に戻ります。

自然界の動物で理由なく太っている場合、捕食されます。健康なものだけが生き延びます。

太るから、高カロリーのものを食べたり飲んだりしてはいけないと言いますが、それは、間違いです。つまり、高カロリーの物を摂取しても胃腸で吸収されずに通過すれば良いのです。要は、摂取した物がどれだけ吸収されるかが重要です。これは、特養の利用者に顕著に現れます。同じものを食べても、太る人痩せていく人が出てきます。それは、胃腸での吸収力の差です。従って、自然の食べ物の中で、吸収力を抑えれば良いのです。

さて、3大栄養素は皆様ご存じの通り糖質、タンパク質、脂質です。この内、タンパク質と脂質は、必須アミノ酸と必須脂肪酸が含まれています。これらは、ヒトの体内で作られませんので食物から摂取する必要があります。また、タンパク質や脂質は糖質の代役にもなります。

以上を踏まえて、実践しました。

最初に行ったのは、カロリーオフあるいは低脂肪食品を全て止めました。また、食品添加物等や化学調味料や材料が不明なもの(酸化防止剤や膨張剤や乳化剤等)が入っている食品も止めました。つまり、化学物質の影響により、糖の吸収抑えられると同時に必要な栄養素の吸収が阻害されると考えました。又、化学物質の影響で体の免疫も低下する思いもありました。その様な理由で化学物質の全く入らない食事で体重を落とすことにしました。

さて食材ですが、食品表示を見てシンプルなものを購入しました。(バターであれば、生乳しか書いてない無塩バター、リンゴジュースであれば、リンゴ100%等)調味料は、塩、胡椒、ハーブ等。ドレッシングは、オリーブオイルとリンゴだけで作られたリンゴ酢と塩で作りました。

野菜や果物は、出来るだけ皮を剝かずに食べることで、皮の近くに多く含まれていると言われる栄養を吸収することができると同時に、食物繊維のため糖質の吸収を抑えてくれます。

肉(赤身)や魚(脂身の多い)は、出来るだけレアか生で食べました。その方が消化も良く、たんぱく質の他ミネラルもとることができるからです。もちろんブタ肉や鶏肉や食中毒を起こしやすい貝類は、完全に火を通して食べます。肉や魚は、ブロックで購入し調理します。食品の酸化を防ぐことと肉や魚を塊で食べると、咀嚼回数が多くなり、唾液の分泌と満腹中枢が働き少量でもおなか一杯になるからです。穀物は、玄米(全玄米又は白米と玄米が1:1)か全麦パンを食事の最後に食べました。

以上が食材の実践です。

2017年と2018年BBWに参加時空港にて

さて、ビールです。ビールは、穀物の代わりとして飲みました。そのため、ビールを飲む日は、穀物を食べないか、茶碗四半分としました。ビールを穀物の代わりとしたのは、「ビールは液体パン」と言われている為です。また、ビールを食事の最後に取ることで、ビールのおつまみを減らすことが出来ます。どうしても、おつまみが必要な時は、枝豆か冷奴等の大豆系タンパク質を取りました。そして、ビールを飲んでから寝るまでの3時間の間を取りました。

ビール1缶350mlは、約140kcal。 500mlで約200㎉あります。アルコールは体自体に脂肪としてほとんど蓄積せずに、水と二酸化炭素に分解しエネルギーとして発散します。アルコールの大きな問題は、親水性と親油性の両方をもっています。また、水は糖を溶かします。つまり、脂肪分や糖分と一緒に摂取すると吸収され体脂肪となって肥満の原因となってしまいます。糖の中でも、ビールの中の麦芽糖は体に吸収されるのが、米やデンプン等から作られるブドウ糖よりも遅いと言われています。そのため、ビールを選ぶ場合、水とホップと麦芽で作られているビールを選ぶことです。

エビスビールとニセコビール

しかし、私の様にベルギービール好きや米やコーンスターチや糖類が入っているビールしかない場合は、飲む前後にウコン茶やグレープフルーツ等の果物や貝類の入ったスープ等を取って肝臓の負担を軽減させれば良いと思います。私の場合必ずベルギービールを2杯以上飲む場合、ウコンの粉末を取るようにしています。そして、飲み終わった後に、ビタミンcが多い果物やお茶を飲むようにしています。

ベルギービールプリムス

ダイエットにあたり、2つ重要なことがあります。

1つは、私の様に、会社まで車で行き仕事はデスクワーク中心の場合、体の代謝を上げるため30分以上毎日歩くあるいは同分程度の有酸素運動が必要になってきます。もちろん、仕事で常時動いている人や、通勤等で1日30分以上歩いている人は、必要はありませんが、各自のライフスタイルに合わせて、歩くあるいは有酸素運動等も取り入れなくては、なりません。

2つは、毎日体重計で測定して下さい。そして、同一時刻と同じ衣類で(できれば、下着のみが望ましい。)測定して下さい。そして、7日間測定した数値で1週間の平均を出します。それを毎週行い比較していきます。比較した平均体重も、±1キロは誤差として考えてください。排泄するだけで、500gは落ちますし、前日に大量に食べれば体重は増えますし、体重測定時前に飲食すれば体重は増えます。人によりますが、3ケ月位で効果が見えてくると思います。

ダイエットは、ほんの少しでも、苦痛があれば成功しません。一時成功しても必ずリバウンドしてしまいます。私は、食べ方の工夫をし、美味しいビールも飲んで無理なくダイエットに成功しました。1年で、10数キロ落としました。今も同じ方法で継続しています。今は、太ることもなく、瘦せることもなく、ほぼ現状維持の状態です。

以上がダイエットとビールについての実践報告です。

 

*体質によりこのダイエット方法が合わない人もいると思いますので実践される場合はご注意願います。

クラフトビールニセコビールプリムスベルギービール

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

もりあき(モリテツアキ)

ビアジャーナリスト/ベルギービール・プロフェッショナル

1968年1月福島県で生まれ現在北海道余市郡に在住。ロシア人と国際結婚(妻は現在帰化)。
佛教大学卒業後社会福祉士の資格を取り地元の特別養護老人ホームの管理者を行いながら実家の事業の1つである農業を手伝っている。
ビールはベルギービールを飲むのが主で、たまに道内のクラフトビールやエビスビールを飲む。特にベルギービールは専用グラスで飲むようにしている。
現在の活動は、Facebookで北海道ベルギービール愛好会の立ち上げ、道内でベルギービールが飲める飲食店や購入できるお店や自分の飲んだビールの紹介をしている。
又、産物のハネ品(サクランボ等)からビールを作るプロジェクトを2020年立ち上げ、ハネ品(規格外、交配用、完熟、微量な傷等)を対象にビールの副原料として使い数年かけて検証していく。
今後の取り組みとして現在の活動の他、ベルギービール(道内のクラフトビールを含む)の紹介や考察を書いていきたい。
また、2022年11月23日にベルギービールのランビックビールに特化したフェイスブックを立ち上げた。これは、自身の勉強と今後1つのビールスタイルに愛着を持つ者同士のグループができるとの予測から取り組んでみたいと感じたからである。

北海道ベルギービール愛好会
https://www.facebook.com/groups/1586818794929083
ランビック愛好会
https://www.facebook.com/groups/672595961169437

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