[コラム]2022.12.2

忙しくなるこの時期にこそときめきを!ビールのアドベントカレンダーのすゝめ!

12月となり、電気料金、食品の値上げと嫌なこともあるが、12月といえば、クリスマス!

こどもの頃は、サンタクロースがやってくるその日まで「何をお願いしようかな」「一年いい子にしてたよね?」「サンタクロースは来てくれるよね?」などドキドキワクワクしていたものだが、おとなになると煌びやかになっていく街並みに反して、「仕事納めまでにあれを終わらせねば」「大掃除今から徐々に始めていかないと…」「ああ、子供のためにサンタさんにお願いしなくっちゃ」などなどあの頃の気持ちは何処へやら、いつの間にかクリスマス、となりかねない日々になってしまったり。

しかし、そんなおとな達にもあの頃のようなクリスマスを迎えるワクワクを取り戻させてくれるものがある!

アドベントカレンダーだ!!

近頃はこども用のお菓子、だけではなく、コスメが入ったものなど、おとな向けの商品も増えてきている。

が、もちろんここで紹介するのは、ビールのアドベントカレンダーである!

アドベントカレンダーの起源

始まりはビールでお馴染みの国ドイツ。

19世紀にキリスト教、プロテスタントの信者が、クリスマスの日までを数えるために、その日の蝋燭に火を灯したり、チョークで壁やドアにマークしていったのが起源とされている。

アドベントカレンダーとしての記録としてはドイツの作家Elise Averdieckの1851年に書かれた児童書で言及されているのが最古だが、今のような日にちごとの窓を開けるカレンダーが広まったのは1920年代にGerhard Langが発売したものが始まりである。

海外では、建物ごとアドベントカレンダーになっていることも。クリスマス時のロンドンFORTNUM & MASON(2019年撮影)

コストコのビールのアドベントカレンダー

そんなドイツに起源を持つアドベントカレンダーだが、今回紹介するのは、コストコで販売されているもので「Kalea Beer Advent」。

ビールのアドベントカレンダーは他のビール会社からも出ているが(海外でしか手に入らないものが多い)、このアドベントカレンダーの特徴として500ml×24本のビール、全ての銘柄が違い、ドイツとオーストリアのビールで、小規模醸造所のビールが中心に入っているということだろう。

コストコで販売されている「Kalea Beer Advent」

入っているビールの種類

さて、気になるのはどんなビールが入っているのか。

2022年版に入っているビール。写真上段左より「Kuchlbauer Turmweisse」「Hohenthanner Tannen-HELL」「Fürst Carl Pils」「Kraftbierwerkstatt Der Schwarze Bock」「Erlkönig Hell」「Hallertauer Hopfen-Cuvée」
2段目左より「Überquell Bambule」「Landgang Helle Aufregung」「Ladenburger Weizenbock Hell」「Perlenzauber German Pale Ale」「Herrnbräu Tradition Bayerisches Festbier」「Husarentrunk Schloßbrauerei Rheder」
3段目左より「Schnitzlbaumer HELL」「Graminger Deife Märzen」「Zwönitzer Steinbier」「Käuzle Helles Lager」「Schwarze Tinte Collab Stout」「Marie Hausbrendel」
4段目左より「Teisnacher 1543 Festmärzen」「Egere Wiener Lager」「Wieninger Hoamat Weissbier」「Kurpfalzbräu Kellerbier」「Bürgerbräu Bad Reichenhall Alpenstoff」「Flötzinger Hell」

普段、日本では見かけないビールではないだろうか。

ちなみにラベルは、缶の上からシールで日本語版が貼り付けられておりコレクションもできる。

 

入っているビールのスタイルとしては

GERMAN-STYLE HELLES 7種類

GERMAN-STYLE PILSNER 3種類

GERMAN-STYLE OKTOBERFEST 2種類

MARZEN BAVARIAN STYLE 2種類

PALE HEFEWEIZEN 2種類

DARK BOCK

GERMAN-STYLE PALE ALE

WEIZENBOCK

STEIN BEER

STOUT

VIENNA LAGER

GERMAN-STYLE KELLERBIER

GERMAN-STYLE MARZEN

ヘレスが多めな印象だが、改めて、ラインナップを見るだけで、ビールのスタイルの多さをまずは実感できる。

ちなみに2014年から販売されていて、昨年2021年にも購入したのだが、ラインナップが変わっているのも嬉しいポイント。

左が2022年のもの、右が2021年のもの

中には、このカレンダーのために作られたビールも含まれている。

また、BeerTasting ClubというYouTubeチャンネルでこのアドベントカレンダーのテイスティングのライブ配信も予定されている。

日本語ではないが、自動翻訳機能を使ったりすると勉強にもなるのではないだろうか。

最後に

こどものアドベントカレンダーと違って注意も必要。

その日の朝に開けて、そのお菓子を食べる、というこどものアドベントカレンダーの習慣に従ってその日にそのビールを飲むことを続けないことだ。

おとならしく休肝日はしっかり作ろう。

ありがたいことに、入っているビールの賞味期限は長い!(12月1日のビールは2024年までだった。)

このカレンダーは、クリスマスイブのその日まで、ビールを毎日飲まなければならない、という言い訳を手に入れれるものでは決してなく、日にちごとの小窓を開くたびに毎日新しいビールと出会える、というそのときめきが詰まったカレンダーだということをしっかりと踏まえた上で楽しむべきものである。

2022年12月1日のビール「Schnitzlbaumer HELL」。優しい甘味があり、軽い口当たりでまさに、カレンダーの「まずはこれからどうぞ」という声が聞こえた気がする。

12月という怒涛のビートに身を任せつつも、ときめきをパワーに、ジャガーのように力強く、駆け抜けようではないか。

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

西條伊里也

ビアジャーナリスト

ビールは元々好きだったが、イギリス滞在中に、新型コロナの影響でロックダウン生活を送ることになり、意気消沈している時に近くのブリューパブが寄付という形で一週間に一度、販売していた持ち帰り用の4パイントのビールに救われた気がして、ビールとの関係性が、友達以上恋人未満の関係から恋人に昇格。ただ、それ以外にも宝塚歌劇、ミュージカル、演劇、音楽も愛していたりする。シャンソン、ドラム、パーカッション、その他色々もやってる時もあればやっていない時もあったり。

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