一般社団法人 日本ビアジャーナリスト協会

夢は自分達のビールを世界に知ってもらうこと! 松江ビアへるん25周年記念インタビュー

島根県松江市にある島根ビール株式会社(以下、ブランド名の松江ビアへるんと記す)。2024年4月に創業25周年を迎えました。早くから「ローカルブルワリー」を掲げて、地方からクラフトビールを発信しています。コロナ禍を乗り越え、いまどんなことを感じているのかをPodcast番組「ビールに恋するRadio」で矢野学代表取締役に話を聞きました。今回はインタビューをまとめた内容をお届けします。

コロナ禍で感じたこと(2:00過ぎ~)

誰もが予想をしていなかった新型コロナウイルスの感染拡大。行動制限が行われ、飲食店は休業を余儀なくされました。そんな中、どんな行動でコロナ禍を乗り越えて、得たものは何だったのでしょうか。

  • コロナ禍だからと言って何かを変えるのではなく、今までやってきたことを地道に続けた。

  • コロナ禍前は、業務に追われることも多く、会社内の課題に向き合う時間が少なくなっていた。時間ができたことで、課題を見直すことができて対応することができた。

  • 期間を決めて働いていたスタッフが抜けた後、人員補充ができていない中でもスタッフが考えて行動することで業務が効率よく回るようになった。

自社でホップ栽培もしている

ヘイジーIPAを造ってみて感じたことは?(16:20過ぎ~)

これまで積極的にIPAを造ってこなかった松江ビアへるん。コロナ禍から醸造を始めたヘイジーIPAは好評でした。そこにはどんな物語があったのでしょうか。

  • きっかけは谷工場長が出会ったIPA。「自分達も造ってみたい」からスタートした。

  • ヘイジーIPAの前に造ったコラボビールでのホップの使い方が生かされた商品だった。

  • ヘイジーIPAの魅力にも気づき始めた?

20周年インタビューの時の矢野代表(右)と谷工場長(左)

ローカルブルワリーで大事な事は何か(26:09過ぎ~)

「クラフトビール」という言葉が積極的に使用されるようになった頃から、自らを「ローカルブルワリー」と名乗るようになった松江ビアへるん。地域性を打ち出すブルワリーが増える中、大事にしていることはどんなことなのでしょうか。

  • 「ローカル」の意味を考えること。どんな歴史を辿ってきたのか。素材にしても物語にしても深く掘り下げて学ぶことが大事。そうしないと消費者には思いが伝わらない

  • 情報を集めて自分が納得するまで調べる

  • 正しく感じてビールとして表現することが大事

  • 100%の思いで造ったものは全て伝わらない。120%の思いで造らないと100%伝わらない

島根の酒蔵とコラボレーションをする「おろち」をはじめ、地域の素材を使用したビールを季節に合わせて醸造している。

これから先、松江ビアへるんとしてやってみたいこと(42:07過ぎ〜)

30周年に向けて走り出し、どんなブルワリーに成長させていきたいか。思いを聞きました。

  • 島根を知ってほしい。最終的には世界の人に島根を知ってほしい。自分達のビールを通じて島根に興味を持ってほしい

  • 将来は海外にビールを輸出したい

コロナ禍という大変な時期でも地道に「自分達の強み」を見失うことなく継続してきたところが松江ビアへるんらしいと思いました。また、地域性を打ち出していくためのストーリーづくりは興味深く、他のブルワリーの方も参考になるのではないでしょうか。今後は、海外に向けて発信していく時に、どのようにストーリーを伝えていくのか。矢野代表をはじめ、松江ビアへるんの「伝え方」にも注目していきます。

 

島根ビール株式会社(ブランド名 松江ビアへるん)Data

住所:〒690-0876 島根県松江市黒田町509-1

電話番号:0852-55-8355

 

ブルワリーレポート松江ビアへるん

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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こぐねえ(木暮 亮)

ビアジャーナリスト