2025サッポロビール「誰かの、いちばん星であれ」
サッポロビールは、2025年「日本のビールの魅力を、さらに進化させる!」をテーマに、独自の「個性」「物語」「資産」をさらに強みに変え、次世代ビールユーザーのカイタクを目指すと発表。1月15日に行われた事業方針説明会の内容からビールに関する部分をかいつまんでお伝えします。

右・武内亮人マーケティング本部長 左・野瀬裕之代表取締役社長
画像提供 サッポロビール
サッポロビールは、ビールカテゴリーにおいて、サッポロ生ビール黒ラベル、ヱビス、サッポロクラシック、サッポロSORACHI 1984といった「缶ビール」の出荷実績は、この10年で約1.5倍、サッポロ生ビール黒ラベルに至っては、約2倍と、大幅に向上しています。
さらなる成長を目指して、2025年度の取り組みについての発表の中で印象的だったのは、「体験」「情質価値」「物語」「独自」といった言葉たちでした。
目次
日本のビールの魅力を、さらに進化させる!
国内の飲酒人口は減少傾向にあり、”ビール無関心層”の人口は4850万人と推計されます。

資料提供 サッポロビール
この層に注目し、顧客とブランドの接点の入口として「体験」が重要と捉え、体験価値を通して得られる独自のココロの豊かさや、心地よい関係づくりのため、
「日本のビールの魅力を、さらに進化させる!」をテーマに、次世代ビールユーザーのカイタクを目指します。
”情質価値”の創造
「情質価値」とは、感情の質を高め、人生を豊かにすることを意味する、サッポロビールの造語です。
ひとりひとりの人生を豊かなものに。それが、サッポロビールの考える「ビールの魅力」です。マーケティング戦略に掲げた「情質価値の創造」とは、時代に合わせ、嗜好品としてのビールの魅力を進化させていくことを意味します。
独自の「個性」と「物語」を有したブランドの姿勢を表現。
サッポロ生ビール黒ラベル : 丸くなるな、☆星になれ。
ヱビス : たのしんでるから、世界は変えられる。
物の紹介ではなく、考える余白のあるメッセージが、共感・共鳴・共創につながる。
独自の体験の場(街・体験地点)を創ることで、多くの顧客との出会いと、新たな気づきを醸成していく。
お正月の箱根駅伝の中で流れたCM、覚えてらっしゃる方も多いでしょう。
理想のビールづくりの原点「札幌」、日本初のビヤホールをつくった「銀座」、ビールが街の名になった「恵比寿」。
地域と共に歩み、顧客との心地よい関係づくりに取り組んできた歴史を感じさせました。
今年は、情質価値を創造するマーケティングを通じて、約200万人の新規顧客拡大を狙います。
また、オンラインでも新しいお酒体験の場をつくります。(4月頃サイトオープン予定)
サッポロビール生ビール黒ラベル
大人をカイタクする生ビール。
丸くなるな、☆星になれ。 アクションテーマ・憧れと共感
情質価値<自分らしく生きる喜び>
黒ラベルEXPERIENCE 2025期間限定開催

資料提供 サッポロビール
ザ・パーフェクト黒ラベルの体験イベント「THE PERFECT 黒ラベル WAGON」を
4月9日、東京エリアを皮切りに順次全国11か所で期間限定開催します。
フロスティミストをぜひ体験してみてください。
「黒ラベル THE BAR 」7月リニューアルオープン
2019年、銀座に開業した「黒ラベル THE BAR」。
「最もビールがおいしい瞬間はその日の1杯目。」というコンセプトのもと、その日の1杯目を「完璧な生」でスタートすることへ徹底的にこだわった通年型のビヤバーです。
2024年の年間来場客数は前年比117%と過去最高を更新しました。
黒ラベルの世界観に触れながら飲用出来るスペースを新設とのこと、どうリニューアルされるのか、楽しみですね。
サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR
サッポロ生ビール黒ラベルブランドサイト
ヱビス
世の中に前向きな変化をもたらすプレミアムビール。
たのしんでるから、世界は変えられる。 アクションテーマ・共鳴&共創
情質価値<心を満たし前に進む意欲>
YEBISU BREWERY TOKYO 開業1周年
昨年の来場者数は目標を大きく上回る23万人。うち20-30代の来場者が約60%でした。
2025年は、共鳴&共創をテーマに、ヱビス世界観体験者を増やし、ファン獲得へ繋げる場に。
4月、開業1周年記念イベントを開催予定。
「ヱビスビール 荒木飛呂彦 描き下ろしデザイン缶」数量限定発売

資料提供 サッポロビール
「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」を2月12日(水)に全国で数量限定発売。
40年以上漫画家として活動し、日本のみならず世界の読者を魅了し続けている荒木飛呂彦氏とのコラボレーション商品です。パッケージには明治時代より展開されていたヱビスビールの美人画ポスターを荒⽊⾶呂彦⽒が現代的にアップデートして描き下ろしたイラストをデザイン。
また商品の発売にあわせて「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイングッズが当たるキャンペーン」と「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶が当たるXフォロー&リポストキャンペーン」も実施。
これは早く手に取ってみたいですね!
個性・物語性のある他ビールブランド
・サッポロラガービール
「赤星」は、2024年、売り上げ前年比121%。2025年は酒場文化を未来に繋げる、ビール物語の醸成に取り組む。
・サッポロクラシック
2024年は、過去最高売り上げ達成。2025年は発売40周年企画を実施予定。
・サッポロSORACHI 1984
2024年は、飲食店採用件数前年比115%増加。2025年はSORACHI BASEを中心とした体験の場を拡充。
ヱビス クリエイティブブリュー 薫満つ(かおりみつ)」期間限定販売

画像提供 サッポロビール
ヱビスブランドの「CREATIVE BREW」第7弾商品である「ヱビス クリエイティブブリュー 薫満つ(かおりみつ)」の缶商品、樽商品を3月11日(火)に期間限定で発売。
YBISU BREWERY TOKYOで提供され好評だったビール、「Artisan’s amber(アルチザンズ アンバー)」の知見をもとに開発されました。
「ヱビスビール」が誇るドイツ産ホップ「ハラタウトラディション」の可能性を追求。
ヱビス酵母由来のフルーティーな香りがホップの瑞々しい香りを包み込み、重層的で奥行きのある薫りを実現。パッケージは空気の流れが折り重なるイラストを配置して薫りが満ち溢れている様を視覚的に表現しています。
「CREATIVE BREW」の商品開発を担うのは、「YEBISU BREWERY TOKYO」で醸造を担当するChief Experience Brewerの有友 亮太(ありとも りょうた)氏。若手醸造家ならではの感性や、現代の製法・技術を取り入れながら、ビールの新しい魅力を創造していくことに取り組んでいます。
ヱビス クリエイティブブリュー 薫満つ(かおりみつ)
350ml缶、500ml缶、10L樽
アルコール分: 5%
350ml缶・500ml缶:3月11日(火)期間限定全国発売
10L樽: 3月11日(火)・YEBISU BAR、TAPS BY YEBISU、九州日田工場にて期間限定発売 (予定)
参考小売価格: 350ml缶:258円(税抜)、500ml缶:340円(税抜)
上品、瑞々しい、と言う言葉が似合うビールです。
—街、人との関わりの中で、大事に育ててきたものを信じ、カイタクしていく。
「誰かの、いちばん星であれ」という強い願いを感じた発表会でした。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。