[JBJA活動]2014.12.18

【シリーズ☆鳥取のビール事情】自宅のカウンターにビールサーバーを備え付けている方に色々聞いたのでレポート

慢性的ドラフトビール不足に陥りがちなここ鳥取。以前、酒屋でビールサーバーをレンタルしてしまうという解決策をご紹介したが、その遥か上を行く解決策が存在した。それは、ビールサーバーを自宅のカウンターに備え付けてしまう。というもの。…はっきり言って反則である。遠足で例えると、「おやつは300万円以内(バナナ含む)」みたいなものである。そんな全てのビアラバーが思わず「ずるい!」いや、「羨ましい!」と叫びたくなる家が米子にあると聞いたので訪れた。お話を伺ったのは田中哲哉さん(43歳、会社役員)。家にお邪魔すると、キッチンにビールサーバーが鎮座ましましていた。その姿は神々しかった。

 
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若い頃からビールが大好きだったと言う田中さん(「若い頃」がいつなのかは明言しません)。「これまでで特に印象に残っているビールは、韓国で飲んだサッポロ黒ラベルですね。それからしばらくは黒ラベル一辺倒でした」。

大手はもちろん地ビールも好きで、よなよなエールがコンビニに並び始めた頃、美味しさに衝撃を受けて店長に2ケース発注したこともあったそう。そんな田中さん、7年前に念願のマイホームを建てることに。すぐ頭に浮かんだのは、カウンターにサーバーを備え付けることだった。“伯耆富士”大山を眺めながら生ビールが飲める家。「これはもう譲れない条件でしたね」と田中さんは笑う。

隣にいらした奥様に当時のことを聞いてみると、「家にビールサーバーなんて最初はびっくりしました。でも、条件でしたからね。私からは特に何も言ってません」と微笑んでいた。ビアラバーの奥様の鑑のような方である。

サーバーには大きく、瞬冷、氷冷、空冷の3種類があるが、田中さんが選んだのは氷冷サーバー。持ち運びできるのと、氷さえあればすぐに冷やせる点に惹かれたそうだ。ビアサーバー専門サイトにて約10万円で購入。設置は大工さんにお願いし、ビアラバーのソフトな無茶振りに見事大工さんが応えた結果、オリジナルの氷冷サーバー付カウンターが誕生した。

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完成後、家を訪れる人は皆、一様にサーバーに目を奪われると言う。「お客さん、特に男性陣からは“いいな!”“羨ましい!”と言われます」。奥様いわく「意外と子どもや子どもの友達たちにも人気があるんですよ」とのこと。確かに子どもにとっては面白い形をしているかもしれない。

使用頻度は少し控えめな数カ月に1回程度。大満足だったが、落とし穴も。「メンテナンスが結構面倒です。水通し洗浄はもちろん、スポンジ洗浄もしなくてはいけませんからね。それと、余ったビールをつい一人で飲み過ぎてしまうんです(笑)」。義務感で樽を空けることもあるのだとか(その節はぜひ私を呼んでください)。

最後に、自宅ビアサーバーライフを考えている方にアドバイスとメッセージをいただいた。「酒屋さんと仲良くなるといいですよ。炭酸ガスやジョッキなどをもらえることもありますしね。たくさん飲める友達やビール好きの家族がいるなら、缶ではない味わいが楽しめるサーバーは本当におすすめです!」

取材後、サーバーを眺めて僕は思った。たとえ実際の使用頻度は少なくても、そのクールな佇まいと妖艶な曲線美は最高のオブジェでもある、と。…話がフェチシズムな方向に流れそうなので、ここで筆を置くことにしたい。

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この記事を書いたひと

矢野 竜広

ビアジャーナリスト

東京から鳥取に移住したフリーライター、ビアエッセイスト。
ビール好きが高じて、『ビールの図鑑』(マイナビ)の
執筆に携わり、さらには地ビール会社にも勤務。
ビールがある人生の素晴らしさを迷文で発信している。

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