【季節のお菓子とビールで愉しむ】10月 パンプキンタルト
ビール好きの皆さま、一気に寒さを感じるようになりましたがいかがお過ごしですか。
今回はハロウィンにちなんでパンプキンタルトをご紹介します。ココアタルト生地に黒炭パウダーを加え、漆黒に焼き上げてカボチャのオレンジ色との対比を強めました。黒炭パウダーを使わない場合はその分ココアパウダーを増やしてください。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
10月のお菓子:パンプキンタルト
ハロウィンとかぼちゃの関係
ハロウィンといえばカボチャを思い浮かべる方は多いと思いますが、由来はご存知でしょうか。
ハロウィンは古代アイルランドに住むケルト人の祭礼が起源と言われています。ケルト人の慣習では11月1日が新年の始まりでした。
1年の最終日である10月31日の夜は、死者の世界との境界がなくなり祖先の霊が帰ってくる日とされていました。盂蘭盆会と似ていますね。
しかし、お盆と違うのは悪霊も一緒にやってくるという点。この魔除けのために灯されたのが、カブをくり抜いて作ったジャック・オ・ランタンです。
アイルアンドの風習がアメリカに伝わるなかで、アメリカで多く収穫されるカボチャが生産量の少ないカブにとってかわられました。今ではカボチャのオレンジ色がハロウィンのイメージカラーにもなっているほどなのに、もともとあったアイテムではないというのは意外でした。
カボチャを使ったデザートはパーティの締めくくりにもぴったりです。
材料 18cmタルト型1個分
(タルト)無塩バター50g、砂糖40g、卵黄1個分、薄力粉80g、ココアパウダー15g、竹炭パウダー5g
(カボチャフィリング)カボチャ(皮・種を取って)250g、卵黄1個分、生クリーム50ml、カルダモン、シナモン適量、卵白2個分
作り方
- 室温で柔らかくした無塩バターに砂糖をすり混ぜ、卵黄を加えさらに混ぜる。


- 振るった薄力粉、ココアパウダー、竹炭パウダーを加え、一まとまりにしてラップで包み冷蔵庫で1時間以上生地を休ませる。



- タルト型に薄くバターを塗り、薄力粉をはたいておく(共に分量外)。

- 2の生地をタルト型よりひと回り大きく伸ばし、型に敷き込む。

- 綿棒で型からあふれた部分を切り取り、底にフォークで空気穴を開け、冷蔵庫で30分以上休ませる。


- 生地にクッキングシートをかぶせ、重石(タルトストーン、なければ米、豆などでも)を乗せ、180℃に予熱したオーブンで15分焼く。
型から外す際は、十分冷めてから。
- レンジで約4分加熱したカボチャをつぶし、砂糖を混ぜ、熱いうちに裏ごしする。



- 卵黄、生クリーム、カルダモンとシナモンを順に加え、その都度混ぜる。



- 卵白を角が立つまで泡立て、8に加える。


- 6のタルトに9を流し込み、180℃に予熱したオーブンで40分焼く。



- できあがり。

ペアリング
りんどう

りんどうはアルトタイプで、長野県の県花である「りんどう」をイメージしたビールです。
カラメル麦芽の香ばしさがさくっとしたタルト生地を引き立てます。酸味はあまり感じず、甘味がカボチャのフィリングとよくマッチして一体化するような美味しさでした。
ABV:5%
エレクトリック・ファーム・ガール

スタイルがボタニカルファームハウスエールとなっているこちらのビール、その名のとおり植物感が鮮烈です。
ローズマリー、カモミール、マジョラム、ジュニパーべリーが使われているとのことですが、特にローズマリーの清々しさが印象的。
一方パンプキンタルトにもカルダモンとシナモンをふんだんに使っているため、決して負けておりませんでした。
たぶん人によって好みが分かれる組み合わせですが、スパイス好き、ハーブ好きの方にはおすすめです。
ABV:4.0%
いかがでしたでしょうか?それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。





























