[コラム]2018.10.25

【ゆらり探訪録】イタリア ローマ編 

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イタリアで唯一認定されたトラピストビールを醸造する「トレ・フォンターネ修道院」


ローマから2キロほどの郊外に、イタリアで唯一、国際トラピスト会修道士協会から認定されたトラピストビールを
醸造する「トレ・フォンターネ(Tre Fontane)修道院」があります。
イタリア語で Tre(数字の3) Fontane=(泉)の意味をもつこの修道院は、キリストの信徒であるパウロゆかり
の修道院で、ある逸話が残されているそうです。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

ローマのテント職人だったパウロは、キリストの奇跡に遭遇。異教徒であったキリスト教の信徒
と なります。宗教伝道の旅の後、拿捕され、首をはねられ殉教します。 その首が転がり、3回
地面に触れた場所に泉がわき、そこに3つの修道院が建てられました。 パウロの殉教地とされ
る場所に、トレ・フォンターネ修道院がたっています。
・・・ざっとこんなお話です。

ローマの地下鉄B線の終点Laurentina(ローレンティーナ)駅で下車。駅前のバスターミナルを左手にそこを
突っ切り、大きな通りまで行くと、671番のバス停があります。

 
駅前から3つ目のバス停「Lauretine/Tre Fontanane」で下車。道なりに直進すると、案内看板があり、
右折 すると修道院の入口があります。

  


中世の薬草学の発展には、自然現象へ深い造詣をもっていた修道士の役割が大きいと言われて
います。修道院はそれぞれに長い歴史の中、独自のレシピを改良しながら、植物の効能を生かし
て体を癒す目的で製造を行っています。寄付金のみでは修道院の運営が難しい中、この面での
収益は、大切な運営の柱となっているようです。
 


(*)ショップ内に醸造担当者の方が出てこられ、会話中の光景

修道院内のショップでは、酒類(ビール・リキュール・ワイン等)食品類(オリーブ油・ジャム・蜂蜜・
チョコレート等)、そして自然派コスメ(石鹸・香水な等)が販売されています。
某デパートでも特集されていましたが、「
アポセカリー(※)」 製品
が入手できることもあり、国民の約3
がキリス教徒であり、美意識も高い、韓国からのお客さんも多くこられているようでした。
(修道院内
の寄進箱には、しっかりと韓国語表記がありました。)
 (※)もともとは薬局の意味。薬草やオーガニック等、自然な素材を用いた食品・化粧品等の製品を指すようです。

修道院の敷地内には、直営のショップ以外に、地元の特産物と修道院系のビールを販売している お店があり、そこでこのビールをいただくこともできます。 修道院で醸造されたビールには、院内で栽培されたユーカリが用いられ、アルコール度数は8.5%で無濾過のビール。 植物から醸しだされる、優しい甘みがあります。イタリアでも修道院で100%製造されるビールは珍しいようです。
ローマに行かれた際は、一度、足を伸ばされてみてはいかがでしょうか。

Abbazia delle Tre Fontane(トレ・フォンターネ修道院)
住所:
Via di Acque Salvie 1, 00142 Rome, Italy
 電話:+39-06-540-1655
 Web:http://www.abbaziatrefontane.it/
(*)修道院内ショップ 9:30~13:30/15:30~19:30

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木村ノリコ

この記事を書いたひと

木村ノリコ

ビアジャーナリスト

京都府出身。無類の旅好きであり、料理好き。
青年海外協力隊員としてベトナム・ハノイへの派遣経験を持ち、派遣中を含め巡った、アジア各国のビールに愛着をもつ。
連れられて行ったベルギービール店で知った歴史の奥深さに驚き、ビールについて「学び」をスタート。生活の中で「ビール」がどんな風に飲まれているのか、どんな料理と一緒に楽しまれているのか。そこから垣間見られる、その土地・国の文化を感じるために、また旅に出たくなる。自分の目で見て、体験して、話を聞いて、日々見聞を広げる昨今。

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