クラフトビールの街「横浜」を巡り飲む【ビアバイクツーリズム】体験レポ★前編

横浜の青い空と海の景色に映える!ビアバイク(画像は横浜ビール提供)
2021年12月より横浜の街を「ビアバイク」が定期的に走行します!「ビアバイク」は公道を走ることができ、同時にビールも飲める「カウンター式自転車」…え?飲みながら自転車に乗っていいの?と心配された方はご安心ください。運転手がその舵を取り、対面式のカウンターに座ってビールを飲む6人がペダルをこぐと、それが動力となって動く仕組みです。オランダで発祥、ハワイの街でも大人気の乗り物ということもありTV映像等で見たことある、なんて方もいるでしょうか?
今回のビアバイクは「横浜オリジナル」仕様!それに乗ってこいで、歴史ある街並み~未来的な建物や海辺の景色を堪能し、クラフトビールを味わい、醸造所見学まで楽しめるツーリズム企画プランが登場。その発表&体験会に参加してきました!前編・後編に分けてレポートをお届けします。

NUMBER NINE BREWERYヘッドブルワー齋藤健吾さん(中央やや左)を囲む報道関係者一同。「これからビールを飲みながら体験して頂きます!」の声に、みんなわくわく(笑)
令和4年度の「横浜クリエーションスクラム助成事業」の中で、新しい横浜ブランド「『クラフトビールの街』形成」が採択されたことを受け「横浜地域をもっとクラフトビールで盛り上げよう!」との思いで企画された「ビアバイクツーリズム」走行体験が11月18日(木)執り行われました。
内容テーマは『横浜のクラフトビール醸造所2社見学とテイスティングビール、生演奏付き』
①14:00-16:30 明るい時間帯からクラフトビールを楽しめるプラン
②16:00-18:30 美しい夜景と共にクラフトビールを楽しめるプラン
2つの時間帯のうち、筆者は①をチョイス。実際の内容は
・NUMBER NINE BREWERY 醸造所見学 30分
(横浜ハンマーヘッド QUAYS pasific grill)
・ビアバイク乗車 30分
・横浜ビール 醸造所見学 30分
・質疑応答 30分
・ホテル エディット 横濱 内覧 15分
最後のホテル内覧は、後半の②メンバーと合同で開催。その後、後半メンバーは上記の逆の順番のルートを進み、NUMBER NINE BREWERYが終着地点となっていました。

QUAYS pacific grill 内のNumber Nine Breweryの醸造施設に向かいます。
QUAYS pacific grill(キーズパシフィックグリル)はオープンして2周年を迎えた複合施設、横浜ハンマーヘッドの正面左側に位置する店舗です。醸造所・蒸留所・焙煎所併設のニューアメリカンフード&クラフトビール・ジン・コーヒーを楽しむ体感型レストランとして、観光客のみならず、近隣で働く人にも人気があるお店です。今回はその醸造所、NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナインブルワリー)に潜入。
こちらのブルワリーも施設のオープンと同時にスタートし、2周年を迎えたばかりです。出来立てビールを試飲しつつ、ヘッドブルワー齋藤さんから「ビール造りの基礎知識」の解説を伺います。
「ビールの材料は麦芽・ホップ・酵母・水」
実際に麦芽の色を眺め、さらにはかじり、ホップを嗅がせてもらい…五感がフル回転するような見学会がスタート!

ビール醸造窯の前に立つNUMBER NINE BREWERY ヘッドブルワー齋藤健吾さん

「麦酒」であるビールの大事な構成要素「麦芽」。食べてもOK、良く噛むと甘くなっていきます。ビール窯の中でも同じように麦芽が砕かれお湯と混ぜられて、糖分が生まれます。後に加えられる酵母がその糖分を消費すると、アルコールと炭酸ガスが造られビールになっていくのです。

ホップの実である緑色の毬花(まりはな・まりばな)の役目を紹介する齋藤さん。この実を加えることで、ビールに苦みや様々な香りが加わります。1回目は丸のまま、2回目は割った状態の毬花を嗅いで「香りが違う!柑橘みたい!」と参加者たち。

隣にある「発酵タンク」の部屋に移動。アツアツの麦汁にそのまま入れられてしまうと、酵母は熱すぎて死んでしまうのです。よって麦汁を冷やしながらこちらのタンクに移動させ、そこに酵母を添加して発酵させます。一か月ほど経つとビールのできあがり。

強烈な炭酸水がぼこぼこと流れ出ていることが、ビールの発酵が進んでいる証拠「見ると酵母が元気に働いてくれているんだな、とほっとします」そして毎日味見をし「ちゃんとビールになったと思った段階で商品としてお店に出すんです」と齋藤さん。生き物の成長を見守るかの様なまなざしでビールを育てていらっしゃるのだなぁ…
見学を終え、なんだか「ビールの気持ち」になったような気分に包まれた筆者でした…さて、いよいよ駐車場に移動、スタンバイしていた「ビアバイク」に乗り込みます!
ビアバイクのサイズは横2メートル、縦4メートル、高さは3メートル。自転車と同じ軽車両ということで車道を走ることが可能です。
6人掛けの椅子には、それぞれペダルとシートベルトあり。カウンターバーのテーブルにはカップフォルダーがついており、NUMBER NINE BREWERY 2周年記念ビールが置かれていました、嬉しい!飲みながら、6人でしっかりとこいでいきます。

これが噂のビアバイク…いよいよ乗車です!

ビアバイクの案内役は、生まれも育ちも横浜、元バスガイドの姉妹「1080Sisters」明るく楽しく盛り上げてくれました!!

運転担当は「横浜ビール」広報ゼネラルマネージャーの横内勇人さん。横浜のビアバイク企画の発起人、運転はお手のもの!

クリスマス前ならでは!トナカイやサンタの飾りもビアバイクに用意がありました。装着すれば更にワクワク、楽しい気分!そんな筆者をガイドさんが撮ってくれた記念写真。横浜コスモワールドの大観覧車をバックにクラフトビールを持ってご機嫌です♪

いつもは歩いている道を、ビールを飲みながら自転車をこいで進むなんて不思議…ビアバイクを見つけ、通りから手を振ってくれる人もいて気分は有名人!?こちらからも手を振って、挨拶します・・・なかなか楽しいぞ!
なお、ビアバイクの走行速度は平均が時速3~4キロメートル、下り坂だと時速12キロメートルほど。そこまで早く走ることはしないそうです。
その理由は「事故を防ぐ」ためでもあり、同時に「ゆっくりと横浜の景色を眺めてもらいたい」からなのだとか。
確かに、いつもなら足早に過ぎてしまう通りを、美味しいクラフトビールを味わいながら、いつもよりちょっと高い目線からじっくり堪能する「ヨコハマの時間」は格別で、30分があっという間!
また、一緒にペダルを踏む仲間たちとは自然な一体感が生まれるもの。力を合わせてこいでこいで…横浜ビールの醸造所併設の驛の食卓に到着!

帽子をかぶっているのが、生演奏を披露してくださったミュージシャン。ピアノ:石川美和子さん、バイオリン:中根友里さんのお二人が、こぐのに疲れたメンバーを癒し、音楽で力づけてくれました。
横浜ビール醸造所の見学、そしてその向かいにあるホテルエディット 横濱の内覧に関しては、次のレポにてご紹介いたします!
後編に続く♪
🍺🚲 横浜ビアバイク WEBSITE 🚲🍺
更新される最新情報は上記ウェブサイトよりご確認ください。
🍺🚲ビアバイク走行スケジュール(過去情報)🚲🍺
①【YOKOHAMAミッドナイトHAR★BARビアバイク】
日程:2021年12月4日、12月11日
申込予約サイト https://peatix.com/event/3076482
②【2か所のブルワリー見学付きビアバイクツーリズム】
日程:2021年12月25日、2022年1月22日、23日
申込予約サイト https://peatix.com/event/3076484
日程:2022年2月26日、27日、3月26日、27日
申込予約サイト https://peatix.com/event/3080585
③【横浜の旅行会社とコラボ企画プラン】
ビアバイク乗車・クラフトビール醸造所見学が楽しめる!
贅沢な食事付き・ホテルエディット宿泊付き各種プランもあり。
(5000円~24000円)
日程:2022年1月15日、2月5日、2月12日、3月5日、3月12日
申込予約サイト https://joshitabi-kanagawa.jp/tour-list/
※日程リストの中からご希望のプランをご確認ください。
🍺 後編記事 2021/11/25にアップロード⇓以下をクリック🍺
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。