[ブルワー,新商品情報]2021.12.8

香港のクラフトビール「Carbon Brews」のビールが2021年12月11日(土)より販売開始

「Carbon Brews」は、2018年に香港の工業地帯「火炭」で立ち上がったブルワリーです。

彼らは「ビールは化学50%、アート50%から成る」を醸造哲学として、酵母の働きで味わいや香りが変わるビール醸造における化学反応とコンセプト設計からフレーバーに落とし込むアートのような過程をビールで表現しています。ブランド名の「Carbon」は、創業の地「火炭」の炭(Carbon)に由来しています。

ビールはIPAやラガーなどスタンダードなスタイルのほか、地元の老舗抹茶ブランドとコラボレーションした「抹茶ミルク」やチョコチップクッキーのような味わいを表現した「クッキーモンスター」、トロピカルなカクテルピニャコラーダをイメージした「ココモ」など、「ビールが苦手」という人でも楽しめるユニークな限定フレーバービールを造っています。

定番ビール(右)Earth People (中央) Staying alive (左) Feels Good Man

アートな部分は、ロゴや缶パッケージデザインでも表現されています。

ロゴマークの重なり合う2つのボックスは、「Carbon Brews」が考える既成概念に捉われない意味の「Think outside the box」を表現。今までに味わったことのない新しい独自のアイデンティをもったビールや既存のクラフトビールの枠を超えた新しいビールを造りたい思いを込めています。

「Carbon Brews」ロゴ

デザインは、「Carbon Brews」のデザインチームが担当。ラベルのカッティングは「化学50%アート50%」の醸造哲学から元素の周期表をかたどっています。スタイリッシュなデザインにすることで、ビジュアル面からも楽しんでもらい、これまでクラフトビールを飲んでこなかった人たちの入口になりたいということです。

今回、日本で販売を開始するのは定番ビール6種類と香港を拠点として活動する撮影監督クリストファー・ドイルさんとの共作による限定ビール1種類です。。

Earth People(ドライホップラガー)は、クリーンでクリスプ、モルト感とドライホップのバランスが良いビール。豊かなフレーバーが特徴。

アルコール度数:4.3% 、IBU25。
2020年International Wine & Spirit Competitionで金賞受賞

Feels Good Man(ウィート)は、シトラス、カルダモン、オレンジピールのアロマが特徴。グレープフルーツ、レモン、オレンジピールが主体となったクリスプで口当たりが良い、非常に爽快なウィートビールです。

アルコール度数:4.5%、IBU12。

Crazy Rich Luplins(ダブルヘイジ―IPA)は、マンゴーやパパイヤの完熟系トロピカルフルーツのアロマを感じた後に、濃縮されたトロピカルフルーツのフレーバーを感じるのが特徴。飲みやすくフルーティーですが、アルコール度数8.2%あるガツンとパンチのある味わいも特徴。

アルコール度数:8.2%、IBU23。

Baby Rich Luplins(セッションヘイジ―IPA)は、低アルコールながらフルーティーなホップがぎっしり詰め込まれた飲みごたえあるビール。

アルコール度数:3.9%、IBU15。

Sour Punch(ベルリナーヴァイセ)は、パイナップル、マンゴー、クランベリー、パッションフルーツを組み合わせたトロピカルな香りをアクセントに、ラズベリーとグアバ由来の香りが占めるベルリナーヴァイセスタイルのビール。ケトルサワリングを行い、トロピカルフルーツの酸味を持たせて、ほどよく喉の渇きを癒します。小麦と豊富なフルーツからうまれるヘイジーな濃いピンク色も特徴です。

アルコール度数:4.5%、IBU6。
2019年International Beer Cup金賞受賞

Staying Alive(セッションIPA)は、複数のアメリカ産ホップを使用した、青々しい松のような香りが後ろに隠れ、レモン、グレープフルーツ、オレンジの柑橘系アロマがメインで際立つクラシカルなスタンダーIPAです。

アルコール度数:4.6%、IBU40。

Like the Wind(IPA)は、ビール愛飲家であり「Carbon Brews」のファンであるクリストファード・ドイルさんとの2作目の共作ビール。ホップ由来のシトラス、グレープフルーツ、ピーチや松などのキャラクターと、しっかりしたモルト感、そしてドライなフィニッシュを備えたビールです。

アルコール度数:6.4%、IBU50。

日本上陸を記念して12月11日(土)と18(土)には、クラフトビール専門店「Watering Hole 」と「Coaster」で上陸記念イベントを開催します。イベントでは今回上陸するビール7種を樽ビールで提供するほか、Tシャツ、トートバック、グラスなどの限定オリジナルアイテムも販売します。

さらに、ストリートカルチャーをルーツに活動するドローイングアーティスト「Hirotton」によるライブペイントや国内外で活躍するDJ、シンガーによるパフォーマンスも予定しています。

今回、販売されるビールは定番ビールが中心ですが、今後はユニークな限定フレーバーの展開も予定しています。どんなビールが登場してくるのか。今から楽しみです。

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日本上陸記念イベント 概要

日時:2021年12月11日(土)15:00~23:30

場所:Watering Hole (東京都渋谷区千駄ケ谷5-26-5 代々木シティホームズ 103)

入場料:無料

日時:2021年12月18日(土)16:00~21:00

場所:Coaster (東京都世田谷区代沢5-19-13 コーセイハイム)

入場料:無料

carbon brews

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

こぐねえ(木暮 亮)

ビールコンシェルジュ

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは4000種類以上(もう数え切れません)。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」「うちの逸品いかがですか?」「Beerに惹かれたものたち」「ビール誕生秘話」「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

●音声配信アプリstand.fmで、ビールに恋するRadioを配信中
PodcastSpotifyでも聞けます。

【メディア出演】
<TV>
●テレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」
●テレビ神奈川「News Link」
<ラジオ>
●TBSラジオ「鈴木聖奈LIFE LAB~○○のおじ様たち~」
●JAPAN FM NETWORK系列「OH!HAPPY MORNING」
<雑誌>
●週刊プレイボーイ(2019年2月11日号、2020年12月28日号、2022年12月12日号、2023年10月9日号) ●DIME(2019年4月号)●GetNavi(2020年2月号) ●週刊朝日(2020年6月12日増大号)●食楽(2020 SUMMER No,116)●週刊大衆(2021年4月19日号、2021年7月12日号、2022年6月20日号)●BRUTUS(944号 2021年8月15日号)●東京人(no.463 2023年3月号)●BRUTUS特別編集 増補改訂版 クラフトビールを語らおう!
<Web>
SUUMOジャーナル ●みんなのランキング ●この秋新しい恋をスタートしたいあなたに贈る!ビール恋愛心理学 ●初心者にも!プロがおすすめする絶品クラフトビール&ビアグラス ●プロの逸品 ●SORACHIの集い
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