【季節のお菓子とビールで愉しむ】5月 ちまき
ビール好きの皆さま、5月5日は端午の節句ですね。
端午の節句で食べられるお菓子、ちまきを今回は作ります。童謡「背くらべ」で兄さんが食べていたちまきですが、関東では柏餅を食べることが多く、ちまきはあまり店頭に並びません。
私はちまきが好きなので、自分でなるべく簡単に作れるレシピを考えました。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
5月のお菓子:ちまき
端午の節句とは
5月は「午」の月にあたり、元々は5月最初の午の日を指していましたが、5が重なる5月5日が「端午の節句」となっていきました。男の子の健やかな成長を祝う日として、五月人形を飾り鯉のぼりを立てて祝います。
端午の節句でちまきを食べるのは、古代中国の詩人であり楚の政治家であった屈原の弔いに由来します。楚の政治腐敗に絶望し川に身を投げた屈原の魂を慰めるために、川にちまきを投げ入れたと言われています。
日本へは奈良時代から平安時代に中国から伝わり、都のあった関西を中心に広まりました。
材料 8個分
上新粉110g、葛粉10g、砂糖80g、水120ml
笹の葉16枚、いぐさ8本
作り方
- 笹の葉およびいぐさを茹でておく。
- ボウルに上新粉、葛粉、砂糖を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
- 水を少しずつ加え、ダマにならないようよく混ぜる。
- ボウルにラップをかけ600Wのレンジで3分加熱後、よく混ぜる。
- さらに600Wのレンジで1分加熱する。
- まな板にあけ、透明感が出るまでヘラでこねる。(火傷に注意!)
- 8等分し、円錐形に形作る。
- 7の細い方を笹の葉の茎側になるようにのせ、もう1枚の笹の葉をかぶせる。
- 円錐形の下部にいぐさを当て、笹の葉を折り込み巻いていく。
茎まで巻けたら結ぶ。 - できあがり。半日以上置き、笹の葉の香りを移す。
ペアリング
金しゃち 抹茶ドラフト

八十八夜の時期でもあり、ちまきと合わない訳がないということで抹茶入りビールを選びました。
愛知県・西尾の抹茶の中から「あいや(株)」製造の高級抹茶を100%使用、上品な香りと苦み、渋みを感じます。
笹の青い香りと抹茶がよく合います。5月の風を感じる組み合わせです。
ABV:5.0%
京都麦酒 ブラウンエール

カラメル感を、ちまきに黒蜜をつけて食べるように合わせたいと思いました。香ばしさが強く、ブラウンシュガーに似た甘みを感じます。
ちまきの甘みを抑えめにしているので、とてもよくマッチします。
ABV:5.0%
こどもの日、大人も子どもの頃に思いを馳せる日にしていただけたらと思います。
いかがでしたでしょうか?それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。