[イベント]2025.12.15

北海道クラフトビールコーナー~医療の明日を語らう一杯を~ 第66回 全日本病院学会 in 北海道レポート Produced by HOCRABI(北海道クラフトビールファンクラブ)

2025年10月11日(土)〜12日(日)に札幌で開催された「第66回 全日本病院学会 in 北海道」において、懇親会の一角に設けられた「北海道クラフトビールコーナー」が大きな話題となりました。

 

このコーナーをプロデュースしたのは、北海道クラフトビールファンクラブ HOCRABI(ホクラビ) です。

「医療の明日を語らう一杯を」をテーマに医療従事者の方々が職種や地域を越えて語り合える空間づくりを目指しました。

北海道の個性を一堂に。3ブルワリー6種類のビールが集結

今回の懇親会は総勢600名を超える参加者となり、会場内では道内を代表する3つのブルワリーが集まり、それぞれが誇る2種類ずつ計6種類のクラフトビールを提供いたしました。

北海道の風土が育む“ビールは芸術”の信念

NORTH ISLAND BEERは、「Beer is Art」という信念を掲げ、造り手の感性や想像力を大切にしながらビールづくりに向き合う江別市のブルワリーです。

江別産小麦や道産ホップなど北海道の素材を積極的に採り入れ、多彩なスタイルのビールを丁寧に醸造。

確かな技術に裏打ちされた深みと個性、そして飲む人の心に残る味わいが高く評価されています。

北海道素材を自由に遊ぶクラフト魂

月と太陽BREWINGは「北海道をクラフトビール王国へ」という信念のもと、定番から実験的なスタイルまで多彩なビールを誠実に醸造。

札幌・白石工場では1回の仕込みで600Lを生産し、小規模ながらも素材の自由な組み合わせと造り手の感性を大切にしています。

街に灯る光のように、小さな幸せを醸すビール哲学

札幌・桑園に拠点を置くStreetlight Brewingは、“街灯”(Streetlight)の名の通り、小さくとも心に響く光をビールを通じて届けたいという想いで醸造。

ポートランドのビアカルチャーへの敬意を背景に、地元素材やアートとコラボした個性豊かなラインナップを展開し、タップルームでその創造性に触れられます。

特に注目すべき点は、このクラフトビールコーナーが「第66回全日本病院学会 in 北海道」の懇親会という場で実現したことです。

学術目的を持つ大規模な学会において、これほど本格的なブルワリーのラインナップをそろえ、クラフトビールを主役に据えた交流の場を設けるのは、これまでに例のない初めての取り組みでした。

この画期的な企画は、大会長および実行委員長の特別なご配慮とご尽力によって実現したものです。

単なる懇親の機会ではなく、参加者への深い感謝を表すとともに、北海道の豊かな食文化を存分に味わっていただきたい──その強い思いが形になりました。

医療分野の議論を重ねた後、北海道の恵みとクラフトマンシップが詰まったビールを囲みながら、リラックスした雰囲気の中で生まれる交流はより実りあるものとなり、この試みは参加者からも大変好評を博しました。

ここでは、その当日の様子をご紹介します。

HOCRABIが届けた心をつなぐクラフトビール体験
北海道のクラフトビールに大行列!

学会の懇親会にクラフトビールが並ぶ光景。

 

それは少し意外でしたが、とても温かい瞬間でした。「医療の明日を語らう一杯を」というテーマのもと、今回HOCRABIは北海道のクラフトビールコーナーをプロデュースしました。

医療従事者の日常の緊張をほどき、語り合うきっかけをつくりたい。そんな思いから始まった企画です。

会場内には道内を代表する3つのブルワリーが登場しました。

いずれも個性豊かなビールが集結した会場は熱気に包まれ、開場と同時に多くの参加者が3つのブルワリーブースへと一斉に集まり、みるみるうちに長い行列が形成されるという大盛況となりました。

カナダで培われたクラフトマンシップ

江別市を拠点とする老舗ブルワリーからは、伝統的な技術と海外経験が光る2種が登場しました。

ブルワーがカナダでの修行で学んだ知識を生かし、現代的な解釈を加えたビール造りを行っています。

小麦の柔らかさと香りの調和が美しい「Weizen(ヴァイツェン)」、そして柑橘系ホップが華やかに香る「IPA(アイ・ピー・エー)」を提供。

安定した高い品質と飲みごたえで、クラフトビール初心者から愛好家まで幅広い層の支持を集めました。

爽快! 白ブドウ香を纏った都会派ラガー

札幌市内を流れる創成川沿いに本店を持つなど、直営レストランを2つ運営するブルワリーからは「Nelson Sauvin Lager(ネルソン ソーヴィン ラガー)」と「ペールエール」の2種類を提供。

特に白ワインのブドウにも例えられるネルソン・ソーヴィンホップの華やかさが印象的なラガーは「爽やかで上品」「懇親会の料理にもよく合う」と評判に。

バランスの取れた苦味とモルト感が心地よい「ペールエール」は安定の美味しさで親しまれました。彼らの「飲んで楽しい」ビール造りが体現されたペアリングです。

北海道の宝石ハスカップが彩る一杯

札幌中心部の醸造所から個性際立つ2種が提供されました。

一つは、モルトの旨みとホップの香りが調和したクラシカルな「ALE(エール)」。もう一つは北海道産のスーパーフルーツであるハスカップを贅沢に使用したフルーツビール「Haskap Dream(ハスカップ ドリーム)」です。

このHaskap Dreamは、その鮮やかな色と、ハスカップ由来の程よい酸味と甘さが「ビールが苦手な人でも飲みやすい」と大きな人気を集めました。

伝統と革新を追求するブルワリーの姿勢が表れたラインナップでした。

一杯のビールが生む医療人同士の語らい

クラフトビールコーナーには立ち寄る人が絶えず、待っている瞬間も自然と会話が弾む光景が広がりました。

「IPAって苦いのかと思ったけど、香りがいいですね」「ハスカップのビールは初めて!」といった声が飛び交い、ビールがコミュニケーションの橋渡しとなっていました。

多くの参加者から「北海道らしい懇親会だった」「地元の味があると一気に雰囲気が和む」「疲れた身体に染みわたる一杯でした」といった感想をいただき、HOCRABIとしてもこの取り組みが医療業界に新しい風を吹き込む一歩になったと感じております。

 

 

全国へ広がる“クラフトビール×医療”の輪

今回の取り組みを通じて次回開催地である埼玉の学会事務局の皆さまとも意気投合し、「来年は地元のクラフトビールを懇親会で提供したい」という構想がすでに動き出しています。

この流れが全国へと広がり、各地域の学会で地元のクラフトビールが振る舞われるようになれば、それは“地域と医療の新しい出会い方”の象徴となるでしょう。

そして、HOCRABIとしては来年札幌で開催される学会においても、ぜひ懇親会のクラフトビールプロデュースを担当したいと考えております。

北海道の風土や食文化とともにクラフトビールの魅力を全国へ発信していくことが、私たちの使命です。

今回の「第66回 全日本病院学会 in 北海道」の懇親会において、「北海道クラフトビールコーナー」を設けていただく貴重な機会を頂戴しましたこと、大会長 齊藤 晋 先生(社会医療法人アルデバラン理事長)、実行委員長 三井 慎也 先生(交雄会グループ理事長)をはじめ、ご尽力いただいた関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。

さらに、全日本病院協会 会長 神野 正博 先生や厚生労働大臣政務官・衆議院議員 安藤たかお先生には、会場にて実際にクラフトビールをお楽しみいただき、北海道のクラフトビールを満喫していただきました。

そのひとときは、まさに本企画のテーマである「医療の明日を語らう一杯を」を象徴する場面となりました。

このような貴重な機会をいただけましたこと、重ねて御礼申し上げます。

今後もHOCRABIは「一杯のビールが、人と人、地域と地域をつなぐ」ことを信じて、活動を続けてまいります。

参加者を魅了したクラフトビール企画
記念グラスとパンフレットのご紹介

まず、特別企画の象徴として制作された記念グラスをご紹介します。

北海道らしい意匠と学会ロゴをあしらったこの限定グラスは、学会長より大会を支えてくださった役員の先生方に届けられました。

企画への深い感謝の気持ちを込めた特別な品であり、先生方の良き記念にもなりました。

続いて、当日は会場内で提供された3つのブルワリーのビールを紹介するパンフレットを参加者の皆さまに手渡しました。

各ブルワリーの特徴やおすすめポイントを分かりやすくまとめたもので、ビールの飲み比べをさらに楽しくする案内役として大変好評をいただきました。

参加者募集中!

2026年1月11日(日)

HOCRABI Presents

“The Hokkaido Brewery Experience” 第4回北海道クラフトビールワークショップ CATHOP & permanent

<Agenda>

• ブランドストーリー紹介

• 醸造手法解説・工場紹介・本日のビール紹介、ほか

• 6種テイスティング(ビアフライト)

• ブルワーさんと参加者さんでのトークセッション

本ワークショップでは、両ブルワリーの世界観に触れ、銘柄ごとの違いなどを感じながら、楽しくゆっくりとビールを味わっていただきます。

素材や造り手の個性に、静かに耳を澄ませる時間という価値を添えてお届けします。

一般の参加も可能ですので、ぜひお申し込みをお待ちしております!

申込はこちらから ※ 一般の方も絶賛受付中です!

 

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

アバター画像

この記事を書いたひと

HOCRABI

北海道クラフトビールファンクラブHOCRABI

「HOCRABI(ホクラビ)」は、北海道のクラフトビールの発展と道内外への普及に寄与することを目的としたファンクラブです。2024年1月9日に創設。4月1日からスタンダードとプレミアムの2種類のコースを設定したサポーター会員を募集開始。会員になると年2回発行の「HOCRABI Magazine」のほか、さまざまな特典が受けられます。また、今後はイベントなどの開催を計画しており、詳細はSNSやホームページを随時ご参照ください。

【リンク】
HP:https://www.hocrabi.com/
X:https://x.com/hocrabi2024
Instagram:https://www.instagram.com/hocrabi/
Facebook:https://www.facebook.com/HOCRABI
Note:https://note.com/hocrabi2024

ストップ!20歳未満者の飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。
妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。