4月27日。とうとうこの日がやってきた。名古屋の久屋大通りがベルギービールの華やかな香りと人々の歓声に彩られる12日間、ベルギービールウィークエンド名古屋の開幕である。今年は名古屋を皮切りに金沢や札幌など、8都市のべ50日にわたっての開催だ。
オープニングセレモニーを前に雨のなか、そこかしこでビールを堪能している人たちが笑顔を咲かせているさまはグランプラスのフラワーカーペットの美しさを想起させる。

今回の大きな特徴としては前売り券の特典とグループチケットを挙げたい。特典というのはコインを入れられる小さなコインパウチだ。鞄の中で行方不明になりがちなコインをこれに入れれば探さなくてもいい。

ロゴは織り込まれていてしっかりとした作りだ。(写真は二人分)

四人分のグループチケットもまた面白い。値下げはしていない。しかし、グループに１つフリッツかポムピンといういも料理に引き換えられるコインが一枚ついてくるのだ。

ここ、名古屋は初めての1都市2会場での開催ということもあり、戸惑っているのかと思いきや、さにあらず。2会場とはいえ、通りを挟んでこちら側と向こう側といった程度。歩道橋のような通路もあるので行き来はさほど苦痛ではない。しかも、エンゼル広場にはすのこやソファーといったくつろぎスペースもあり、晴れた日には最高のビアタイムを楽しめる。

両端の白いテントがイベントブース。
左がエンゼル広場、右が大通公園

毎年ベルギー旅行が当たるキャンペーンをしているのだが、今回のシステムは新しい。リストバンドやテーブルについているQRコードを読み込み、リストバンドの番号などを入力する。例年はベルギー旅行以外は商品がなかったのだが、今年はビールグッズなどもあり、その場でベルギー旅行以外は商品がもらえるというのが嬉しい。

運良くD賞のクッキーが当たった。
当選のメールとリストバンドを持ってインフォメーションブースで引き換えるだけ。

なお、ビールは今年新しくお披露目になったものなども含め、42種類がベルギービールウィークエンド初登場という。今年は日本とベルギーが外交関係を樹立して150年という記念すべき年でもある。ゴールデンウィークに名古屋で150年の友好と中世から連綿と受け継がれてきた味わいに浸ってみるのは有意義な過ごし方であろう。

■会場 久屋大通公園・エンゼル広場
■期間 4月27日ー5月8日
■時間 平日 14時ー21時（初日のみ16時から）
土日祝日 11時ー21時
■公式ホームページ