[コラム]2018.3.7

もうすぐ春ですね、ホップを育ててみませんか?

グリーンカーテンホップ

ビールの原料といえば、「麦芽」「ホップ」「酵母」「水」。
中でもその苦味や香りでビールの個性を際立たせるのは「ホップ」です。実はこのホップ、蔓系の植物で6~10メートルの高さにまで成長することをご存じですか?
ということは! ゴーヤや朝顔と同じように、自宅でグリーンカーテンとして楽しむことができるのです。 ベランダや庭にホップを植えて、お宅でホップを楽しみませんか。

苗を手に入れる

ホップは種からではなく、通常は株分け(根っこを掘り起こしていくつかに切り分けること)で増やします。すでにホップを育てている知り合いがいたら、その根っこを数センチ~20センチくらい切り分けてもらって植えてみましょう。
ホップの苗を購入したい場合は、ホームセンターのグリーンコーナーで手に入ることがあります。品種を指定して入手したい時は、園芸の通販サイトなどで探してみましょう。「種 苗 ホップ」といったキーワードで検索してみましょう。
植え付けの時期が限られているため、販売期間も限られていますので、タイミングを逃さないように少し注意が必要です。

ホップを育てるのに必要なモノとコト

ネットに絡まる若いホップ

ホップはとても大きく育ちます。ですから、鉢植えにする際には1鉢に1苗にしたほうがいいです。もちろん、庭に直植えしてもかまいません。

植える場所はよく考えて決めます。高くまた長く伸ばすためのスペースがあるか、午前中の日差しが十分に当たるか、はとても大事なポイントです。
西日が強く暑すぎたり、風が強くあたりすぎると、ホップにはきびしい環境になります。
蔓を伸ばして成長しますので、ネットやポール、トレリスなど、蔓の足場が必要です。蔓はあっという間にどんどん成長しますから、早めに準備しておきましょう。
鉢植え用の土は市販の野菜用の土で十分育ちます。直植えにするときは、十分に耕して空気を含ませ、野菜用のチッソを含んだ肥料をしっかり混ぜてなじませた後に移植します。

この小さな毛羽のような花が毬花になる

ホップはかなり食いしん坊で、しっかりした毬花をつけるには追肥が必要です。小さな花を見かけるようになったら、肥料を追加しましょう。
水やりも大切です。鉢植えでは、晴れが続く時には毎日朝晩2回の水やりが必要な時期もありますので、蛇口に近い場所に鉢を置けると楽ですね。

ホップを植える、育てる

次々に伸びる若芽

苗は地中10~15センチくらいのところに植えます。上下を間違えないように置きましょう。上下がわからない時は、寝かせて植えるといいそうです。
土をかぶせたらしっかりと水をやります。その後は土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。
2週間くらいすると芽が次々に生えてきます。

太くて元気のいい芽を2~3本残して、他は根元からハサミできれいに刈り取ります。あとからあとから新しい芽が出てきますが、それらもきれいに刈り取ります。全部の芽を活かしてしまうと、美しい緑は茂りますが、毬花はつきづらくなります。

ネットに這わせたホップのグリーンカーテン

グリーンカーテンとして楽しむためには、蔓をネットやトレリスに沿って横方向に誘導します。ネットのマス目に沿って何回か折り返しながら誘導しておくと、葉が大きくなるにつれて美しいカーテンになります。誘導する時には蔓が折れやすいので優しく丁寧に扱いましょう。

横方向への誘導が難しくなったらスペースが許す限り上へと伸ばしますが、手に負えない高さになる前に蔓の先端を切り、上への成長を止めます。その後は、葉の付け根から脇芽が伸び始めます。
毬花は蔓の先端に近いほうにより多く付きます。植えて最初の年には、毬花の量はあまり期待できませんが、2、3年経つ頃には株がしっかりと成長しますので、毬花の量も次第に増えていくはずです。

毬花が収穫できたら

楽しみ方はいろいろです。

ビールに:自宅で楽しむビールに、自家製の生のホップを浮かべて香りを楽しむことも。
料理に:天ぷら、フリットといった揚げ物にして楽しむことも。ちょっと塩をふったり、好みのオイルをさらにかけたり。
ハーブティーに:ミントやレモングラスにホップを足して、ティーポットに入れ、熱いお湯を注いでハーブティーとして、苦みと香りを楽しむことも。
ハンドクラフトに:手作りリースやフラワーアレンジメントに加えたり、乾燥させてポプリに使ったり、お風呂に浮かべて香りを楽しむことも。

もうすぐ春ですね。さぁ、ホップを植えてみませんか。

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よしのたま

この記事を書いたひと

よしのたま

ビアジャーナリスト

1965年、南信州生まれ。峻険な南アルプスと中央アルプスに囲まれた自然豊かなリンゴ農家に育つ。1女1男の母。大学卒業後1年間、まだ東西に分裂していた時代に南ドイツに遊学し、各街々の地ワインにハマる。帰国後は、翻訳会社、雑誌編集、組紐製造など好奇心のままに仕事を転々とし今に至る。その好奇心はビールにも顕れ「好きなビールは?」と訊かれた際の返事が同じだったことがない。目下のところ友人のフォトグラファーが連載中のビアエッセイの影響で、アジアのビールに興味津々。趣味は着物だが、茶道や華道といった着物っぽいことには一切通じていないため、結局のところ着物を着てビールを呑みに行くというのが趣味になっている。

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