[新商品情報]2020.6.30

ブランドイメージ一新!「横浜ビール」の“新顔”はビールの特徴を波で表現

今年で21周年を迎える、神奈川県横浜市の「横浜ビール」。7月1日より、ラベルを一新したレギュラービール5種類「ピルスナー」「ヴァイツェン」「アルト」「ペールエール」「横浜ラガー」の販売を開始します。これに伴い、7月1〜7日の1週間、横浜ビール直営レストラン「驛の食卓」で、オリジナルグラスとセットのキャンペーン販売を行います。

波の形状はビールの香り、高さと幅は苦味とボディの強弱

横浜ビールは、横浜市の中では一番早い、1999年に創業したクラフトビールブルワリーです。今回、10年以上にわたって使い続けてきた定番ビール5種類のラベルを一新することを発表しました。

新しいラベルデザインは、それぞれのビールの味わいを、横浜のシンボルである港で見られる「波の形」、そしてビールから想起させる「イメージカラー」で表現しています。特に波の形は、ゆるやか/鋭い形状で「香り」の感覚を、波の高さで「苦味」の強弱を表すなど、ビールを飲む前からイメージできる工夫が凝らされています。

1)波の形状:香りを表現
鋭角な波の形状はホップの効いたシャープな香り/丸みを帯びた波は柔らかさを喚起させるふくよかな香り
例:ピルスナー/ヴァイツェン
2)波の高さ:苦味の強弱を表現
高波はホップの苦味が強め/穏やかな波はホップの苦味が弱め
例:横浜ラガー/アルト
3)波の幅:ボディの強さを表現
波幅が狭いものはしっかり目のボディ/波幅が広いほどボディが軽やか
例:ペールエール/ヴァイツェン


また、ラベルに記載されている「横浜」、そしてプロモーション画像に用いられているコピー「ヨコハマには横浜のビールがある」の書体には「濱明朝」(*)が採用されています。
*濱明朝:フォント制作会社「タイププロジェクト」が2017年にリリースした明朝体のフォント。都市のアイデンティティー形成に役立てようと2009年にスタートした「都市フォントプロジェクト」の一環で作成された。ほかには、名古屋の「金シャチフォント」、東京都の「東京シティフォント」を発表している。

構想1年半。「横浜ビールとはどんなビールか」に改めて向き合った

横浜ビールは昨年、「横浜ビール20周年記念企画」として「横浜ビールの20のやりたいこと」を発表していますが、その中で新しいボトルデザインについて言及していました。

2019年4月23日に発表された20周年記念企画に、新ラベルデザインが含まれていた。photo:松原順子(MJ)

今回のラベルデザインについて、同社のマーケティング・メディア部部長、横内勇人さんに詳細を伺いました。

──ラベルをリニューアルされたきっかけを教えてください。
横内:新ラベルの構想は1年半ほど前からです。旧ラベルは、横浜ビールで働くスタッフにとって「なぜこのラベルなのか」を理解したり、深く思い入れがあった、とは言い切れませんでした。20周年を機会に、改めて「横浜ビールとはどんなビールか」に向き合い、ひと目でわかるラベルに変えようと考えました。

──横浜ビールとして、どのようなコンセプトをもってデザイナーさんにご依頼されたのでしょうか。リニューアルの一番の狙いを教えてください。
横内:横浜ビールは、観光やギフトとしての需要もありますが、横浜の方にとって「地元横浜の、自分達のビール」として誇りにしてもらえるビールになることを目指しています。横浜出身の方が、横浜を想いながら友人や両親へ贈るビールでもあります。

たとえば「オリオンビール」は、沖縄を、沖縄の人たちを象徴するビールですよね。そんなクラフトビールになりたいという希望を、定番ビールのラベルに込めました。

──横内さんが、新ラベルで気に入っているところはどこですか?
横内:2つあります。1つは、濱明朝! 会議で皆の意見を押し切っても、この書体を何としても使いたかった! 濱明朝は、横浜のために7年の歳月をかけて制作された書体です。ですから、濱明朝を使うことそのものに意味があるんです。仕上がったデザインを見て、社内の皆はそのことを理解してくれました。

もうひとつは、波のデザイン。横浜は開港の土地であり、海や港が横浜のシンボルです。その波の形で、それぞれのビールの味を表現した点が、とても気に入っています。

横浜ビール新ラベル キャンペーン概要

7月1〜7日の1週間、横浜ビール直営レストラン「驛の食卓」で、定番ビール3種類とオリジナルグラスセットを特別価格で販売するキャンペーンを行います。
期間:2020年7月1日(水)〜7日(火)
概要: お好きな定番ビール3種類+オリジナルグラスセットを6本箱にて販売。
価格:2000円(税別)
場所:横浜ビール直営レストラン「驛(うまや)の食卓」
住所:横浜市中区住吉町6-68-1 横浜関内地所ビル1、2階

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横浜ビール濱明朝神奈川県横浜市驛の食卓

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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