[テイスティング,ブルワー,新商品情報]2021.4.26

ベアレン醸造所の「ベアレン 山葡萄ラードラー」4月23日から数量限定で販売中!

「ベアレン 山葡萄ラードラー」数量限定で販売中

ベアレン醸造所(岩手県盛岡市)では、4月23日から「ベアレン 山葡萄ラードラー」を数量限定で販売開始しました。このビールは副原料に岩手県野田村産の山葡萄果汁を使用することにこだわって醸造している、初夏にピッタリの爽やかなラードラーです。
岩手県は全国一の山葡萄産地で生産量の約半分を占めています。中でも野田村のある岩手県北・久慈地域は、県の生産量の4割を占める有数の山葡萄産地です。

*写真はベアレン醸造所提供

「ベアレン 山葡萄ラードラー」とは?
「ラードラー」とはドイツ語で「自転車乗り」を意味し、ドイツで夏場を中心に飲まれるビールのレモネード割りを指します。
ベアレン醸造所が醸造する3つのラードラーのうち、数量が少なく、他のラードラーと比べてラグジュアリーな要素を持つこのラードラーは、「地域の未来創造と産業振興に関する連携協定」(地域連携協定)を結ぶ岩手県野田村産の山葡萄果汁を使用しています。
普通のぶどうに比べて8倍ものポリフェノール、3倍の鉄分、4倍のビタミンCを含むこの山葡萄はとても小さく可食部が少ないため、搾れる果汁もとても少量です。三陸沿岸特有の冷涼な気候を活かして栽培されており、通常の山葡萄に比べ野田村産の山葡萄は糖度が高いのが特徴です。
この山葡萄の果汁を麦芽よりも多い比率で使用し、レモン果汁のブレンドにより爽やかな酸味を感じることが出来ます。ラードラー用に仕上げたビール自体の苦みはほとんど感じず、ビールが苦手な方でも初夏に大いに楽しめる商品です。
販売本数は通常の季節限定商品より少ないため、贈答用や普段の家飲みをちょっと贅沢に演出するのにもおすすめです。

通年発売している「レモンラードラー」、現在季節限定で販売している「かぼすラードラー」と合わせて、今なら3種類のラードラーを飲むことが出来ます。この機会に、是非飲み比べもしてみてくださいね。

岩手県野田村とは?

岩手県の野田村についても、改めて簡単に紹介します。
野田村は岩手県の北東部沿岸に位置する、豊かな自然環境を誇る人口約4000人の村です。
ホタテやワカメなどの三陸の海の幸が豊富。特産の荒海ホタテは、潮の流れが速く水質がきれいで餌となるプランクトンが豊富な外海で育てられ、身が美しく貝柱が肉厚な甘味のあるしっかりとした味わいのホタテです。
海水を数日間煮詰める昔ながらの方法で作られるのだ塩は、海水のミネラル分がたっぷり含まれていて、素材のおいしさを引き出すまろやかで優しい味が特徴です。三陸鉄道の陸中野田駅に併設されている国道45号沿いの「道の駅のだ」にはかつて内陸部へ塩を運んだ牛(ベコ)と牛方の像があり、名物「のだ塩ソフトクリーム」を味わうことも出来ます。、

三陸鉄道の陸中野田駅と「道の駅のだ」(2020年撮影)

また、現在野田村では「心はいつものだ村民」という取り組みを行っており、村への愛着や興味をもち交流や支援を続けている人を登録し、手作りの登録証を交付しています。登録証の氏名は、村長が自ら手書きしてくれます。

現在は1000名を超える登録者がいるそうです。実は私も登録証を持っています。

ベアレン山葡萄ラードラー商品概要

商品名:ベアレン 山葡萄ラードラー
原材料:山ぶどう果汁、麦芽、糖類、レモン果汁、ホップ
スタイル:ラードラー
アルコール度数:2.5%
希望小売価格:550円(330mlボトル・税込)

購入は、岩手県内の方ならスーパー、百貨店、酒販店、ベアレン北山工場直売所で可能です。お近くで手に入らない方は、ベアレンWebショップでお買い求めください。

盛岡市内にあるベアレン直営店でも提供が開始されており、早速実際に味わってきました。

見た目は鮮やかな赤紫色。写真ではわかりにくいかもしれませんが泡も色があります。
爽やかな飲み口ですが他の2つのラードラーと比べるとしっかりとした味わいです。芳醇な甘みと酸味があるので、他のビールを飲んだあとに味わっても味わい深さを感じることが出来ました。
アルコール度数が低いこともあり、ビール好きな方だけでなくビールが苦手な方でも美味しく味わえると思います。

株式会社ベアレン醸造所
〒020-0061 岩手県盛岡市北山1丁目3-31
電話 019-606-0766 Fax 019-626-0201
▼webショップ本店
https://baeren.jp/

ベアレン醸造所山葡萄ラードラー岩手野田村

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

きただ ともこ

ビアジャーナリスト

ビールと旅と野球観戦が大好きです。
主に、ビールがどんな土地で造られてどんな感じで飲まれているかに関心があり、気になるビールが出来るとその地元を訪ねたくなります。日本全国たまには海外にも足を運び、特に国内は岩手、海外は韓国のクラフトビールに注目してきました。
ビール好きがきっかけで岩手にどっぷりはまり、2019年4月から岩手沿岸の仮設住宅に住みながらの仕事を経験。現在も岩手に拠点を置き、得た情報を実際にこの目で確かめながら、岩手中心に東北地方のビール事情を発信してきました。最近は、日本語での情報が少ない韓国のビールについても、現地に足を運んで手に入れた情報をもとに記事にしています。

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