[イベント]2013.8.2

ビアビギおけいこ 〜イ•ロ•ハ•ニびーるの楽しみかた ホワイトビール編 その4〜

花火大会もあちこちで開催中。ビアビギのみなさまも楽しんでますか〜?

浴衣にうちわ、ビール片手に見上げる大輪と君の笑顔…ニッポンの夏の代名詞です。やっぱりここでもビールは欠かせません。でも、水を差すのがにっくきゲリラ豪雨。みなさま、まずは大事なおへそを守ること、そして、大事なビールにふたをすることを忘れずに!

【ビアビギおけいこ 〜イ•ロ•ハ•ニびーるの楽しみかた〜 ホワイトビール編 その4】

ビールというと男性のイメージがまだまだ強いですが、女性ブルワーも全国で大活躍中!体力勝負の醸造作業をしているとは思えないほど可憐ですてきな女性たちがたくさん活躍しています。今回は、東西を代表するすてきな女性ブルワーが造るホワイトビールをご紹介します。

<おすすめホワイトビールの紹介③>

■箕面ビール ヴァイツエン  : ヴァイツエン

1996年のある日、大阪の吹田市で酒屋を営んでいた大下正司前社長が娘の香緒里さんを箕面の倉庫へ連れて行き「明日からここで地ビールやるぞ」と宣言したことから始まったという箕面ビール。“なにわの商人”気質でダジャレ好きな父のもと、三姉妹の長女、現社長である大下香緒里さんが工場長としてビール作りを担当。造る喜びとこだわりは、飲んでもらえばわかってもらえる!と常に緊張感を持ちながら、量より質で勝負できるビール造りをされているそうです。

スタイリッシュでインパクトのあるラベルデザインシリーズの中で、ピンクカラーのヴァイツエンはとってもキュート。まずは爽やか洋梨のようなやわらかなエステル香を楽しみながらひと口。小夏のような桃のような軽い酸味とさわやかな甘みを感じつつ飲み干すと、まるでミネラルウォーターのようにすーっと体にしみこむここちよさ。まさに今、旬の桃を浮かべて夏の大人のビア•サングリアを楽しむのもいいかも!意外にも?ちらし寿司や和食にも合うすっきりとした美味しさです。

 箕面ビールヴァイツエン

アルコール度数5.0% 飲み頃温度 10〜12℃

■ハーヴェスト・ムーン ベルジャンスタイルウィート:ベルギースタイル

東京ディズニーリゾートの玄関口舞浜駅前にあるショッピングモール『イクスピアリ』。1996年、当時舞浜で働いていた園田智子さんは、イクスピアリの中に出来るブルワリーのビール職人社内募集をみつけ応募。社員として採用されビール醸造担当となる。当時はむしろお酒は強くなく、醸造の知識や経験もなかったけれど、努力の末、98年には日本でも今だに数えるほどしかいないマスター・ビアジャッジの資格を取得。“きれいなビールを造りたい”という想いでクオリティ高いビールを次々に生み出しています。

シックなラベルデザインは第二世代。コリアンダーの香りに誘われ口に含むと、炭酸が柔らかに喉を刺激しつつ、オレンジピールの香りとともにのどの奥に深くいざなう甘み。ハーブの香りがサラダや前菜に良く合う美味しい上品なビールです。

 ハーヴェストムーンベルジャンスタイルウィート

アルコール度数4.5%  飲み頃温度 6〜8 ℃

 箕面ビール前社長大村正司氏は残念ながら昨年末他界されました。全国の本気でがんばるクラフトビール醸造所を牽引するみんなのお父さんのような社長の訃報に驚き、その功績を讃え、11社のクラフトビールが社長をイメージしたビールを醸造しささげた「マサジビールプロジェクト」はビアビギのみなさまもご存知の方も多いと思います。そのすばらしい想いを受け継がれている大下香緒里さん、そして、ビールの美味しさと楽しさを日本全国はもちろん世界にまたがり伝え続ける園田智子さん。これからも応援していきたい日本を代表するすてきな女性たちです。

ここで、ブレイク…

暑い夏!ビールはもちろん、かき氷も最高ですよね〜♪ …じゃ、それを合わせてみたらもっと最高かも??

ルパン三世 TVスペシャル『炎の記憶/TOKYO CRISIS』で、「やっぱ、夏はこれだぜ!」とルパンが叫んでむしゃぶりついたのは、ビールのかき氷。これ、ホワイトビールで作ると最高なんです!ルパンは普通のかき氷にビールをかけてますが、おすすめの方法をご紹介します。

作り方は至って簡単!タッパーなどを用意してビールを注いで冷凍庫で凍らせるだけ。ビールだけだとちょっと物足りないので、ガムシロップやハチミツを “甘いかな?”と思うぐらいいれてかき混ぜ、凍らせるのがおすすめです。

ビールは凍ってもスプーンで搔き出すだけで簡単にシャーベット状になるので、かき氷機がなくても簡単にできあがり♪

涼しげなガラス器に盛り、レモンの薄切りや、桃の缶詰などをのせてミントの葉をちょこんとのせれば、おしゃれCOOL SWEETSの出来上がりです!

お試しあれ♪

 【ビアビギInterview 〜だれもが最初は初心者だった!〜 vol.4】

今回のゲストは、ビールをご紹介したハーヴェスト・ムーンのブルーマスター園田智子さんです。

Q1. 初めてビールを飲んだときの感想とエピソードを教えてください。

 とにかく、苦い。苦かった…

Q2. 初めて“美味しい!”と思ったビールはなんですか?

 某社のオールモルトのビール。おいしい!というより、飲んだ時に「あ、これ好き!」と思えたビールでした。

Q3. ビールビギナーにお勧めするビールはなんですか?

 自分がどんなビールが好みなのかを知るために、色々飲んでみることをお勧めします。もしくは、ビールがたくさん置いてあるビアバーなどで、スタッフの方にそのビールの特徴など聞きながらチョイスするのがよいかと思います。

イクスピアリでは、園田さんが案内するブルワリー見学&テイスティング講座が開催されています。直接ビール造りの話を伺いながら、定番ビールやシーズンビールをたっぷり味わえるとてもお得で大人気の講座です。すぐ予約がいっぱいになってしまうので、興味のある方はぜひ早めにお問い合わせください。

http://www.ikspiari.co.jp/harvestmoon/seminar.htm

園田 智子

96年イクスピアリ開業前の社内公募により社員として採用され、ビール醸造担当となる

入社後、日本地ビール協会主催のセミナーに参加するなど勉強をはじめ、97年にアドバンスド・ビアジャッジそして98年に難度の高いマスター・ビアジャッジを受験し、合格。日本地ビール協会主催のビアテイスター認定資格の最高ランクにあたる「マスター・ビアジャッジ」は日本でも数名しか持っていない。

イクスピアリ ハーヴェスト・ムーン ブルワリー

http://www.ikspiari.com/shop/harvest/index.html

最後までご覧頂きありがとうございました!

次回は、『ビアビギおけいこ 〜イ•ロ•ハ•ニびーるの楽しみかた〜 ホワイトビール編 その5 おすすめホワイトビールの紹介④』です。さらにおいしいセレクト、ご紹介します。ビアビギInterview 、次回のゲストもお楽しみに!

 

ビアジャーナリスト二期生 宮原佐研子

ハーヴェスト•ムーンホワイトビール箕面ビール

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

宮原 佐研子

ビアジャーナリスト/ライター

ビアLover 宮原佐研子です。 ビールの大好きなトコロは、がぶがぶ飲める、喉ごし最高、大人の苦味、世界中でも昼間でも飲める、 果てしなくいろんな味わいがある、そしてぷはぁ〜っとなれる、コトです。
ライターとして、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)/『じゃらん酒旅BOOK 2024』(リクルート)/『うまいビールの教科書』(宝島社)/『クラフトビールの図鑑』(マイナビ)、ぐるなびグルメサイト ippin キュレーター など

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