京成小岩の路地裏で出会う、丁寧なビールと料理【JBJAChannel】
ビールに愛された皆さまへ。
東京・京成小岩駅から徒歩1分。細い路地に入ったところに、小さな角打ちのビアバーがあります。
その名は 京成小岩クラフト酒店(通称KKCB)。クラフトビール好きにはよく知られた、知る人ぞ知る店です。

小ぢんまりとした店内は立ち飲みできる角打ちスタイル。隣り合った常連さん達と会話もはずみます。そこにはビールを愛する人がほっと落ち着ける空気があります。
店主の 池田大輔さん が選んだクラフトビールが並び、さらに近隣の農家の直売所から仕入れた新鮮な野菜を使った料理が楽しめるのが、この店の魅力です。
今回は、池田さんが個人的なつながりを持つブルワーが造る一本を選んでみました。
福島県のブルワリー 南会津マウンテンブリューイング の「南会津IPA」です。
南会津マウンテンブルーイングというブルワリー
南会津マウンテンブルーイングは、福島県南会津町にあるブルワリー。
山に囲まれ、清らかな水と空気に恵まれた土地でビールを醸しています。
ブルワーは、有名ブルワリーでの経験を積んだのちに地元で醸造をスタート。
丁寧な造りと、土地への思いを大切にする姿勢が印象的なブルワリーです。
彼らの代表シリーズが「南会津シリーズ」。
地元の名前をそのまま冠し、
- 南会津Pale Ale
- 南会津IPA
といった、シンプルで分かりやすいラインナップで展開しています。
そこには
「田舎だけれども、ビールがある。」
そんな文化をこの町に根付かせたいという思いが込められています。
缶製品を中心に、スーパーや酒屋、道の駅などでも手に取れるように展開しているのも特徴。
クラフトビールをまだ知らない人にも届くように、という意志が感じられます。
南会津IPA ― クラシカルで誠実な一杯
今回いただいた 南会津IPA(ABV6.0%) は、いわば王道のIPA。

使用されているホップは
- Citra
- Cascade
- Centennial
- Chinook
といった、いわゆる “C系ホップ”。人気のたかい、有名なホップばかりです。
グラスに注ぐと、まず柑橘の香り。
オレンジやタンジェリンのような明るいアロマが立ち上がります。
ひと口飲むと、しっかりとした苦味。
そして少しダンクで草のニュアンスもあり、クラシカルなIPAの魅力が感じられます。
モルトのボディもしっかりしているため、香りや苦味に負けない飲みごたえ。
丁寧に設計されていることがよく分かる仕上がりです。
池田さんは言います。
「南会津マウンテンブリューイングを最初に飲むなら、
この南会津IPAが一番“らしさ”が感じられます」
確かに、その言葉にうなずける味わいでした。
南会津マウンテンブルーイング
KKCB名物「テキトー盛り」
そして、このビールに合わせたのが
KKCBの名物 「テキトー盛り」。

その日の料理から、店主の池田さんが“テキトーに”盛り合わせてくれる一皿です。
今回は4種を注文。
出てきたのは、なんと 寿司桶 に盛られたおつまみでした。
この日の内容は
①スリランカ風肉団子
②キクイモの味噌和え
③自家製ザワークラウト
④ロマネスコのペペロンチーノ
寿司桶での提供が、なんとも粋でかわいい。
料理はどれも、地元野菜の素材を活かした優しい味わい。
奇をてらうのではなく、きちんと手をかけて調理されていることが伝わってきます。
丁寧に造られたビール。
丁寧に作られた料理。
そんな組み合わせを楽しんだあと、ふと思います。
「帰ったら、自分も丁寧に暮らしてみようかな」
そんな気持ちになる、穏やかな時間でした。
年末で一旦閉店するKKCB
実は、KKCBは 今年の年末で一旦閉店 が決まっています。
店主の池田さんが次のステップに進むため、区切りをつけるとのこと。

店内には、ビアイラストレーター TOAさん の素敵な作品が飾られ、
ビール好きにはたまらない空間が広がっています。
小さな角打ちですが、
ビールと人をつなぐ、温かな場所。
もしまだ訪れたことがないなら、
ぜひ 京成小岩の路地裏 を訪ねてみてください。
そこには、
丁寧に造られたビールと料理、
そして、静かに流れるクラフトビールの時間があります。
動画でも楽しくご紹介しています。ぜひご覧になってみてください。
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