[テイスティング]2014.5.10

バイエルン王家末裔のケーニッヒ・ルードヴィッヒ「ヴァイスビア」―ビアレポート(94)

ドイツヴァイスビア

歴史好きな私です。

以前にも書いたような気もしますが、歴史上の事柄や人物がいろいろなところでつながっていたり、因果関係があったり、ということを知ると、非常に歴史が面白くなってきます。ただ、中世ヨーロッパの歴史は複雑過ぎるので、あまり深入りすると苦しくなってくるかもしれません。

さて、今回はドイツのケーニッヒ・ルードヴィッヒ「ヴァイスビア」です。

Konig Ludwig Weissbier

Konig Ludwig Weissbier

ラベルを見ても読み方からして分からなかったので、すぐバックラベルを確認。読み方が分かったところで、その下に書いてあるケーニッヒ・ルードヴィッヒについての文章を読んでみると、

 

ミュンヘンで開催される世界最大のオクトーバーフェストの起源はバイエルン王国・皇太子ルードヴィッヒの婚礼に伴う祭典でした。そのバイエルン王家の末裔が経営するのがケーニッヒ・ルードヴィッヒ王室ビール醸造所。

 

ということだそうです。と、「バイエルン王国」という単語でピンときました。ルードヴィッヒとは何者かを調べてみると、2代目のバイエルン国王で、その父親はマクシミリアン1世だそうです。以前、「イルルバッハー」を紹介した際にも出てきたマクシミリアン1世ですね(重ね重ね念をおしておきますが「ブルッグスゾット ブロンド」で出てきたマクシミリアン1世とはまた別の人物です)。

その王家はヴィッテルスバッハ家といい、その末裔が今でもビール醸造に関わっているということです。現在は、ルイトポルトという方が一族を継いでいるようですが、同姓同名やら複雑すぎて調べきれませんでした。なお、ラベルに描かれている紋章は、ヴィッテルスバッハ家のものです。

そんな歴史をつないでいる「ヴァイスビア」は、バナナのようなフルーティーなアロマがありながら、すっきりした後味で飲みやすい仕上がり。徐々に暖かくなってきたこの時期に最適です。

【BEER DATA】
ヴァイスビア
生産地:ドイツ
醸造所:ケーニッヒ・ルードヴィッヒ
スタイル:ヴァイス
アルコール度数:5.5%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年、東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、出版社でライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学、英字新聞社ジャパンタイムズ勤務を経てビアライターとして活動中。ビアジャーナリストアカデミーの講師も勤める。

【著書】
教養としてのビール(サイエンス・アイ新書、SBクリエイティブ)
BEER CALENDAR(ワイン王国)

【執筆・監修】
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)
東京人(都市出版)
ビール王国(ワイン王国)
ビール大全(楽工社)
るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
あなたのしらない、おいしいビール(cakes)
他多数。

【出演】
浜美枝のいつかあなたと(文化放送)

Twitter:hiroyukitomie
Website: http://www.hiroyukitomie.me/

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