オリオンビール2025年9月25日に東証プライム市場に上場 初めてのIPO
ビール好きの皆さま、投資やってますか?
私はファイナンシャル・プランナーでもありまして、株式市場には関心を持っています。
2025年のホットな話題といえば、オリオンビール株式会社(以下、オリオンビール)の上場。ビールファンだけではなく、投資家にも大注目されていました。
IPO(新規公開株式)に初めて応募してみた様子をレポートいたします。
IPOスケジュール
新規に上場する株式を購入するには、ブックビルディング(抽選申込)をする必要があります。
今回のオリオンビールの上場までのスケジュールは下記のとおりでした。
| 仮条件提示 | 9月8日 |
| ブックビルディング(抽選申込)期間 | 9月9日〜9月12日 |
| 売出価格決定 | 9月16日 |
| 購入申込期間 | 9月17日〜9月22日 |
| 上場日 | 9月25日 |
抽選申込!
有価証券届出書提出時の想定売出価格は770円。仮条件が800円〜850円でした。
私は株主優待の単位である1,000株で申し込みました。

ストライクプライスというのは、投資家が購入価格を指定せずに「公開価格がいくらになっても買います」という意味です。
結果は?
そして、9/16の抽選日がやってきました。
結果は落選……。

販売株数が多いと聞いていたし、ストライクプライスだし、まあ当選できるんじゃないかと根拠なく思っていたのですが、まったく甘かったです。
敗因としては、以下の通りです。
- 私が株式取引口座を持っているSBI証券の割当が少なかったこと
当選した方はやはり主幹事である野村證券、みずほ証券、SMBC日興証券のいずれか、しかも複数の会社で申し込んでいる人が多かったです。 - 当選確率が上がるIPOチャレンジポイントを使わなかったこと
初めてで様子がわかっておらず使わなかったのですが、ここは全ベットする場面でしたね。
よい勉強になりました。
同日、公開価格は850円と決まりました。
初値は?
そんな訳で完全に外野として見守ることになった上場当日。
買い注文が殺到して午前中は値がつかず、午後になってようやく1,863円の初値がつきました。公開価格の倍以上ですね。ここで売り抜けて利益確定した株主さんも多いことでしょう。
私も一応買い注文を入れていましたが、全然お話にならず、でした。
今後の購入予定は…
私は配当利回りを個別株保有の大きなポイントとして見ているので、今の株価では手が出ません。動向を見守りつつ、チャンスがきたらぜひ購入したいと思っています。
オリオンビールの株式公開がもたらすもの
ビールファンにはもちろんよく知られた会社ですが、沖縄県内の製造業として初の株式上場ということでも注目されました。
「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」がオリオングループのミッションとして挙げられています。Tシャツなどのグッズ販売や、話題のジャングリア沖縄のオフィシャルホテルであるオリオンホテル モトブ リゾート&スパの運営など、多角的な経営を行なっています。
上場時の盛り上がりに人々の期待の高さが感じられました。
そして、調べて見たところ今回の上場は、ビール会社としてはなんと76年ぶりでした。
| キリンホールディングス | 1949年5月上場 |
| アサヒグループホールディングス | 1949年10月上場 |
| サッポロホールディングス | 1949年10月上場 |
| サントリーホールディングス | 非上場 |
今回の上場が話題となり、沖縄に、そしてビール業界にますます活気がもたらされることを期待しています。
私個人としても、気になりつつもなかなかチャレンジできなかったIPO応募の機会をいただけて、とてもありがたかったです。
いかがでしたでしょうか?それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。







