[イベント]2011.6.20

ロンドンの誇り。フラーズの誇り。

フラーズ醸造所は1845年に西ロンドンのチジック地区で創業した。
テムズ川沿いの醸造所は併設のパブとともに地元の誇りであり、イギリスの誇りでもある。

そんなフラーズ醸造所から国際営業部長のMichael Campbell-Lamerton氏が来日。フード・ペアリング(フード・マッチング、マリアージュ)のプロモーションが赤坂見附の「Biervana」おこなわれた。


左から
<ロンドン・プライド>
 「フルーティー・フレーバーとモルトのロースト感が心地よい。後口にはホップの苦味が優しく残る」

<ESB> 
「モルトの甘味、ロースト感、みずみずしいフルーツを連想するフレーバーが楽しめる。苦味も印象的」

<ロンドンポーター>
 「コーヒーのようなこうばしい香りと風味が広がる。ビターチョコレートのようなフレーバーも感じる」

<ゴールデンプライド>
 「熟れた果実やドライフルーツにも似た香り、モルトの芳醇な味わいが魅力的に折り重なる。8.5%のアルコール感もリッチ」


料理は中央奥から
<鯛の柑橘系サルサかけ>
ロンドンプライドと合わせる。鯛の淡泊な味わいとサルサの柑橘フレーバーがホップの風味とよく合う。

反時計回りに、
<マッシュルームとリブステーキ>
ESBと合わせる。デミグラスソースの濃厚さ、牛肉の旨味、マッシュルームのアーシィーな風味にESBのモルト感と苦味が調和する。

<ゴディバのチョコレート>
ロンドンポーターと合わせる。ともに、こうばしさ、甘味といったキャラクターを持つもの同士のペアリング。口の中でひとつにまとまる感じが絶妙。

<チーズ>
ゴールデンプライドに合わせる。リッチで芳醇なモルト感、フルーティー・フレーバー、温かいアルコール感がチーズのしっかりとした味わいにシンクロする。


左が国際営業部長のMichael Campbell-Lamerton氏。
右はアイコン・ユーロパブ社長アレン・トレバー氏。
アイコン・ユーロパブではフラーズ社商品を大きく拡売していく予定。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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