[JBJA活動,イベント]2017.4.21

優勝ビール決定! 第3回世界に伝えたい日本のクラフトビール【ピルスナー編】

昨日(4/20)、「第3回 世界に伝えたい日本のクラフトビール ピルスナー篇」(通称:セカツタ)なるイベントが渋谷 東京カルチャーカルチャーで行われました。本イベントにて、本年2月の一般投票を勝ち残ってきたビールの中から、優勝ビールが決定致します。その速報結果とイベントの様子を報告いたします。

優勝はハーヴェスト・ムーンのピルスナーです!

優勝ビールを製造したハーヴェスト・ムーンの園田氏(下写真、右)に電撃インタビューを行いました!

優勝したハーヴェスト・ムーンの方々

Q 「今のお気持ちはいかがですか?」
A 「メチャクチャ嬉しいです!今回のような人気投票という形で一番になったことはなかったので、本当に嬉しいです!」
Q 「このビールにはどんな想いを込められたのですか?」
A 「ブリュワリーのある舞浜という土地では、クラフトビールを飲んだことがない人も多いのですが、クラフトビールを初めて飲む人にも、美味しい!いつも飲んでいるのと違う!と思ってもらえるようなビール造りを心がけています。特に、雑味が出ないように気をつけています」
Q 「このビールの特徴は何でしょうか?」
A 「ピルスナーらしい苦味は比較的しっかり着けていますが、香りは強すぎないようにしています。いつもと違うと思えるようにしつつ、クラフトビールが初めての人でも飲みやすい、というように造っています」
Q 「今後の抱負をお聞かせください」
A 「今後も真面目に、しっかりと美味しいピルスナーを造っていきたいと思います」

ハーヴェスト・ムーンさん、おめでとうございます!

また、2位は、宮崎ひでじビール 太陽のラガー、3位は箕面ビール ピルスナーでした。宮崎ひでじビールさん、箕面ビールさん、おめでとうございます!

セカツタとは

毎年、テーマを決めて、そのテーマに最も相応しいクラフトビールを一般の方々の投票によって決めるイベントです。
今年のテーマは「ピルスナー」です。世界にある数多くのビアスタイルの中でも、圧倒的な醸造シェアを確立しており、最もよく飲まれているのが、このピルスナーというビアスタイルです。日本でも様々なブルワリーで醸造されており、その中から世界に発信していきたいピルスナーをビールファンが決定するのが、このセカツタです。
今年2月の1ヶ月間、特設サイトで一般投票を行い、以下のトップ8銘柄がすでに選出されていました。

田沢湖ビール ピルスナー(秋田県)
COEDO BREWERY 瑠璃(埼玉県)
多摩の恵 ピルスナー(東京都)
ハーヴェスト・ムーン ピルスナー(千葉県)
横浜ベイブルーイング ベイピルスナー(神奈川県)
富士桜高原麦酒 ピルス(山梨県)
箕面ビール ピルスナー(大阪府)
宮崎ひでじビール 太陽のラガー(宮崎県)

一般投票を勝ち残った、上記8銘柄はすでにビールファンから愛される素晴らしいビールですが、昨日の決勝イベントでは、ビールファンの方々が実際に上記8銘柄を試飲し、最終投票によって選出されたのが、上述のハーヴェスト・ムーン ピルスナーなのです。
ブリュワリーの皆様、昨夜は美味しいビール、ありがとうございました!

大会の様子

日本ビアジャーナリスト協会の藤原氏のオープニングスピーチで大会はスタートしました。その後、試飲スタートの前に、各ブリュワリー代表が、自分たちのビールをアピールします。ブリュワリー代表の熱い思いがビンビン伝わってきます。箕面ビールさんは代表の方が欠席でしたが、他のブリュワリーの方が代わりにしっかりアピールして下さいました。ブリュワリーの方々の仲の良さが伝わってきました。

JBJA代表(上段左)、COEDO BREWERY代表(上段中)、田沢湖ビール代表(上段右)、ハーヴェスト・ムーン代表(中段左)、富士桜高原麦酒代表(中段中)、多摩の恵代表(中段右)、横浜ベイブルーイング代表(下段左)、宮崎ひでじビール代表(下段中)、箕面ビールをアピールする他のブリュワーさん(下段右)

そして、試飲スタートです!
参加者の皆さんは試飲しながら、ブリュワリーの方々とも話をしたり、仲間とビール談義に花を咲かせたりして、大変盛り上がっておりました。

会場の様子 その1

会場の様子 その2

盛り上がるビールファンの方々

参加者の皆さんは1人3票持っており、お気に入りのブリュワリーに投票します。3票の入れ方は自由で、1票ずつ3つのブリュワリーに入れても良し、3票を1つのブリュワリーに入れても良し、というルールです。
約1時間半の試飲後、すぐに開票されます。そして、1位から3位が発表され、優勝ブリュワリーの代表に賞状が手渡されます。

表彰式の様子

ビールファン、ブリュワリーの方々が触れ合いながらビールを楽しめる、あっという間の2時間でした!

 

【大会概要】
JBJA主催 「世界に伝えたい日本のクラフトビール ピルスナー篇」〜クラフトビールをブームではなくカルチャーにしたい〜
日時:2017年4月20日(木)19:00~21:00(開場18:30)
チケット代:前売りチャージ券3500円(試飲付き・樽が無くなり次第終了)当日券500円増し
※二十歳未満のかたはご入場できません。ご了承ください。
会場:TOKYO CULTURE CULTURE by NIFTY

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

小川 雅嗣

ビアジャーナリスト/ビール研究家

1966年、東京生まれ。これまでずっと企業の研究員として過ごしている。
ビールの好きなところは、美味しいところ、自由で多様で何でもありな懐の深いところ、そして、飲むとみんなが笑顔になるところ。そんなビールには、まだまだいろいろな楽しみ方、美味しさがあるのではないかと思っていて、ビールについて疑問に思ったことを調べたり、思いついたことを試したりする中で、ビールの楽しさが伝えられるといいなと思っている。
人生やりたいことは、とにかく全部やろうと思い、ビアジャーナリストに。その他、音楽、映画、小説などの活動も、大したレベルではないが、いろいろやっている。

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