[イベント]2012.2.10

山梨・甲府:“Outsider Brewery”の始まり – 02

山梨・甲府:“Outsider Brewery”の始まり – 01の続き:
「アウトサイダーブルワリー」は、オーナーのマーク・メイジャーさんが日本地ビール協会のメールマガジンにブルワーを募集したことから始まった。その声に応えたのが、博石館ビールで約13年、いわて蔵ビールで約2年、クラフトビールを造り続けてきた丹羽智さんだ。自然酵母を使ったビールをはじめ、独自のスタイルを追究し完成度を高めてきた。

「博石館ビールは1994年の酒税法改正を機に、立ち上げから関わりました。いわて蔵ビールで、念願の発泡酒造りに携わることができた。ベルジャンスタイルのビールを造るのが僕の目標でしたから。100L単位での醸造ノウハウも得られ、スキルアップできたと思っています」(丹羽さん)

2月25日(土)、山梨県甲府市中心街の「桜町通り」に、アウトサイダーブルワリーと、同ビルの2階にあるビアバー「ホップス・アンド・ハーブズ」がオープンする。常時用意するビールは以下の予定:

■常時用意する6種類
・ビターラガー
・ペールエール
・オーストラリアンIPA
・トリペル
・ベルジャンホワイト
・インペリアルスタウト
*オープン当初はビターラガー、オーストラリアンIPA、インペリアルスタウトの3種類*
*上記6種類のほか、毎月シーズナルを提供予定*

「オーストラリアンIPA」はオーストラリア産のホップを使用したIPAだ。オーナーのマークさんがオーストラリア人というご縁で、丹羽さんはオーストラリアのものを使えないかと探してみた。すると、丹羽さん曰く「面白いホップ」があったという。ビールのα酸(苦味成分。抗菌性や泡持ちにも役立つ)値が高いホップだ。苦みを出すのにうってつけだった。柑橘系の香りを持つものもある。

「アメリカンスタイルとはまた違った、ユニークなビールができますよ」■(03へ続く)

アウトサイダーブルワリーブルワー丹羽智新規ブルワリー

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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