[コラム,新商品情報]2020.7.25

日本のクラフトビールは世界の中心になる─「宮崎ひでじビール」が「CRAFT X 日向夏セゾン」で掴んだ手応え

CRAFT XMOON-X宮崎ひでじビール日向夏日向夏セゾン

「日本のモノづくりとテクノロジーの融合」をコンセプトに、「CRAFT X」マルチブランドを展開する、D2Cスタートアップ企業、MOON-X株式会社。「宮崎ひでじビール」とのコラボレーションで造られた第3弾「CRAFT X 日向夏セゾン」のおいしさに心打たれた筆者は、宮崎ひでじビール株式会社の永野時彦社長に、CRAFT Xとのコラボレーションや反響について伺いました。

「MOON-X」は、もとフェイスブック ジャパンの代表取締役、長谷川晋さんが立ち上げ、「CRAFT X」ブランドを発信しています。特にクラフトビールにおいてD2Cに特化したブランドは初めてで、個人的に大変注目しています。

フラッグシップの「CRAFT X クリスタルIPA」、第2弾となる2020年春の期間限定商品「CRAFT X ヘイジームーンIPA」は、いずれも常陸野ネストビールとタッグを組んで造られました。そしてこの夏、3作目の「CRAFT X 日向夏セゾン」を、限定商品として発売しています。

このCRAFT X 日向夏セゾン、宮崎県の特産フルーツ「日向夏」の果肉と果汁をふんだんに使ったビールで、日向夏の爽やかな香りと甘酸っぱさがまるごと楽しめる、まさに「真夏にピッタリ」の仕上がりでした。

購入して飲んだところ、これがモロわたくし好み…! 日向夏をそのままかじったかのようなフレッシュな香り、想像していたよりも強めの酸味、その後口の中に広がる柔らかな苦味と甘味、飲み終えた後も長く余韻が楽しめる日向夏の香り。まさに「真夏の太陽のもとで楽しみたいビールだ!」と強く感じました。

宮崎ひでじビールは、そもそもどういう経緯で「CRAFT X」の3作目を造るに至ったのでしょうか。MOON-Xとのコラボレーションのきっかけや反響について、同社社長の永野時彦さんに伺いました。

宮崎ひでじビール 代表取締役社長 永野時彦さん

ビールで表現したかったキーワード「九州」が飲み手に伝わった

──「CRAFT X 日向夏セゾン」、永野さんが飲まれた感想はいかがですか。

永野:これまで、宮崎ひでじビールは日向夏を使った作品をたくさん造り、ビールで日向夏を表現してきました。フレッシュ感と爽快感がバランスよく表現され、まさしく「夏に飲んでもらいたいビール」と言いきれるのは、CRAFT X 日向夏セゾンだけかもしれません。夏限定ビールという「限定モノ」だからこそ、思いきった醸造にチャレンジできました。

──発売して約1か月半経ちましたが、どんな反響でしょうか。

こちらにも、CRAFT X 日向夏セゾン企画全体の様々なデータや、購入いただいた方からのアンケートの結果も届いております。予想を上回る売れ行きに、まずはホッとしています。

醸造する側にとって、コラボレーションやOEMの企画を受けることは、ものすごくプレッシャーを感じます。「売れなかったらどうしよう、評判が悪かったらどうしよう」と、常にマイナスな心配との戦いです。

しかし今回は、そんな心配事は杞憂に終わったようで、本当に沢山の高評価をいただいています。嬉しいのは当然ですが、造り手としては「とにかくホッとしている」……というのが本音です。

──飲んだ人からは、具体的にどのような感想が寄せられていますか。

永野:「おいしかった」という感想はもちろんですが、「日向夏を初めて知った」「九州・宮崎の風景が浮かぶ」など、今回私たちが「九州」というキーワードを全面に表現したかった想いが、飲んでいただいた方々に伝わっていることがわかります。本当に嬉しいですね。

CRAFT Xの長谷川社長の「クラフトビールの可能性」に共感

──CRAFT Xとのコラボをお引き受けされた理由を教えてください。

永野:実はCRAFT Xブランド発表される前からこの企画のことはお聞きしていて、実際に発表されたタイミング(2019年秋)は、既に弊社とのコラボ企画を協議している最中でした。

MOOM-Xの長谷川晋社長との出会いは、2019年の6月。長谷川社長が久しぶりにとれたオフを楽しむために訪れていた宮崎で、たまたま弊社が企画した「ひでじを愉しむ会 in MIYAZAKI」の開催を知り、その会場に当日枠として参加してくださったことがきっかけです。

会場で長谷川社長とお話すると、クラフトビールの可能性について共感する部分が非常に多く、意気投合。出会ったその日に「いつか何らかの形でコラボしましょうね!」と固く約束を交わしていました。

それがこんなに早く実現するとは……、本当に夢のようで、それはそれはすごく嬉しく、クラフトビールメーカーとしても、とても自信に繋がる経験をさせていただきました。

左から宮崎ひでじビール 永野時彦さん、日向夏を作った「緑の里りょうくん」田中良一さん、MOON-X 長谷川晋さん

日本のクラフトビールは、世界の中心になると確信している

──実際CRAFT Xでコラボでしてみて、クラフトビールの発展において今後に期待できることなど、永野さんはどう感じていらっしゃいますか。

永野:長谷川社長のおっしゃる「日本のクラフトビールの可能性」という部分を、私自身も強く意識しています。

これまでは、ヨーロッパやアメリカなど、クラフトビール先進地のビールを模倣することが中心だった日本。ですが、日本のクラフトビールの歴史ももう25年が経過し、全国のブルワリーの作品は今や世界からも高評価を頂けるほどに成長しました。

これからは、「日本らしいクラフトビール」という新しいカテゴリーを追求する事も重要と考えます。それをCRAFT Xのような、テクノロジーを活用して世界に発信する……という動きは本当に魅力的で、むしろ不可欠ではないかと思います。

現在、技術を磨いて素晴らしい作品を生み出すブルワーが、全国にどんどん増えてきています。さらに「販売のプロ・情報伝達のプロ」が現れることによって、日本のクラフトビールは確実に世界の中心になっていくであろうことを、確信しています。

CRAFT X 日向夏セゾン

https://www.craft-x-beer.com/pages/hyuganatsu-saison

原材料:宮崎県産大麦・麦芽・日向夏果汁・糖類・日向夏生果・ホップ
アルコール度数:5%
価格:330ml瓶 5本入り 3,600円(税抜)
販売:CRAFT X 公式ショップ

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この記事を書いたひと

野田 幾子

ビアジャーナリスト/ビアアンバサダー

ビールの美味しさや楽しみ方を伝えるビアアンバサダー/日本ビアジャーナリスト協会ファウンダー。2007年のビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』をはじめ、数多くのビールに関する本や雑誌の企画執筆、編集、構成を務める。 現在、ビールのペアリングに特化した著・監修書『ビールのペアリングがよくわかる本』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、監修したビアコミックエッセイ『恋するクラフトビール』(KADOKAWA)が大好評発売中。ビアイベント主宰、ビール/ペアリング講座企画開催、テレビ番組企画協力も多数。

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