[コラム,ビアバー,ブルワー]2022.3.25

三島で楽しむならここ!ビアバー3店舗をご紹介

静岡県三島駅近くにビアパブが3店舗あります。
沼津のブルワリーの直営店が2店舗と三島でビールを醸造予定の1店舗。
三島のはしご酒を楽しみながらお店を紹介するとともに、この町にどうしてビアパブが集まっているのか、自分なりに考えをまとめてみました。

静岡県三島市は

静岡県三島市は富士南麓に位置し、富士山の伏流水が湧き出ている水の都です。また箱根の西麓に位置し、豊かな土壌と気候が生み出す美味しい食材の産地です。にんじん、セロリ、大根、さつまいもなどが育てられ、三島野菜として販売されています。
三島大社という大きな神社があり、東海道五三次では11番目の宿場町として古くから栄えていました。
東海道新幹線の停車駅で東京駅から三島駅までの所要時間は、新幹線で約50分、鈍行でもおよそ2時間で到着します。

さぁビアバーを目指して

1,スライダーハウス24tap リパブリュー三島店

さぁ、はしご酒のスタート!三島駅の南口を降りて、1店舗目「スライダーハウス24tapリパブリュー三島店」を目指します。
2017年に沼津で誕生したRePuBrew(リパブリュー)というブルワリーの直営店。欧米発祥の小さめのハンバーガー、スライダーバーガーがメインメニュー。もちろんその他の料理とビールのペアリングも楽しめます。

手前がダブルスライダーセット。チーズバーガーとフィッシュのセットです。奥はビール飲み比べ

RePuBrewのコンセプトは「ないものをつくる」
定番ビールメニューだけでなく、ホップの持つポテンシャルにフォーカスしたシリーズや、ビールの既成概念にとらわれないシリーズなど、醸造の今までにない様々な試みを行っています。
醸造長の畑翔麻(はた しょうま)さんは現在、静岡クラフトビール協同組合の副理事を勤めています。開業して4年、静岡を代表するブルワリーの1つです。全国様々なビアバーで目にする機会が増えたRePuBrewですが、一度にこれだけの数のビールを飲み比べはなかなかないかも。メニューを見ながらビールを選ぶのが楽しくてニヤニヤしてしまいました。

2、BEER FIELD

2店舗目は「BEER FIELD」三島駅方面に少し戻リます。女性の足でも徒歩2分程度で到着します。酔い覚ましにもならない程の近さです。
こちらは沼津市内に醸造所がある柿田川ブルーイングの直営店。
醸造責任者の片岡哲也(かたおか てつや)さんは秋田県秋田市のご出身。留学先のイギリスでビールの虜になりました。静岡県内のベアードブルーイングで経験を積んだ後、2018年に醸造所を開業します。
その直営店であるビアフィールドの店長の曽根田幸司(そねだ こうじ)さんは地元静岡の会社員でしたがクラフトビールに魅了され転職。お店の立ち上げから携りました。
ブルワリーのコンセプトは「SLOW BEER SLOW LIFE」
ゆったりとビールと料理を楽しめるお店です。沼津醸造所にもテイスティングルームがありますが、沼津クラフトのビールと料理を楽しめるにはここだけです。
お店の方がとても話しやすい雰囲気なのでカウンターに座り三島の観光地や美味しいお土産など教えてもらうのも良いかもですね。

3、TIELS TEA&TAPS

ラストの「TIELS TEA &TAPS 」は3店舗の中で1番新しい2021年12月にオープンしたばかりのビアパブです。ビアフィールドからはおよそ700m、徒歩約10分程度の距離です。この街ならではの水のある風景を探しながらテクテクと歩きます。
2022年内に醸造を予定しており現在、店内では沼津クラフトで醸造されたアメリカンペールエールスタイルのオリジナルビールの提供が始まっています。

TIELS TEA&TAPSオープニングスペシャル!グラスのオカメインコが可愛い!

醸造担当の秋田克彦(あきた かつひこ)さんは新潟県出身。秋田さんはアメリカでホームブリューイングに触れる機会があり、帰国後もこの地域の醸造所やブルワー達を通じてビールの面白さや奥深さに惹かれていきます。醸造の仕事を目指し、東村山にあるディスタント・ショアーズ・ブルーイングに通いながら経験を積みました。
店舗担当は川口聡(かわぐち さとし)さん。
お二人の出会いははビアバーだったそうで、それぞれが起業を考えていた時、お互いの計画を知り意気投合し一緒に起業しました。
お店の名前「TIELS」はオカメインコの意味。可愛いインコちゃんがお店のロゴにも描かれています。ビアバーというよりカフェバーのようなオシャレな店内。醸造タンクを眺めてながらここでしか飲めないビールを楽しむ。ほんとに至福の時です。
ただいま絶賛醸造準備中!店内でビールを造るようになる過程を今なら見る事が出来ます。お店の方にこれから醸造するビールの事など聞くのも楽しいですね。
こちらでは店名の通りTEA、お茶のメニューも充実しています。はしご酒のひと休憩にもオススメです。

可愛いマシュマロがトッピングされた「キャラメルミルクチャイ」ノンアルコールのメニューも充実です。

この町にビアバーが集まったのは?

どうして、このエリアにビアパブが集まっているのか。考えた理由は2つ。
1つめは、この地域がクラフトビールのブルワリーがいくつかあり、ビール醸造が受け入れやすい土地という事。
静岡県東部のこの地域は「ベアードブルワリー」や「反射炉ビア」など、知名度があり経験が豊富なブルワーが所属するブルワリーがあります。地域の方々もクラフトビールへの馴染みがあるのではないでしょうか。

2つめとして、この土地に恵まれた水があると言う事。
この三島の柿田川流水群は日本名水百選にも選ばれています。水に恵まれたこの地域は大量に、そして良質な水を必要とするビール醸造に適しています。

名水百選にも選ばれている柿田川湧水群。柿田川公園になっています。

ただ近年はゲリラ豪雨など異常気象の影響があります。昨年の熱海の大規模な土砂災害は記憶に新しい所です。山や海に囲まれた豊かな自然の中で、災害が起こる恐ろしさを私達は目の当たりにしました。
「もともとの資源だけに頼っていたのではこの先ビールを造れなくなるかもしれない」
RePuBrewの畑さんはそう考え、新たな試みを思いつきました。
畑さんは、2021年にクラウドファンディングで三島新工場設立に乗り出しました。新工場名は「Natural Roots Studio」
詳しくはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/479983?list=search_result_projects_popular

ご紹介した3店舗はそれぞれの個性を活かしてたくさんのお客さんを惹きつけています。
古くからの恵みを資源して活用するだけでなく、さらにその先へ。これからも末永くビール造りが続けられますように。
三島でより環境に配慮しつつ、美味しい食材やクラフトビール楽しむ。これからもクラフトビールを応援するため、時々は三島ではしご酒をしたいと思います。

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店舗情報
※新型コロナ感染防止対策のため、営業日・時間変更になっている場合があります。
来店される際には最新の情報をご確認下さい。

スライダーハウス24taps リパブリュー三島店

ビアフィールド

TIELS TEA &TAPS

BEER FIELDRepubrewTIELS BREWINGTIELS TEA&TAPSスライダーハウス24tapリパブリュー三島店沼津クラフト静岡県,三島市
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

この記事を書いたひと

高橋朗子

ビアジャーナリスト/ディプロムビアソムリエ/JSA公認ワインエキスパート

横浜生まれ。
「ビールが好き!」「お酒が好き!」「人が好き!」
ビールが自分のコミュニケーションツール。
ビールから広がっていく知識や、人の輪。その楽しさを
たくさんの方々に伝えたいの思いからビアジャーナリストの世界へ。
自らも新しいビール・人の出会いを探しに各地飛び回る日々。

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