[イベント,コラム,ブルワー]2024.4.9

ビールを地域資源に！沼津・三島市と醸造所が連携する『東駿河湾クラフトビール地域循環共生圏』

モルトかす(ビール醸造時に出る麦芽の絞り粕）の利活用に向けて、静岡県で2024年3月より新たな活動がスタートしました。

官民が連携して、全国に先駆け『循環』と『共生』社会の実現に取り組みます。

『東駿河湾クラフトビール地域循環共生圏推進協議会』発足

日本国内でも醸造所の多いことで知られる静岡県。ベアードブルーイング発祥の地でもある沼津市・三島市と、『静岡クラフトビール協同組合』が、官民連携の組織『東駿河湾クラフトビール地域循環共生圏推進協議会』を発足させました。

会長には、沼津市の頼重秀一市長が就任。
クラフトビールを活用して、環境と社会経済が両立する地域づくりを進め、『ふじのくにフロンティア地域循環共生圏』の認定を目指します。

静岡県クラフトビールの特徴と未来

静岡県は34のクラフトビール醸造所(2024年1月集計)があり、豊富な水資源を擁する沼津、三島両市には8カ所が集中します。

『東駿河湾クラフトビール地域循環共生圏推進協議会』では今後、麦芽の絞りかすを紙製品や食品に再利用する事業や、休暇を楽しみながら働くワーケーションでクラフトビールに触れてもらう事業に、補助金を活用し取り組む予定です。

「地域の農畜産物や水産物を使った美味しい料理ともコラボしながら、多くの方に楽しんでもらいたい。外国からも来ていただける地域づくりをしていきたい。」

企業のマッチングやイベント開催、国立遺伝学研究所(三島市)とも、発酵技術で連携をはかります。

■静岡クラフトビール協同組合副理事の伏見陽介さんコメント

「本年度より協議会が発足することで、自治体と連帯する活動が活発になります。
三島市も沼津市もクラフトビールにも好意的に考えてくれており、静岡の観光資源・地域資源としての位置付けがベースアップすることを願っています。協議会を活用して、イベントを拡充して開催したり、モルトかすの利活用を促進したり多面的に推進していきたいです。」

県内のビールが味わえるイベントを三島市で開催

静岡クラフトビール協同組合に加入する醸造所も多数参加する屋外ビアイベントが、4月13日に三島市で開催されます。

「静岡県東部はクラフトビールの聖地。地域に根付いた産業として観光連携にも取り組みたい」と意気込みます。

第4回【静岡クラフトビアジャンボリー】in三島楽寿園　

日時：2024年4月13日(土)
10:00-16:30(L.O.)
場所：三島楽寿園(JR三島駅から徒歩3分)
〒411-0036静岡県三島市一番町19−3
園内入園料 ¥300 ※中学生以下無料
主催：静岡クラフトビール協同組合
後援：三島市

《ビール出店者》
・Baird Brewing（修善寺）
・反射炉ビヤ（伊豆）
・Mt.Fuji Brewing（富士宮）
・Repubrew（沼津、三島）
・沼津クラフト（沼津）
・TIELS BREWING（三島）
・Rough＆Laugh Brewing（富士）
・fete三島醸造所（三島）
・FUJIYAMA HUNTER’S BEER（富士宮）
・HORSEHEAD LABS（静岡）
・GARCIA BREWING（静岡）
・AOI BREWING（静岡）
・静岡醸造（静岡）
・掛川ファームブリューイング（掛川）
・マスターズブリューイング（沼津）
・池田屋酒店（牧之原）NEW！
・193valley brewing（島田）NEW！
・Joynt Brewing（伊東）NEW！
・BADASS BEER BASE（富士）NEW！
・BEER AGAIN BREWING（御殿場）NEW！
・MUGI（静岡）