【季節のお菓子とビールで愉しむ】12月 パブロバ
ビール好きの皆さま、今日は12月24日、クリスマスイブですね。
クリスマスケーキは準備済でしょうか?忙しくて予約してなかった!という方や、今年はちょっと目新しいケーキにしたいなという方に向けて、今夜作れる超簡単な(ただし時間はちょっとかかる)クリスマスケーキのレシピをご紹介します。ぜひお試しください。
ビールとのペアリングもお楽しみに。
12月のお菓子:パブロバ
パブロバとは
パブロバは、卵白を泡立てたメレンゲを焼いてクリームとフルーツをのせたケーキです。小麦粉やバターなどの油脂を使わないため軽い食感でさっぱりと食べられます。ご馳走たっぷりのクリスマスの時期、軽いケーキで締めるのもよいのではないでしょうか。
名前の由来はロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロワとされています。以前バレエを習っていた私は最初にこの名を聞いたとき「まさかね」と思ったのですが、本当に縁がありました。
パヴロワがバレエダンサー初の世界ツアーを行った際に、オーストラリアまたはニュージーランド滞在時にこのお菓子を口にしたというエピソードが残っています。
元々のレシピでは生クリームを使用しますが、卵黄を余らせたくないのでカスタードクリーム仕立てにしました。でもホイップクリームを買ってくればさらにお手軽なので、卵黄は醤油漬けにするなどして別消費するのもよいですね。
材料 直径6cm9個分
(スイスメレンゲ)卵白2個分、グラニュー糖70g、レモン汁少々
(カスタードクリーム)卵白2個分、砂糖60g、コーンスターチまたは片栗粉大さじ2、牛乳150ml、お好みでバニラエッセンス
(デコレーション)冷凍ミックスベリー適宜
作り方
- ワックスペーパーをオーブン天板の大きさに切り、直径6cmの円を下書きしておく。

- クリーム絞り出し袋に口金をセットして、グラスにかぶせておく。2組準備する。
絞り出し袋の扱いに慣れた方以外は、2つに分けるのがお勧めです。私は試作のときにメレンゲをあふれさせました…
- ボウルよりひと回り小さい鍋にお湯を沸かし、沸騰したら火を止める。卵白と砂糖を入れたボウルを鍋に重ねて湯煎で混ぜる。


- ボウルの底が熱くなったら鍋から外し、電動泡立て器でしっかりと角が立つまで泡立てる。
途中でボウルの底が冷たくなってきたら湯煎にして温めると良いです。マシュマロくらいの固さまで泡立ててください。

- できたメレンゲを絞り出し袋に詰め、天板に絞り出す。


- オーブンを100℃で予熱し、120分焼く。焼き終わった後もオーブンの扉を閉めたままで乾かす。

- カスタードクリームを作ります。
卵黄を入れた器に、砂糖、コーンスターチまたは片栗粉、お好みでバニラエッセンスを入れその都度よく混ぜる。


- 小鍋で牛乳を温め、混ぜた卵黄の器に少しずつ注ぐ。


- 8を小鍋に戻し、ごく弱火でとろみがつき鍋肌が見えるまで加熱する。


- なるべく大きな平らな容器の上でクリームを裏ごしし、ラップをかけ大きく広げて冷ます。



- メレンゲにクリームを重ね、冷凍ミックスベリーをトッピングする。
作り置きには向かないので、食べる直前に行ってください。
- できあがり。

ペアリング
スムースオペレーター

ビールショップで店員の方から「お菓子に合うビールなんです!」とお薦めしていただいたクリームエールを合わせてみました。
バニラがビールからも香ってカスタードクリームと最高にマッチします。
ニュージーランド産のハチミツが使われているとのことで、南半球出身同士やはり相性がよいのでしょう。
しかし甘ったるさはなくすっきりしているので、メレンゲの濃厚な甘さをすっと洗い流すような爽快さを感じました。
ABV:4.7%
アサヒ スパイスビール

甘さに辛さ、正反対な味に思われますが世の中には案外「甘くて辛い」ものがありますよね。
アサヒのスパイスビールは以前期間・数量限定で販売されていて、とても気になっていたビールでした。今年店頭でも見かけるようになり、早速試したところハラペーニョの辛さとピリピリ感がしっかりとあります。
この辛さがめちゃめちゃ甘いお菓子とよく合うのです。
缶のデザインも実はクリスマスカラーで、パーティのテーブルにぴったりですね。
ABV:5.0%
いかがでしたでしょうか?2025年もお菓子×ビールにお付き合いいただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
それではよきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。




























