1本に盛岡りんご2個使用——ベアレン醸造所「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」新発売
ベアレン醸造所は、伝統的なドイツスタイルの製法を大切にしているブルワリーとして広く知られています。ビール造りと共に、2014年ごろから果実酒造りにも取り組んでいます。今回、地元の盛岡りんごを100%使用した「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」を、2026年2月2日(月)に7,500本の数量限定で発売しました。
岩手県盛岡市の盛岡りんごとベアレン醸造所の高い醸造技術が結びついた、地域色の濃いシードルです。商品背景や味わい、おすすめのペアリングをご紹介します。
目次
盛岡りんごで地域の価値を伝える

(写真提供:ベアレン醸造所)
商品名の「Our Hour(アワー・アワー)」は、いわて果実の微発泡ワインシリーズです。2022年に若手スタッフ2人と社長の3人でスタートしました。これまで県産のリンゴを使用していましたが、今回はそれをあえて「盛岡りんご」に限定した商品です。

(写真提供:ベアレン醸造所)
保存料や香料、着色料は不使用。原材料は盛岡りんごのみ。盛岡りんごは、岩手県盛岡市で栽培されている特産品です。寒暖差の大きい気候はリンゴの栽培に適していて、岩手県内1位の生産量をほこります。樹上で完熟させる「樹上完熟」による、糖度と酸味のバランスが整った濃いリンゴの味が特徴です。その盛岡りんごを「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」では、贅沢にも1本に2個分使っているというからびっくりします。

(写真提供:ベアレン醸造所)
「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」は、盛岡市の「美食王国もりおかイノベーション事業」に採択され、盛岡産農産物の認知向上を目指しています。
「地元の人は“盛岡のりんごが一番おいしい”という誇りを持っています。でも、あえて“盛岡りんご”と意識して買う機会は少ない。だからこそ、加工品として発信する意味があると思いました。」(引用:ベアレン醸造所 嶌田社長)
伝統的な醸造技術を守るベアレン醸造所
ベアレン醸造所は、岩手県盛岡市に拠点を構えるブルワリーです。ビール造りは、ドイツ南部から100年以上前に使われていた設備を用いて醸造。伝統的な製法を大切に、職人の技を重んじた高い醸造技術で、幅広い味わいのクラフトビールを販売しています。

(写真提供:ベアレン醸造所)
ドイツ伝統を受け継ぐラガー「クラシック」、まろやかで飲みやすい黒ビール「シュバルツ」、フルーティな「ヴァイツェン」などが定番商品です。
ベアレン醸造所では果実酒製法にも力を注ぎ、10年以上にわたり培ってきました。これまでの果実酒製法のノウハウが惜しみなく注がれて生まれたのが、今回の「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」です。
リンゴの自然な甘みとキリッとした飲み口

ちょうどいい飲み切りサイズの330mlのボトルなのは、「日常の『わたしたちの時間』がちょっと特別なものになるようにという想い」が込められているそうです。やさしい配慮がうれしいですね。
リンゴを思わせる淡いイエローのラベルには、農家の方が果実を収穫しようとしている手が描かれています。昨夏は猛暑が続き、リンゴの栽培にも大きな影響がありました。大変な状況の中、質の高いリンゴを育てた地元農家の方々への感謝の気持ちが伝わってきます。

グラスに注ぐと、まるでリンゴの蜜の色のような淡いゴールドがきらめきます。小さな炭酸の粒が、グラス底から等間隔に絶え間なく立ちのぼり、グラスに耳を近づけるとプツプツとかわいらしい音が聞こえます。リンゴの甘酸っぱいアロマが広がり、色味と同じく蜜を思わせる濃密な香りです。

一口飲むと、印象がガラリと変わります。見た目と香りの甘さと、キリッとドライな飲み口のギャップに驚きました。白ワインを一瞬思わせますが、鼻に抜ける香りと後味は間違いなくリンゴです。アルコール感も程よく感じられ、喉の奥にぶつかる炭酸感も心地よい。一般的に甘めのシードルが多いですが、こちらはシュッとキレの良さが魅力です。
一緒に食べたいおすすめのペアリング3選
シャープな飲み口の「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」なので、食事にも合わせやすいです。今回は、前菜からメイン、デザートまでそれぞれ合わせてみました。
酸味の効いたキャロットラペとさっぱりコンビ

酢を効かせたキャロットラペと、ドライなシードルの相性はぴったりです。ニンジンの自然な甘さとリンゴの香りが重なり、まとまりのある一体感が生まれます。シンプルな前菜だからこそ、シードルの軽い飲み口が一層引き立ちます。
さっぱりしたコンビネーションが、食事のスタートを気持ちよく演出してくれるのもうれしい。ラペに細かく刻んだリンゴを加えると、Wのリンゴで甘酸っぱさがさらに広がり、楽しめるかもしれません。
レモンが効いた鮭のムニエルと爽やかなマリアージュ

程よく脂がのった鮭のムニエルのメインに、シードルのキリッとした飲み口がよく合います。バターで焼いたコクのあるサーモンに、リンゴの爽やかな酸味と軽やかな泡が加わると、口の中がすっきり。ほうれん草やキノコのつけあわせとも相性が良く、重たさが残らないので食事が進みます。
リンゴのアロマは強すぎず、食事の邪魔になりません。むしろ、フレッシュな香りが料理のおいしさをグッと引き立ててくれます。飲みあきしないのも魅力です。
Wリンゴ!アップルパイとの贅沢ハーモニー

デザートは、2種類のリンゴを味わうアップルパイとのペアリングです。甘味と酸味のコントラストが存分に楽しめます。柔らかく煮詰められたリンゴと、みずみずしいフレッシュなリンゴの果汁が口の中で見事なハーモニーを繰り広げてくれます。
炭酸の泡と酸味がアップルパイの甘さを包んでくれるので、くどくなりません。2つのリンゴが重なる贅沢な余韻が印象に残りました。個人的には、果実がゴロゴロしたフィリング多めのアップルパイと合わせるのがおすすめです。
リンゴのおいしさがたっぷり「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」

盛岡りんごの魅力を、シードルというかたちで詰め込んだ1本です。甘さを全面に出さず、キレのある飲み口に仕上げられているので、合わせる食事を選びません。地域の素材を、自社の醸造技術でどう表現するかと向き合う。ベアレン醸造所らしい誠実なものづくりを感じました。
地元農家が大切に育てた盛岡りんごを、一つひとつ丁寧に搾汁して作られた「Our Hour 盛岡りんごドライシードル」。シードルの印象が、ガラッと変わるかもしれません。ぜひ飲んでみてください。
【商品概要】
発売日:2026年2月2日(月)
商品名:ベアレン Our Hour 盛岡りんごドライシードル
スタイル:シードル
原料:りんご(岩手県盛岡市産)
アルコール度:6.5%
容量:330ml瓶
販売数量:7,500本
ベアレン醸造所公式サイト:https://www.baerenbier.co.jp/
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。









