[テイスティング]2014.4.26

2012年WBAのWorld’s Best Beer「レッドチェアNWPA」―ビアレポート(91)

アメリカオレゴン州ペールエール

山に登ることもある私です。

といっても、関東近郊の山ばかり。ほとんどが日帰り登山なので、東京から一番遠いところでも谷川岳。何日かかけて縦走してみたいと思ってはいるものの、丹沢表尾根を日帰りで縦走する程度だったりします。

さて、今回ご紹介するのはアメリカのデシューツ・ブリュワリー「レッドチェアNWPA」です。

Red Chair NWPA

Red Chair NWPA

デシューツ・ブリュワリーは、1988年にオレゴン州ベンドでブルーパブから始まった醸造所。デシューツという名前は、ベンドを流れるデシューツ川から。今ではベンドの他に、ポートランドにもパブがあります。

醸造所で年間通して造られる銘柄は9種類。「レッドチェアNWPA」は1月から4月の間のシーズナルビールです。NWPAとはノースウエストペールエール。このビールは2012年のWBA(World Beer Awards)で、World’s Best Beerに選ばれています(World’s Best Pale Beerも受賞)。ちなみに、この年のWorld’s Best Speciality Beerには富士桜高原麦酒のラオホが選ばれました。

「レッドチェア」は、ベンドの近くのバチェラー山にある最も古いリフトから付けられたようです。このバチェラー山はカナダからワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州まで続くカスケード山脈のうちのひとつの山で、スキーリゾートとしても知られています。また、セント・ヘレンズや、マウント・シャスタ、マウント・レーニアといった名前を聞いたことがあるかもしれませんが、これらもカスケード山脈を構成する山々です。

マウント・シャスタやマウント・レーニアのような山でなくても、関東近郊の手頃な山から無事下山した後に飲むビールはうまいもの。ピルスナーも間違いないですが、「レッドチェアNWPA」のようなミディアムボディにしっかりした苦味、そしてシトラスフレーバーのペールエールを飲むと、疲れた体もリフレッシュできるのではないかと想像する今日この頃です。

【BEER DATA】
レッドチェアNWPA
生産地:アメリカ
醸造所:デシューツ・ブリュワリー
スタイル:アメリカン・ペールエール
アルコール度数:6.2%

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この記事を書いたひと

富江 弘幸

ビアライター

1975年、東京都生まれ。法政大学社会学部卒業後、出版社でライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学、英字新聞社ジャパンタイムズ勤務を経てビアライターとして活動中。ビアジャーナリストアカデミーの講師も勤める。

【著書】
教養としてのビール(サイエンス・アイ新書、SBクリエイティブ)
BEER CALENDAR(ワイン王国)

【執筆・監修】
Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)
東京人(都市出版)
ビール王国(ワイン王国)
ビール大全(楽工社)
るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
あなたのしらない、おいしいビール(cakes)
他多数。

【出演】
浜美枝のいつかあなたと(文化放送)

Twitter:hiroyukitomie
Website: http://www.hiroyukitomie.me/

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