一般社団法人 日本ビアジャーナリスト協会

2012年WBAのWorld’s Best Beer「レッドチェアNWPA」―ビアレポート(91)

山に登ることもある私です。

といっても、関東近郊の山ばかり。ほとんどが日帰り登山なので、東京から一番遠いところでも谷川岳。何日かかけて縦走してみたいと思ってはいるものの、丹沢表尾根を日帰りで縦走する程度だったりします。

さて、今回ご紹介するのはアメリカのデシューツ・ブリュワリー「レッドチェアNWPA」です。

Red Chair NWPA

Red Chair NWPA

デシューツ・ブリュワリーは、1988年にオレゴン州ベンドでブルーパブから始まった醸造所。デシューツという名前は、ベンドを流れるデシューツ川から。今ではベンドの他に、ポートランドにもパブがあります。

醸造所で年間通して造られる銘柄は9種類。「レッドチェアNWPA」は1月から4月の間のシーズナルビールです。NWPAとはノースウエストペールエール。このビールは2012年のWBA(World Beer Awards)で、World’s Best Beerに選ばれています(World’s Best Pale Beerも受賞)。ちなみに、この年のWorld’s Best Speciality Beerには富士桜高原麦酒のラオホが選ばれました。

「レッドチェア」は、ベンドの近くのバチェラー山にある最も古いリフトから付けられたようです。このバチェラー山はカナダからワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州まで続くカスケード山脈のうちのひとつの山で、スキーリゾートとしても知られています。また、セント・ヘレンズや、マウント・シャスタ、マウント・レーニアといった名前を聞いたことがあるかもしれませんが、これらもカスケード山脈を構成する山々です。

マウント・シャスタやマウント・レーニアのような山でなくても、関東近郊の手頃な山から無事下山した後に飲むビールはうまいもの。ピルスナーも間違いないですが、「レッドチェアNWPA」のようなミディアムボディにしっかりした苦味、そしてシトラスフレーバーのペールエールを飲むと、疲れた体もリフレッシュできるのではないかと想像する今日この頃です。

【BEER DATA】
レッドチェアNWPA
生産地:アメリカ
醸造所:デシューツ・ブリュワリー
スタイル:アメリカン・ペールエール
アルコール度数:6.2%

アメリカオレゴン州ペールエール

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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富江 弘幸

ビアジャーナリスト