[JBJA活動,テイスティング]2014.11.30

ザ・プレミアム・モルツに隠された想い&ビールのテイスティング

サントリー武蔵野工場テイスティングプレミアムモルツプレモル工場見学

サントリーが追求するビールの理想の味わいとは、何杯でも飲み飽きないおいしさ。ドイツ語で「ヴァイタートリンケン」という。理想のピルスナービールをつくるために、時間と努力を惜しまない。サントリーはザ・プレミアム・モルツ(以下、プレモル)の売れ行きが順調に伸びていたところで、2013年3月にリバイタライズを強行した。

Beer_PM

(写真)サーバーから注がれたばかりのプレモル

リバイタライズにまつわる秘話がある。サントリーの武蔵野工場を取材した時、岡工場長に話しを伺った。東日本大震災以来、世の中のライフスタイルは大きく変わった。家族、友達、恋人など大切な人と過ごす時間を大事にする人が増えたのだ。そこで大切な人と時間を分かち合いながら、ゆっくりと時間をかけて飲み続けられるビールをつくろう。その想いから、プレモルのリバイタライズに着手したとのことだ。

新プレモルのおいしさは厳選された原料に直結する。特に「ダイヤモンド麦芽」は新プレモルに欠かせない存在である。ダイヤモンド麦芽とは、今ではチェコと周辺国でわずかしか生産されない希少な麦芽品種。通常の麦芽に比べ、たんぱく質が豊富で、これを一部に使うことでより深いコクとうまみが生まれる。ホップは、ヨーロッパ産のアロマホップのみ使用。中でも特に上質な香りを持つ「ファインアロマホップ」をふんだんに使うことで、従来よりもホップの香りが華やかだ。さらに麦芽とホップの香りと味わいのバランスもとれており、プレミアムビールならではの品質とおいしさを保っている。

ブルワリー

(写真)サントリー武蔵野ビール工場の製造工程

プレモルも含めて、特別に5種類のビールをテイスティングする機会をいただいた。グラスいっぱい注がれた新鮮なビール、見るだけで贅沢だ。

Beer_Mu

(写真)テイスティング時にいただいた『武蔵野ミニブルワリー限定醸造ビール 無濾過仕立て』専用グラスには黄金色の綺麗な筆記体で「Musashino」と書かれている。

『武蔵野ミニブルワリー限定醸造ビール 無濾過仕立て』は、今年から工場見学時に提供している限定品。「個性的な味」を楽しんでくださいと岡工場長。通常のプレモルと違う無濾過のビールで、ビールの濁りが特徴的だ。香ばしいモルトの香りが際立ち、モルトの成熟した甘味とうま味が伝わる。モルトの個性が生きている分、ホップの豊富なアロマと苦味も感じられ、深いコクが生み出されている。一口、二口、進めば進むほど、その真価がわかる。

秋シーズン限定の『ザ・プレミアム・モルツ<コクのブレンド>』は、プレモルとザ・プレミアム・モルツ<黒>をブレンドしてから熟成させたもの。そのため、既製品のピルスナーと黒ビールをその場で混ぜたハーフ&ハーフとは異なる自然で奥行きのある味わいが感じられる。紅葉を思わせるなんとも秋らしい琥珀色。口当たりがとてもまろやかで、甘味と苦味のバランスが絶妙だ。ゆっくりと吟味しながら、深いコクを楽しもう。

去年の好評につき、今年も9月16日から期間限定で全国販売が決定した。ビールの詳細は以下のリンクで確認できる。

■ザ・プレミアム・モルツ<コクのブレンド>:http://www.suntory.co.jp/beer/premium/blend/

『ザ・プレミアム・モルツ<黒>』は、黒ビールは苦い・ドライといった見方を覆す一品。焙煎したモルトの香ばしいうまさと華やかなホップとのハーモニーが楽しめる。ベージュ色の柔らかい泡を堪能した後は、濃厚な味わいと豊かなコクが心地良くのどを通り抜ける。

今年、夏限定で発売した『ザ・プレミアム・モルツ<香るプレミアム>』は、プレモルとしては初のエールタイプのビール。エール酵母を使い、上面発酵させた。きめ細やかな泡がホイップクリームのようだ。グラスに鼻を近づけると、一花咲いたような華やかなホップの香りが広がる。上品で爽やかな味わい。さらに、温度が上がるとホップの香りが一層引き立つので、時間をかけてゆっくり飲むのも楽しみ方の一つだ。

常においしいビールを探究し続け、新しいビールづくりに挑戦していく。そして大切な人と一緒に何杯も楽しめるビールをつくっていく。サントリーが目指す「ヴァイタートリンケン」の理想。一つひとつのビールからその想いが伝わってきた。

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この記事を書いたひと

じょんにょん

ビアジャーナリスト

日本在住歴を年々更新している韓国出身のビール好きです。 主にビールのテイスティングレビューと韓国のクラフトビール&パブの情報をお届けします★
ペアリングにも興味津々!ビールとスポーツについて探求中です。

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