メーカーの思想が味になるとき。進化するノンアルコールビール特集【JBJAChannel】
ビールに愛された皆さまへ。
JBJAChannelではこれまで、しつこいほどにノンアルコールビールを追い続けてきました。
日々進化するこのジャンルに、ビール文化の未来を感じてきたからです。単なる“代わりの一杯”ではなく、メーカー各社が本気で磨き上げた新しい味わいが、確実に広がり始めています。
今回取り上げる4本も、その流れを象徴する一本ずつ。ノンアルコールビールが次のステージに入ったことを、あらためて実感させてくれます。
目次
新時代のノンアルコールビールを味わう

アサヒゼロ/キリン ノンアルコールラガー ゼロ/サントリー ザ・ベゼルズ/独歩ゼロ
■ アサヒゼロ

アサヒビールが掲げるテーマは、「アルコールゼロでも、味は妥協しない」。
国産麦芽を使用し、いったんビールを造ってからアルコール分を完全に取り除く“ブリューゼロ製法” を採用しています。
濃厚なうまみ成分を通常の倍以上に高めることで、ノンアルでありながらビールらしい満足感のある味わいに到達しました。
味わいの特徴
・濃厚なコク
・麦芽由来のうまみ
・飲みごたえのあるテクスチャー
「アルコールを飲まなくても、この一杯で十分」という方向性を感じさせる力強い味わいが魅力です。
アサヒゼロ | ノンアルコール | 商品情報 | アサヒビール
■ キリン ノンアルコールラガー ゼロ

キリンが目指したのは、“ラガービールの本質をそのままノンアルで”。
本格的に造られたラガービールからアルコール分だけを取り除く、ラガービールテイスト製法 を採用。
「ノンアルだということに驚くような一杯を」というメーカーの思いが随所に表れています。
味わいの特徴
・麦のうまみと厚み
・しっかりとしたホップの香りと苦味
・ラガーらしい後キレ
ビール党に刺さる、まさに“本格ラガーのノンアル版”といえる仕上がりです。
キリンビール初の脱アルコール製法でつくった本格醸造ノンアルコール「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」発売 | 2025年 | KIRIN – キリンホールディングス株式会社
■ サントリー ザ・ベゼルズ

サントリーが掲げたのは、「ノンアルを、アルコール0.00%のお酒として極める」という姿勢。
熟成によってうまみを引き出したベースに、脱アルコールしたスピリッツ原酒(スピリッツエキス) をブレンドするという、同社ならではの高度な手法を用いています。
味わいの特徴
・複層的で華やかな香り
・口に含んだ瞬間の“香りの立ち”が強い
・余韻のある飲みごたえ
食事の相性だけでなく、“ご褒美ノンアル”として成立するように設計された一杯です。
ノンアルコールビールテイスト飲料「ザ・ベゼルズ」新発売 | ニュースリリース | サントリーホールディングス
■ 独歩ゼロ(宮下酒造)

クラフトブルワリーならではのアプローチが光るのが、岡山県・宮下酒造の「独歩ゼロ」。
デュンケルモルトをベースにした“クラフトビールテイスト飲料”で、量産品とは一線を画すこだわりを感じさせます。
味わいの特徴
・ローストモルトの落ち着いたコク
・クラフトらしい香ばしさ
・じんわり広がる深みのある味わい
ノンアルでありながら、クラフトビールの“個性”がしっかりと息づいた逸品です。
■ まとめ
今回ご紹介する4種類は、いずれも
「ノンアルだからこそ実現できる味」
を追求した、メーカーの思想が明確に表れたラインナップでした。
アルコールを控える日でも、ビールの喜びを失わない。
むしろ、新しい体験が広がっていく。
そんな“ノンアルコールビールの新時代”を感じていただけるはずです。
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記事では書ききれない魅力を、動画ではさらに楽しく、ご紹介しています。
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