[テイスティング,ブルワー,新商品情報]2025.11.20

「バクの初夢2026 」年末年始に寄り添う“ホップ香るみかんのエール”

ヤッホーブルーイングが毎年年末から数量限定発売している「バクの初夢」シリーズ。

2026年版のテーマは「ホップ香るみかんのエール」です。

バクの初夢2026

バクの初夢2026 画像提供:ヤッホーブルーイング

日本の冬の団らんの情景が目に浮かび、グラスを手に取る前からワクワクさせてくれますね。

一足先に飲んだひとりとして言えることは、「ビール好きも、ビールがまだそこまで好きでない人にも、どちらにもおすすめできる一本に仕上がっていました!

「バクの初夢」シリーズとは

店頭に並んでいるのを見ると年の瀬を感じる、ヤッホーブルーイングの冬の顔とも言える「バクの初夢」。

そんな「バクの初夢」シリーズは、「新年が訪れるたび毎年変わり続ける、新しい『好き』に出会うビール」をコンセプトに、ヤッホーブルーイングが数量限定醸造するクラフトビールです。

毎年「バクの初夢」と同じ製品名ですが、作り手と味わいをその年によって変えて造っています。

昨シーズンの「バクの初夢2025」は、「New Year Witbier 柚子と花椒のヴィットビア」でした。

そして、今シーズンを彩る「バクの初夢2026」は、「Fruit Pale Ale ホップ香るみかんのエール」です!

新鋭ブルワー開発のフルーツペールエール

開発担当をしたのは皿田千晶(ニックネーム「シーザー」)さん。
入社3年目、ブルワーとしては2年目で、このたび缶製品デビューとなった新鋭ブルワーです!

バクの初夢2026担当ブルワー

バクの初夢2026担当ブルワー皿田千晶さん(ニックネーム「シーザー」)画像提供:ヤッホーブルーイング

今年は“冬のやすらぎ”をイメージしながら、どなたでも手に取りやすい味とクラフトらしい奥行きの両立を目指しました。

皿田さんは、まず「バクの初夢」が「マジ福袋2026」の目玉ビールであることから、ビールが好きな人も、そうじゃない人も一緒に乾杯できるようなビールを造ることにしました。(「マジ福袋2026」についてはこちらの記事もご覧ください
飲みやすくて、玄人向けすぎない、でもしっかりホップも香るビールのために、フルーツとの調和を考案。
フルーツの中でも目をつけたのが、お正月のシーンに描きやすい「みかん」でした。

こたつでゆったり、みかんと同じようにヤッホーのビールを飲んでもらいたいです。

そう話す皿田さんが今回の味づくりで苦戦したのは、みかんの自然な香り・甘みと、ビールらしい飲みごたえの両立でした。
果実感が強すぎるとスムージーやジュースのようになり、逆にビールらしさを優先しすぎるとみかんのテーマがぼやけてしまうため、そのバランスが最も難しいポイントだったといいます。

幾度もの試作で、みかんペーストやオレンジ果汁、ホップブレンドを調整し、思い描いた青いみかんの爽やかな香りが完成。

そんな、香りにも控えめな苦みにもこだわったビールが、「Fruit Pale Ale ホップ香るみかんのエール」なのです!

ふんわり香ってすっと飲める、やさしいみかんの味わい

グラスに注ぐと、まずはやわらかく立ち上る柑橘の香りが感じられます。
強く主張するわけではなく、「あ、みかんだ」と自然に気づける穏やかな香りです。

エールならではの黄金の液が、みかんの濁りによってオレンジがかり、美しい夕やけによく似ています。

いざ実飲!グラスに注いだバクの初夢2026

いざ実飲!グラスに注いだバクの初夢2026

口に含むと、みかんの甘みがふんわりと広がり、見た目とは裏腹に軽やかなテクスチャが楽しめます。

後味にはホップの爽やかな苦みがほんのり残り、鼻から抜けるアロマまでみかんらしい柑橘香が感じられ、軽やかな余韻が残りました。

甘すぎず、酸っぱすぎず、1本でも食中酒としても楽しめるバランスです。
まさにこたつでみかんを楽しんでいるような、ゆったりとした時間にピッタリだと感じました。

年末年始のご褒美にぴったり

家族や友人と過ごす食卓でも、ひとりで静かに迎える夜でも、「バクの初夢2026」は自然と馴染んでくれます。

ビールを普段あまり飲まない方にもすすめやすい、“入り口の一本”としての魅力が感じられるため、年末年始のさまざまな時間にそっと華を添えてくれるでしょう。
飲む人を選ばないやさしい果実感と、クラフトビールらしい丁寧な造りが合わさった今年の初夢の味わいを、ぜひゆっくりと楽しんでみてください。

年末年始の食卓とバクの初夢 画像提供:ヤッホーブルーイング

年末年始の食卓とバクの初夢2026 画像提供:ヤッホーブルーイング

筆者も、年末に予定しているぶりしゃぶ、かに鍋、年始のおせち料理と合わせてまた飲むのが今から楽しみです。

ヤッホーブルーイング「マジ福袋2026」の同梱は11月末からの発送開始、缶製品発売やYONA YONA BEER WORKSの樽開栓はまもなく12月上旬よりお楽しみいただけます!

バクの初夢2026 缶 裏表

バクの初夢2026 缶

【製品概要】
● 製品名 :バクの初夢2026
● ビアスタイル :Fruit Pale Ale
● アルコール分 :5.5%
● 容量 :350ml
● 原材料名 :大麦麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、小麦麦芽、ホップ、みかんペースト、オレンジ果汁
● 賞味期限 :製造から7ヶ月
● 販売チャネル いずれも数量限定
○ 「マジ福袋2026」に同梱
○ 缶製品:
■ 全国の一部店舗で12月上旬より取り扱い開始予定
■ クラフトビール定期便「ひらけ!よなよな月の生活」の期間限定ビールとして2025年12月お届け分より、選べるビールとして登場予定
○ 樽製品:
■ 公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」全6店舗にて12月1日(月)より開栓

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

イトユナ

ビアジャーナリスト

◆栃木県在住 会社員
◆青山学院大学総合文化政策学部卒業
◇静岡県浜松市生まれ栃木県宇都宮市育ちの餃子の申し子(自称)
◇「好きになったものをとことん深掘るオタク精神」が自他共に認める取り柄
◇ビールはジャケ買いしがち
◇ヨーロッパのサッカーを観ながら飲むビールが至高

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