深いルビー色のフランコニアンロート——ベアレン醸造所×オブチキ「Torioh Red」
10月29日の「とりにくの日」に合わせて発売された、鶏肉料理に合うビールがあるんです。鶏肉好きとしては、とっても気になります。
岩手県盛岡市のベアレン醸造所が、2026年10月16日(金)に「ベアレン×オブチキ Torioh Red(トリオウレッド)」を数量限定で発売しました。九戸(くのへ)村生まれのキャラクター「オブチキ」とのコラボレーションは、今年で6周年。コラボの背景とビアスタイル、そして3種の鶏料理とのペアリングをご紹介します。
オブチキってだれ? 九戸村と6年続くコラボの物語
「オブチキ」とは、岩手県九戸村から誕生した非公認キャラクター「キングオブチキン」のニックネームです。九戸村はブロイラー(食肉用の若鶏)の一大産地としても知られています。オブチキは、そんな村の鶏の”王様”をモチーフにしたキャラクター。地元を盛り上げる存在として親しまれています。

オブチキの生誕地である九戸村では、毎年10月29日の「とりにくの日」に合わせて「オブチキ感謝祭」が開かれています。ベアレン醸造所は2021年から、このイベントの企画の一つとして毎年コラボビールを醸造してきました。初年度の様子は、当協会の記事でも紹介しています。
~九戸村から岩手を元気に!~ ベアレン醸造所「ベアレンクラシック オブチキコラボラベル」現在発売中!
数量限定のコラボではありますが、岩手県民をはじめ、県外の方にも広く認知いただき、岩手に興味をもっていただく一つのきっかけとなれば幸いです。オブチキとベアレンは、これからも共に岩手を盛り上げていきます。(ベアレン醸造所 プレスリリースより引用)
6周年を記念して仕込まれた今回のビールには、ベアレン醸造所とオブチキの思いがぎゅっと詰め込まれています。
フランケン地方の「日常ビール」、フランコニアンロートとは?
Torioh Redのビアスタイルは「フランコニアンロート」。ドイツ南部・バイエルン州の北部に広がるフランケン地方で、中世後期から造られてきた歴史あるビールです。「ロート(Rot)」はドイツ語で「赤」。その名のとおり赤みを帯びた色合いで、麦芽由来の香ばしさと穏やかな甘みが特徴です。
ベアレン醸造所は、このビールを「日常ビール(Everyday beer)」と紹介しています。特別な日のためではなく、食卓のそばにいつもある一杯、という位置づけです。
100%ドイツ産の原料にこだわって仕込まれ、3種類の麦芽をブレンドすることで、深いルビーのような美しい色を引き出しています。
トースト香と穏やかなホップ。深いルビー色のラガー

グラスに注ぐと、光にかざしたくなるような深いルビー色が広がります。ボトルで飲むより、ぜひグラスに注いで色を眺めてほしい一杯です。

麦芽由来のトーストやカラメルのような香ばしさがほのかに感じられ、そこにドイツ産ホップの穏やかなアロマが寄り添います。口に含むと、豊かなコクが広がる一方で、後味は意外なほど軽やかです。アルコール度数は5.5%と、一般的なビールよりやや高めですが、不思議なくらいするりと飲めます。しっかりとした味わいがありながら食事の邪魔をしない、まさに「日常ビール」らしいバランスです。
鶏肉料理と合わせたい! Torioh Redのペアリング
鶏の王様・オブチキの名を冠したTorioh Redは、鶏肉料理との相性を大切にした一本です。とはいえ、ひと口に鶏肉といっても、部位によって脂の量や食感はさまざまです。
そこで今回は、もも肉・手羽元・胸肉という3つの部位のペアリングを試してみました。
王道の甘辛さ、照り焼き(鶏もも肉)

まずは、脂がのってジューシーなもも肉の照り焼きから。しっかり焼き色をつけたお肉に、しょうゆとみりんの甘辛いたれを絡めました。
たれの焼けた香ばしさと、ビールのカラメルのような麦芽の香りが重なり合い、口の中で一体になります。もも肉の脂も、ビールがすっきりと流してくれるので、ご飯ならぬビールが進む組み合わせ。まずは「やっぱり合う!」を確かめたい、王道のペアリングです。
酸味で軽やかに、手羽元のさっぱり煮(鶏手羽元)
続いては、手羽元を酢としょうゆで煮込んだ、さっぱり煮。ほろりとほどける食感が魅力です。
合わせてみると、酢のやわらかな酸味が麦芽のほのかな甘みを引き立て好相性。煮汁に溶け出した鶏の旨みとモルトのコクもよく合っていて、後味は軽やか。照り焼きのような濃い味の料理とはまた違う、Torioh Redの意外な一面を見せてくれる組み合わせです。
スパイスが香る、タンドリーチキン(鶏胸肉)
最後は、淡白な胸肉をヨーグルトとスパイスに漬け込んで焼いたタンドリーチキン。胸肉はパサつきがちな部位ですが、ヨーグルトのおかげでしっとりと仕上がります。
スパイスの香りがビールの香ばしさに重なり、刺激がまろやかになります。ホップの苦味が控えめなので、辛味ともちょうどよく調和します。タンドリーチキン単体で食べるよりも、奥深い味わいが広がり、これぞペアリングの醍醐味ともいえる組み合わせだと感じました。
鶏肉料理と一緒に味わいたい「Torioh Red」

(写真提供:ベアレン醸造所)
深いルビー色と、麦芽由来の香ばしさが魅力のTorioh Red。フランケン地方の「日常ビール」らしく、食卓の料理にそっと寄り添ってくれる一杯です。
家庭でよく作るおなじみの鶏料理と合わせて楽しんでみてください。グラスを傾けながら九戸村や岩手に思いを馳せれば、いつもの食卓が少し特別なものになるはずです。数量限定のコラボビールなので、どうぞお見逃しなく。
【商品概要】
発売日:2026年10月16日(金)
商品名:ベアレン×オブチキ Torioh Red(トリオウレッド)
スタイル:フランコニアンロート
原料:麦芽(ドイツ製造)、ホップ
アルコール度:5.5%
容量:330ml瓶
ベアレン醸造所公式サイト:https://www.baerenbier.co.jp/
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。









