[ブルワー]2016.6.4

新たなクラフトビールの窓口を目指して 【Y.Y.G. Brewery&Beer Kitchen編】

Y.Y.G.Brewery&Beer Kitchenブルワリーレポート代々木新宿

2016年4月。日本一のターミナル駅である新宿駅から徒歩6分の場所に新たにブルーパブが誕生しました。今回、この新しいブルワリーY.Y.G.Brewery&Beer Kitchen(以下、Y.Y.G.Brewery)を訪問し、魅力を探ってきました。

Y.Y.G.の由来は・・・

ブルワリーは賑やかな新宿の街並みから閑静な住宅街との変わり目にあります。Cafe Hoegaardenの近くというと場所がイメージできるビールファンもいらっしゃると思います。

ブルワリーの名前を知って、最初に気になったのはY.Y.G.という店舗名です。名前の由来を訊いてみると「Y(よ).Y(よ).G(ぎ)の略なんです。あとは『わいわい、じっくりと』という意味もかけています」とオーナーの片野氏が教えてくださいました。

オーナーである片野氏。ビールについてはビールの奥深さに惹かれ、ブルーパブをオープン。「どんどん、勉強していきます」と意気込みを語ってくれた

オーナーである片野氏。ビールについてはビールの奥深さに惹かれ、ブルーパブをオープン。「どんどん、勉強していきます」と意気込みを語ってくれた

ゼロから始めたブルーパブ事業

片野氏は元々、広告業界で活躍されていました。そんな彼女が何故、ブルーパブを始めようと思ったのでしょうか。「このビルの1階と7階(7階はレストランとして営業中)が空いていると父親から教えてもらい、何かを始めようと思いました」そこから様々なアイデアを考えていく中で、その存在を知り、都内のブルーパブを視察しました。そこで、可能性を感じ、「ただの飲食店ではなく、自分たちが造ったものを出す」という形態に辿り着きました。

協力者を求めて

ブルーパブをやると決定したものの「自分たちには醸造技術も知識もないので、ツテをたどってブルワリーに相談をしに行ったりしましたが、『そんな簡単にビールは造れない』と厳しい言葉ももらいました」と醸造について訊いてみると苦笑いをしながら答えてくれました。

しかし、片野氏は諦めませんでした。協力してくれるブルワリーを探し、ようやく巡り合ったのが浅草でブルーパブをしているCampion Aleでした。

そこで、オーナーであるジェームス氏に自分たちの構想を相談したところ協力を得ることに成功しました。ジェームス氏には主に工場の設備や醸造についてサポートしてもらい、申請書類作成などもアドバイスをいただきました。またCampion Aleに醸造体験に来ていた、Y.Y.G.のブルワーとなる山之内氏にも出会うことができました。

1Fのブルーパブから見ることができる醸造設備。ここからどんなビールが誕生するか楽しみである

1Fのブルーパブから見ることができる醸造設備。ここからどんなビールが誕生するか楽しみである

自分たちのビールで、ビールの多様性を知ってほしい!

「正直、お酒は好きでしたが、ビールに特別詳しいというわけではなかったんです」Y.Y.G.Breweryがターゲットにする客層について訊いてみると片野氏はこう答え、続けて「だからこそ、ビールがもつ面白さや楽しさを知ることができましたし、クラフトビールを知らない人にここのビールを通じて、クラフトビールって美味しいね。他のところも飲みに行ってみたいね」とビギナー層や女性をターゲットに挙げられていました。これは山之内氏も同様で、「クラフトビールを知らない人にも飲みやすいビールを意識しながら造っています」と話してくださいました。

ブルワーの山之内氏(左)とオーナーの片野氏(右)。若い力で、クラフトビールを盛り上げていく

ブルワーの山之内氏(左)とオーナーの片野氏(右)。若い力で、クラフトビールを盛り上げていく

「ビールは現在、1通りのスタイルを造っている状態ですね。将来は定番3~4種類、その他は遊びというかチャレンジするビールを2~3種類やっていきたいですね」と片野氏、山之内氏は構想を語ってくださいました。山之内氏は「今後はフルーツを使ったビールも造ってみたいですね」とも仰っておりました。

左から代々木アンバーエール、ゴールデン街エール、歌舞伎町スタウト、神宮ペール

左から代々木アンバーエール、ゴールデン街エール、歌舞伎町スタウト、神宮ペール

「自分たちもクラフトビール勉強中。お客さんから教えてもらうことも多い」と言います。お客さんと近い目線でいてくれるところにとても親近感を覚えました。

白を基調とした店内に手作り感のあるテーブルはとても居心地の良い空間だ

白を基調とした店内に手作り感のあるテーブルはとても居心地の良い空間だ

ビール業界に携わってきたわけではない人たちで立ち上げたY.Y.G.Brewery。だからこそ彼女たちが頑張ることで、将来ブルーパブを開きたい人たちへの道しるべになるのではないかと感じました。片野氏も「将来はそういった人たちのお手伝いができたらと思います」と話してくださいました。ブルーパブ開業を考えている方は1度、訪問してみてはいかがでしょうか。

テラス席もあるので、これからの季節は外でビールを楽しむのもおススメだ

テラス席もあるので、これからの季節は外でビールを楽しむのもおススメだ

新宿に新たに誕生したブルワリーは飲み手にとっても、開業希望者にとっても注目のブルワリーでした。

◆Y.Y.G.Brewery&Beer Kitchen Data

・1F(ブルーパブ)

住所:東京都新宿区代々木2-18-3 オーチュー第一ビル1F&7F

電話:03-6276-1221

営業時間:月〜金曜 17:00~23:30 土・祝日 12:00~23:30 日  曜 12:00~21:00

・7F(レストラン)

住所:1Fと同じ

電話:03-6276-5550

FAX:03-6276-3843

E-mail:info@yygbrewery.com

Homepage:www.yygbrewery.com/

Facebook:www.facebook.com/yygbrewery/?fref=ts

営業時間:月〜金曜 18:00~23:30 土・祝日 12:00~23:30 日曜定休(連休時は連休最終日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

※記事に掲載されている店舗のメニューや営業時間、イベント内容などの情報は予告なしに変更される場合があります。店舗のホームページやイベントの告知ページなどをご確認の上、ご来店・ご来場くださいますようお願い申し上げます。

日本ビアジャーナリスト協会 公式facebookページ

公式facebookページの右上にある「いいね」をポチッとしてくださいね。よろしくお願いします!

05007木暮 亮

この記事を書いたひと

木暮 亮

ビアジャーナリスト

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは2000種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」、「うちの逸品いかがですか?」、「Beerに惹かれたものたち」、「ビール誕生秘話」、「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

【メディア出演】
テレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

このエリアに掲載する広告を募集しています。
詳しくはこちらよりお問い合わせください。