[コラム]2019.8.16

《Go!Go!飲み鉄》第10回 一畑電車「酔電」の 体験運転して飲み放題のスペシャル列車ビア旅

キリン一番搾り一畑電車体験運転酔電
【ここには ”究極の鉄ちゃん” が集結しておりました】サケコこと宮原佐研子です。

”鉄ちゃん” を名乗るには電車の知識がまだまだですが、 ”飲み鉄” の魅力にはどっぷりとハマり中の私です。これまで記事にしていないビール列車にも数々乗ってきたものの、悩みの種はお付き合いしてくれる人を募ること。声をかければ参加してくれる友人も多いのですが、何しろ頻繁なので何度も誘うのはちょっと気も引ける。加えて、人生の相棒は下戸なので、困った時の身内頼みができないのが残念無念…。

そんな私の目に飛び込んできたのが「一畑電車 プレミアム体験運転&酔電」! これは1泊2日の行程で、3種類の列車の体験運転できて、初日には懇親会としてビール飲み放題の「酔電」に乗れるという内容(第一回のみ)。これは、上戸(じょうご)も下戸(げこ)も楽しめる夢のビール列車ではないか!! と、いうことで早速乗車してまいりました。

[CONTENTS]

□ いざ体験!まずは講習からスタートです
□ キタ〜!いよいよ酔電の開催
□ ツヤツヤサラサラヘアの正体は…?
□  今回のお気に入り♪
□  大満足の体験運転&酔電
□ 一畑電車「プレミアム体験運転+酔電」乗車情報

いざ体験!まずは講習からスタートです

一畑電車は、西は出雲大社前駅または電鉄出雲市駅から東は松江しんじ湖温泉駅まで、宍道湖の西と東を結ぶ路線で、通称「ばたでん」として地元に愛されています。中井貴一さんが主演を務めて2010年に公開となった映画『RAILWAY 49歳で電車の運転手になった男の物語』の舞台はこの一畑電車。当初、仮題は『BATADEN』と付けられていたのだそうです。

雲州平田駅周辺に伝わる民族芸術「平田一式飾(ひらたいっしきかざり)」で作った、雲州平田駅構内にあるしまねっこ


集合駅は雲州平田駅。ダイヤの都合で受付時間の10:30よりだいぶ早めに到着したものの、すでにそれらしい人たちが改札前に集まりつつありました。初参加の私たち以外は、どうやら顔見知りな人たちの多いよう。誰かが到着すると「おっ、来たね!」「久しぶり〜」など挨拶を交わしています。そんな方たちが「えっ、○○さんがいらっしゃるの?!」と口々にざわめく人物が…。真後ろに座っていた私たちから見えるのは、この方のツヤツヤサラサラヘアのみ。この方については後ほどじっくりご紹介します。

時間となり簡単なレクチャーの後、まずは机上の講習からスタート。

参加者への配布物。白手袋が嬉しい♪


大半の人たちはこの体験運転の常連のため講習免除の人たちも多数。初心者の私は、講師からパネルの写真と配布されたパンフレットで運転時の操作の手順を講義いただいたのですが、手元の資料とパネルの写真がリンクしていないので正直あまり把握できず…、実際の体験運転にはちゃんと教官がサポートしてくれるという言葉を信じ、まぁどうにかなるか、と、流れるままに班に分かれて車両に乗り込みます。

運転したのは、昭和初期の電化に備えて製造された一畑オリジナル車両であるデハニ50形、1960年代から1990年代に京王電鉄で活躍した2100系、そして1980年代から2013年間で東急電鉄で活躍した1000系です。

専用車庫に収まったデニハ50形


酔電車

(左)2100系(右)1000系


目玉はやはりデハニ50形。車内は木造になっていて、レトロ感満載。この車両は映画『RAILWAY』にも使われ、この車両を運転するシーン(しかし免許がないため、実際はダミーのマスコン(主幹制御機、車でいうアクセル)やブレーキハンドルを操作)が映画の目玉の一つでした。

それにしても、周りの人はほぼ男性で会話がかなりマニア。「車両区はどこですか?」なんて会話も飛び交い…。そう、実は参加の皆さんの大半が全国の鉄道会社で働く本物の列車の運転士などだったのです! しかも研修などではなく、休みを取ってわざわざやってきたという公私の境のない ”鉄” な人たちばかり。また、運転士さんでなくとも、マイブレーキハンドル(ブレーキハンドルは運転するときにはめて使用)を持参して運転するツワモノまでいらっしゃるのです!

車両基地内で行う体験運転は、順番に運転席に座り、車両により実走80m〜120mを、まずゆっくりとスタートさせ、まもなく線路脇のサインに従いアクセルを抜き、ブレーキポイントでブレーキをかけて、停止位置に停車するという、文字にすると実にシンプルな作業。

デハニ50形の運転風景


ですが、これがまあ、難しい…!エンジン回転に細心の注意を払うのがうまく操縦するポイントなのですが、ほんのちょっとの違いでオーバーランして急ブレーキになったり…。でも何度かやるうちに少しだけコツはつかめて楽しくなり、ハマっちゃわずにはいられない楽しさです。

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キタ〜!いよいよ酔電の開催

「どうして参加したんですか?」と教官の方に聞かれ、「はい!ビール列車に乗りたかったので♪」とキッパり答え、やや呆れられた私。17:00からはいよいよ『酔電』に乗車です。

酔電でカンパーイ♪


ビールはキリンの一番搾り。そしてお弁当がとにかく豪華!まさに「おつまみ弁当」と呼ぶにふさわしい充実ぶり!

用意されたお弁当


中身の盛りだくさんさがすごい!

酔電は、17:30に雲州平田駅を出発。川跡駅まで行き、そこから松江イングリッシュガーデン駅まで行って折り返し、雲州平田駅まで戻る約2時間の旅。本来であれば宍道湖などを車窓から楽しめるのですが、当日は雨模様で車内の熱気で窓から外はほとんど見えなかったのがちょっと残念でした…。

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ツヤツヤサラサラヘアの正体は…?

朝の集合の際にざわめきを起こしていたこの方は、なんとこの体験運転を1000回をゆうに超えるという増田義裕さん。はじめた当初は大阪に住んでいたそうですが、この体験にもっと参加したい!ということで、とうとう雲州平田駅近くに引っ越しをしたというツワモノなのです。

100回達成で新聞に取り上げられた増田さん


写真は、100回を超えた時点の新聞掲載記事。ですが、2017年10月にはなんと1,000回を達成!その後も毎週末のように参加し続け、着実に回数を伸ばし続けています。

出雲観光大使も務める増田さん


本物の運転士、ではないけれど、年齢などに縛られることなく夢に向かい情熱を持って突き進む姿は、まるであの映画のモデルのようです。

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今回のお気に入り♪

実際に運転した車両ではありませんが、雲州平田駅に向かう列車で乗り込んだのが「ご縁電車しまねっこ号Ⅱ』。

ご縁電車しまねっこ号Ⅱ


シートにはしまねっこ。

しまねっこ


床にはご縁が生まれそうなあみだくじ。

あみだくじで縁はつながる?


気になるあの人のアミダの先にちゃっかり座ったり…な〜んて妄想したりして♡

…が、残念なことにこの列車は2019年8月16日(金)で車両の検査や修繕のために運行が終了となります。またの復活を期待したいですね!

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大満足の体験運転&酔電

プロの皆様に混じっての体験運転はとにかく楽しく、また、酔電はビールもたっぷり(5杯は飲みました♪)お弁当も豪華。ちなみに、昼食のお弁当も盛りだくさんでこちらも満足度150%。

お昼のお弁当も大充実


何より良かったのは、一畑電車の皆様がとてもフレンドリーで和気あいあいと自らも楽しそうにイベント運営されていること。
体験運転は、現在、会津鉄道、明和鉄道、関東鉄道、熊本電気鉄道、真岡鐵道、若桜鉄道などでも実施していますが、その先駆けはこの一畑電車なのです。

デハニ50形運転席


次回参加するときは、「サンライズ出雲」に乗って駆けつけ、楽しんだ後は、一畑口駅から酒造りの神様「佐香神社」にお参りすることを誓いたいと思います!

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一畑電車「プレミアム体験運転+酔電」乗車情報

◯鉄道会社:一畑電車
◯行  程:雲州平田駅17:30発 → 川跡駅→松江イングリッシュガーデン駅 → 雲州平田駅19:30発
◯飲んだビール:『キリン一番搾り』
◯料  金:(第一回のみ※)
 体験者:23,000円(フリー乗車券・昼食[2日間]・ビール電車懇親会参加費付き)
 同伴者:8,000円(フリー乗車券・昼食[2日間]・ビール電車懇親会参加費付き)(税込)
<料金に含まれるもの>
1.運転体験
2.フリー乗車券
3.昼食[2日間]
4. 体験運転参加者集合写真
5. ビール電車懇親会(酔電)参加費
6. 消費税
各開催日:32名(同伴者は含まず)・年齢制限なし
https://www.ichibata.co.jp/railway/premium/
◯問合せ:一畑電車
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※第二回以降のプレミアム体験運転には懇親会は含まれないので、それぞれ3,000円引きの価格になります。
酔電のみ、または体験運転のみのイベントも開催しています。


胸に夢 手にはビール 幸せや

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宮原 佐研子

この記事を書いたひと

宮原 佐研子

ビアジャーナリスト/ライター

ビアLover 宮原佐研子です。 ビールの大好きなトコロは、がぶがぶ飲める、喉こし最高、大人の苦味、世界中でも昼間でも飲める、 果てしなくいろんな味わいがある、そしてぷはぁ〜っとなれる、コトです。
ライターとして、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)/『うまいビールの教科書』(宝島社)/『クラフトビールの図鑑』(マイナビ)、ぐるなびグルメサイト ippin キュレーター など

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