熊本県天草市に自家栽培ホップのクラフトビール醸造所オープン!「AMAKUSA SONAR BEER」
2020年、熊本県天草市にクラフトビール醸造所「AMAKUSA SONAR BEER」が誕生しました。
醸造所前の畑でホップを育て、天草の魅力が詰まったビール造りを目指しています。
代表を務めるのは荒木信也(あらきしんや)さん。
天草の実家が持つ休耕地を活用して、地域に根ざしたビールを造りたいと、2013年7月に東京から熊本へ拠点を移しました。

AMAKUSA SONAR BEER代表・荒木信也さん。クラフトビールは個性が豊かで、土地や季節に応じていろいろな楽しみ方があることに気付き、地元天草でしか造れないビールを自分の手で造りたいと強く考えるようになった
起業準備と醸造所への研修を進めながら、2018年冬にホップ栽培がスタート。
クラウドファンディングで資金の一部を調達し、2020年3月6日に「発泡酒製造免許」を取得しました!
そして同年5月7日、「AMAKUSA SONAR BEER」初のビール2種がリリースされました。

天草には世界文化遺産にも登録された潜伏キリシタン関連遺産と、うつくしい自然がある。
天草を観光しつつ、ビールを飲みに旅するのも楽しそうだ。
ビールには自分たちで育てた自家栽培ホップや、パール柑などの地元の特産品がふんだんに使用されています。
「天草でホップや副原料を栽培して、それらをビールに使用することは、過疎化が進む天草地域の雇用の受け皿になるかもしれないですし、若者の移住の目的の柱になるかもしれない。地域に根ざしたローカルブルワリーを実現させ、天草市を応援したい!」と荒木さん。
表情豊かなビールを造るために、醸造所そばにあるホップ畑では15種類のホップを栽培。
採れたてのホップを加工せずそのままビールに使用するフレッシュホップのビールや、生のホップを浮かべて飲むホップ増し増しのビールを実現させるため、農薬は一切使用せず手間をかけて育てています。
2019年に収穫されたホップは、一部を宮崎の日南麦酒でフレッシュホップビール造りに使用し、一部は真空冷凍保存し
初醸造のビールに使用しされました。

天草ホップ圃場(6月6日)
うつくしい天草の自然を堪能した後に、ホップ畑を眺めながら飲むビールはさぞかしおいしいことでしょう。
地方の魅力を発信し、地方に人を呼び込む醸造所としてAMAKUSA SONAR BEERの今後の活躍を期待したいと思います。

【White pearl】
《自然豊かな天草の魅力を全国へお届けしたい》そんな想いで作られた“AMAKUSA SONAR BEER”渾身のファーストバッチ(初めて醸造された)ビールです。
日本最西端であるブルワリー裏の畑にて無農薬栽培に成功した超希少な天草産ホップ(真空冷凍保存)のみを使用し、天草産パール柑はひとつひとつ自分たちの手で丁寧に加工し丸ごと使用しました。全てが贅沢使いのこの時期だけの限定醸造。
ビールが苦手な方にも飲みやすく苦味を抑え、どんな料理にもペアリング可能なスッキリとしたベルジャンホワイトです

【Francisco】
現在最も人気のあるHAZY(濁ったビール)スタイル。さらにはトリプルドライホップと、セカンドバッチにしてホップを贅沢に使った攻めの一杯。ビタリングを一切行わずドライホッピングのみのアロマホップにこだわり、ラクトース(乳糖)を使用することにより柔らかい口当たりとなっており、ビールが苦手な女性にぜひ飲んで頂きたい一杯です
AMAKUSA SONAR BEER
住所/ 熊本県天草市五和町鬼池1468-1
Web/ https://www.sonarbeer.com/
ホップ栽培の様子はフレッシュホップフェストウェブページをご覧ください。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。