[テイスティング,ブルワー,新商品情報]2021.12.7

《Swanlake Beer × Minoh Beer》今回のコラボビールは“パンジェンシー”!!!

 

今年のスワンレイクビールの24周年を記念して発売された《Swanlake Beer × Minoh Beer》 のコラボビール「梅かほり」、これはスワンレイクビールに箕面ビールのブルワーさんが来て仕込んだコラボビール、レシピはスワンレイクのヘッドブルワーの本田龍二さんと箕面ビール社長の大下香緒里さんコラボレシピでした(https://www.jbja.jp/archives/36371)。

それに対しこの度、場所を箕面ビールさんに移し仕込まれたコラボビール、「桃の紅茶のアンバーエール」が発売されました。発売は11月29日、オンラインショップでは即売だったので、タップで繋がっている/ボトルを見つけた際は必飲です!

レシピは若手(!?) の箕面ビールのヘッドブルワー勝見健二さんとスワンレイク小原 史さんのレシピになっており、同じスワンと箕面のコラボビールと言っても前回のコラボビールとは全く違っているのが面白いところです。

担当したお二人よりコメントをいただきました。

箕面ビール ヘッドブルワー 勝見健二

「今回、初めてとなるスワンレイクビールさんとの念願のコラボビール企画が実現しました。

今回の桃の紅茶アンバーエールに関しては、ベースビールは「アンバーエール」と決めていましたが

そこに私と小原さんのアイデアを盛り込みました。

当初予定していた日程より遙かに遅れ(コロナ禍だった為)この間に試作を何回も行い、またズームでミーティングも重ね、

さらに愛情たっぷりのビールに仕上がったと思っております。

ぜひ見かけられましたら私たちのコラボビール、お楽しみいただけると嬉しいです。

またいつか、スワンレイクさんと楽しいコラボビールが実現出来ますように、そのためにも自分自身さらに精進して参ります。」

 

スワンレイクビール 小原 史

「箕面ビールの大下社長は私の憧れの人です。
そして箕面ビールのヘッドブルワー勝見さんともずっと仲良くさせていただいていました。
箕面ビールの大下社長とスワンレイクビールのヘッドブルワー本田も創業時からの仲間です。
そんな気の合う仲間であり師弟でもある4人でコラボレーションをしたい、というのが当初の発案でした。
話していくうちに、お互いのボスと勝見さんと私、師弟対決はどうかな??っと笑いながら話したのが実現し、スワンレイクビールで仕込んだビールは大下社長と本田ヘッドブルワーの『梅かほり』でした。
そして箕面ビールで仕込んだのが私達が造った『桃と紅茶のアンバーエール』です。
アンバーエール、紅茶を使いたいなど提案もあり、そこに桃を使うなど軸となる部分は早々に決まりましたが、要素が3つもあるのでどれをどのくらい引き立たせるか、等のイメージのすり合わせが1番苦労しました。
そんな苦労も吹き飛ぶくらい、仕上がったビールはイメージ通りで、紅茶・アンバーエール・桃、それぞれが隠れることなく全て綺麗に感じられるビールになりました!
お陰様で販売開始から間もなく完売してしまいましたが、まだビアバーさんや酒屋さんなどで飲めるところもあると思いますので見かけたら是非お試しいただければと思います!」

 

(左:小原さん、右:勝見さん)

僕はボトルで飲みましたが、桃のいい香り、アンバーエールのカラメル感、紅茶の余韻がきれいにまとまっていてとても美味しかったです!これは一気に飲まず、温度変化による味の変化もしっかりと味わっていただきたいですね。

 

以下製品情報です。

《Swanlake Beer × Minoh Beer》

「桃の紅茶のアンバーエール」

【発泡酒】原材料:麦芽、国産白桃、紅茶、ホップ
Alc:5.0%    IBU(苦味数値):30.5  使用ホップ:HBC431

 

スワンレイクビールさんとのコラボレーションビールです。

SNSでも仕込みの様子をアップしましたが、10月のはじめに

新潟からはるばる箕面まできていただき、コラボブリューが実現しました。

双方のブルワリーでそれぞれ違うビールを仕込む!という今回の取り組み。

スワンレイクさんでは完熟梅を使ったハードサイダー、

箕面では桃と紅茶を使ったアンバーエールをワイワイ賑やかに仕込みました。

厳選した紅茶を2種類使い、1種類は仕込みの段階で風味と奥行きのある紅茶

フレーバーをしっかり抽出。もう1種類は発酵終了時に加え、トロピカルで

リッチな紅茶アロマを引き出しています。和歌山のフレッシュな桃ピューレは

隠し味程度に、カラメルモルトのボディと甘味、とても贅沢に使用した紅茶の

心地よい渋み(紅茶用語でパンジェンシーといいます)が三位一体となった

エールです。全体のバランスを重視しつつ、ビールらしくドリンカブルさも

意識した仕上りです。

温度があがるにつれ、紅茶感が増しますので、温度変化で変わるアロマの

表情も一緒にお楽しみください。

 

(箕面ビール様より情報提供)

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冒頭でも言いましたが、残念ながら箕面ビールさんのオンラインショップでは完売となっております。ゲットすること自体難しいかもしれませんが、見かけたら是非飲んでみてください!

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

よこやまれい

ビアジャーナリスト

新潟県長岡市出身、新潟市在住。クラフトビールに出会い、その縁で素敵なビール仲間と出会い人生の幅が広がったことから「いつかビールに携わる仕事がしたい!」と目論む青年です。
好きな色は黄色。
地方在住ということを生かして、ローカルなニュースなどをお届けしたいと思います。いつか公認の新潟大使になれることを夢見て…。

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