[コラム,ブルワー]2020.8.19

理想のビールをここで実現させたい! さかづきBrewing新店舗2020年8月19日(水)オープン

さかづきBrewingブルワリーレポート金山尚子

2016年3月に東京都足立区にオープンしたさかづきBrewing。2019年3月に3周年のインタビューをした際に、明らかになった新店舗構想から約1年半。北千住駅東口から西口に場所を移して、本日8月19日(水)新店舗がオープンする。

移転への思いや新店舗について、代表社員である金山尚子さんに話を聞いた。

★さかづきBrewingの歩みについてはこちらから

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新たな醸造設備を導入して自分の思い描くビールを造る

「これまでの醸造設備は、1回に仕込める量が200L弱で麦汁を発酵させて熟成させるタンクが寸胴型のものが3本でした。寸胴型だと貯酒段階で酵母をしっかり抜き取ることが難しく、こちらが意図しない酵母由来の香りが付いてしまうことがありました。それを防ぐために、熟成期間を最短にせざるを得ないこともあって、なかなか自分が思い描くビールを造ることができませんでした」

自分が理想とするビールを造るために醸造設備を変えたい。これが移転の最大の理由だ。

だったら、はじめから理想の発酵タンクを導入すれば良いだろうと思われる方もいるだろう。しかし、会社を立ち上げた2015年当時、開業資金の関係などで理想とする醸造設備の導入は難しかった。

これまでの発酵・貯酒タンク。【2016年2月撮影】

幸い、開業から地元客からの支持もあり経営は安定。同じ千住地区で理想の形を実現できる物件も見つかったことで金山さんは移転を決断した。

新設備は1回の仕込み量が500L。発酵タンクは6本、熟成タンクは2本に増やした。単純にみてもこれまでの2倍以上の生産が可能になる。発酵タンクは円筒円錐発酵タンクを導入。「酵母の問題も改善されることで、今までよりも品質の良いビールを提供できるようになります」と新しい醸造設備に期待を寄せる。

新しい糖化釜(右)と煮沸釜(左)

タンクの本数も多くなるため、「長い時間熟成させる必要があるラガービールにも挑戦できるようになります」と、念願だったピルスナーも造る計画だ。

新しい醸造設備は8月下旬から稼働予定で、フラッグシップである「風月ペールエール」や「月の杯ヴァイツェン」から仕込む計画だ。醸造設備や熟成期間が変わることで、どんな変化が生まれるのか聞くと「もっと洗練された味になると思います」という。飲めるようになるのは9月下旬ごろから。新しい味が楽しめるようになるまでもう少し楽しみに待っていてほしい。

新しくなった発酵タンクと熟成タンク。画像では奥にあるシャッターが閉まっているが、「普段は開けています」とのこと。タイミングが合えば、醸造の様子を見ることができる。

フードメニューは一新。炭火焼を中心につまみから締めまで楽しんでほしい

これまで何度もインタビューをしてきた中で耳にしたのが「ビールだけではなく、料理とお客様が楽しめる空間を提供するのが『さかづきBrewing』です」という金山さんの言葉。

そう、今回の移転で調理設備もパワーアップ。それに伴い、料理のメニューも一新される。

「新店舗では、シェフの人数も増やして一から仕込みを行った料理をお客様に味わっていただきます。メインの炭火焼は、炭の香りで素材を生かした料理を用意します。この他にも季節ごとに旬の素材を使った『本日のおススメメニュー』の充実やシェフがセレクトしたワインも楽しめるようになります。料理ごとにビールとの相性を説明して、今まで以上にペアリングにも力を入れていきます」

取材時にはメニューが公開されていなかったので、どんな料理が提供されるのかSNSをチェックしてほしい。

ちなみにビールは、これまでと同じく最大10種類ラインナップされる。

2Fレストランのカウンター席。この後ろにはテーブル席がある。

1Fにはテイクアウトができる量り売りコーナーを新設

1F奥には、グラウラーやペットボトルに好きなビールを入れてテイクアウトできる量り売りコーナーを新設。家でもさかづきBrewingのビールが楽しめるようになる。ただし、当面はレストラン営業のみ。「早ければ9月ごろから始めたいですね。量り売りは営業日の13時から開店しようかなと思っています。休日の昼ビールに利用してください」とのこと。

ブルワリーの近くには、格安のお惣菜屋や豆腐屋などもあるので、一緒に買って家で北千住グルメを楽しむのもいいだろう。

1Fの量り売りコーナー。

旧店舗はさかづきLabとしてリニューアル

移転と伝えてきたが、旧店舗はなくならない。こちらは新たに100L程度の醸造設備を導入して少量多品種のビールを醸造していく。自然発酵ビールや木樽発酵のビールなど創造性に富んだビールやOEM(Original Equipment Manufacturing 委託して製品をつくること)に対応するさかづきLab(以下、Lab)として、早ければ秋ごろから稼働する。

「同じ麦汁に違う酵母で発酵させたり、ホップの配合を変えたり。やってみたいことはたくさんあります。Labの方でもビールに合った料理を提供する予定です。楽しみに待っていてください」と金山さん。

基本的に新店舗とLabで、それぞれのビールを提供していくという。両店舗は、徒歩で10分程度の距離なので気になるビールが両店舗にある場合でも行き来することは可能だ。

Lab(旧店舗)の店内は、今まで通り使われる。【2017年2月撮影】

最後に金山さんにメッセージをいただいた。

「皆様の生活のそばに、気軽にビールと食事を楽しめる場所をつくりたいと思い、ブリューパブを立ち上げました。それは新店舗になっても変わりません。新しいお店でもビールと料理、そして、さかづきBrewingの空間を楽しんでください」

インタビューに答える金山さん。取材日は、まだ工事が完了していないところも。忙しい中、新店舗への思いを話していただいた。この場をお借りして感謝申し上げます。

理想のビールと空間の提供を目指すさかづきBrewing。ぜひ足を運んで体験してみてください。

★Special Thanks Daisuke Kanamori

◆さかづきBrewing

住所:東京都足立区千住1-20-11

電話:03-5284-7676

Facebook

営業時間:

2Fレストラン 平日16:00~22:30(L.O. 22:00)土13:00~22:30(L.O. 22:00)日13:00~21:30(L.O. 21:00)

※1F 量り売りコーナーの営業時間は未定

※新型コロナウイルス感染拡大により営業時間が変更になる場合があります。来店の際はSNSをご確認ください。

定休日:月曜日・火曜日

◆さかづきLab

住所:住所:東京都足立区千住旭町11-10

電話:03-5284-9432

※営業開始日は未定

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※記事に掲載されている店舗のメニューや営業時間、イベント内容などの情報は予告なしに変更される場合があります。店舗のホームページやイベントの告知ページなどをご確認の上、ご来店・ご来場くださいますようお願い申し上げます。

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05007木暮 亮

この記事を書いたひと

こぐねえ(木暮 亮)

ビアジャーナリスト/ビールイベントプランナー

『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。飲んだ日本のビールは2000種類以上(もう数え切れません)。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。

当HPにて、「ブルワリーレポート」「うちの逸品いかがですか?」「Beerに惹かれたものたち」「ビール誕生秘話」「飲める!買える!酒屋さんを巡って」などを連載中。

音声配信アプリstand.fmで、ビアジャーナリストこぐねえのビールRADIOを配信中

【メディア出演】
<TV>
●テレビ朝日「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」
<ラジオ>
●TBSラジオ「鈴木聖奈LIFE LAB~○○のおじ様たち~」
●JAPAN FM NETWORK系列「OH!HAPPY MORNING」
<雑誌>
●週刊プレイボーイ(2019年2月11日号) ●DIME(2019年4月号)●GetNavi(2020年2月号) ●週刊朝日(2020年6月12日増大号)●食楽(2020 SUMMER No,116)
<Web>
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