[コラム]2021.10.14

新しいビールの楽しみ方!?地元で美味いビールが飲める場所を探す、ビール好きの大人の遊び!~前編~

移動が制限される中、あなたはどうやってビールを楽しみますか?

自粛

※写真はイメージです。

新型コロナウイルスが猛威を振るって以降、私たちは県境をまたぐ移動が制限されました。

「旅行先で飲んだあのビールをまた飲みに行きたい!」

「新しくできたあのブルワリーが気になるなぁ…」

そう感じているビール好きは全国にいることでしょう。

とはいえ時代は2021年。

Stay Home中でもネットで日本全国どこのビールでも入手できるのだから、便利な世の中になりました。
続々と生まれるブルワリー、次々に生み出される新作ビール。

新たなビールを取り寄せ対峙した瞬間は、なんともいえずワクワクします!

しかし、今回はあえて別のビールの楽しみ方を提案したい。

いうならば「ビールのマイクロツーリズム」

あなたは、あなたの地元のビールを最も美味く飲める場所やシチュエーションを考えたことがありますか?

 

埼玉県戸田市のビール「戸田自麦酒」

戸田自麦酒

戸田自麦酒のギフトは5本入

埼玉県戸田市は荒川を隔てた東京都との県境にあります。

“日本一面積の小さい市”埼玉県蕨市で生まれ育った筆者にとっても、隣に位置する戸田市は幼少期から多くの時間を過ごした馴染みの深い町です。

そんな戸田市で限定発売しているビールが「戸田自麦酒」

戸田市のビールとはいうものの、2021年10月現在で戸田市にブルワリーは存在しません。

戸田自麦酒は、安心・安全な街づくりを目指す市民グループ「エコ・とだ・ネットワーク」が企画し、縁のあった『有限会社 福島路ビール』に製造を委託したビールです。

「戸田ブランドのビールが欲しい」という想いから、メンバーが自分たちで企画し、定期的に福島へ足を運び戸田自麦酒の仕込みを手伝います。

醸造する土地はもちろん、使用する原材料も戸田市産ではありませんが、自分たちで造ったビールとして戸田自麦酒と名付けられました。

戸田自麦酒をセットで購入すると、ビールは5本入りのギフトボックスに入れられ届きます。

6本でなくて5本。この数字にも戸田市ならではの理由がありました。

「戸田自麦酒5本ギフト」用ギフトボックスは、ボート競技のオールの形に仕切られています。

そして5本のビールは“漕ぎ手4人”と“コックス1人”の計5人の人間を表します。

つまりボート競技の「ナックルフォア」をイメージした、“ボートのまち・戸田”ならではの理由です。

 

「戸田自麦酒」企画者の一人・『金子米酒店』金子秀一さんのオススメ

戸田自麦酒

戸田自麦酒が最も美味く飲める場所を求めて、筆者は戸田市上戸田2丁目にある『金子米酒店』を訪れました。

戸田自麦酒を購入する目的はもちろん、店主の金子秀一さん(以下、金子さん)にお話を伺うためです。

「エコ・とだ・ネットワーク」のメンバーとして戸田自麦酒の企画に携わった金子さんから、最も美味く飲めるシチュエーションのヒントを得ようと考えたのです。

「税込660円という価格からもがぶ飲みするようなビールではないと思っています。
このビールのコンセプトでもありますが、やっぱり仕事の後に1日の疲れを癒すようにのんびり飲むのがオススメかな。」

 

1本目 仕事から帰宅後の晩酌。「焼きとん」とともに。

戸田自麦酒

豚肉の油を戸田自麦酒が洗い流します。

「今日1日をどう過ごせば美味いビールが飲めるか?」

これは筆者が日々意識しているテーマです。

戸田自麦酒が最も美味く飲めるシチュエーションを求めて、この日は仕事を終えてから駅前にて、焼きとん7本をテイクアウトしました。
一定の疲労感を感じ、ある程度ゆっくりと時間を確保できる金曜日の夜。

1本目は、金子さんからオススメいただいた飲み方を再現していただきます。

わずかに感じるオレンジの香りが印象的です。

一気に飲み干したい衝動を抑えつつ、ゆっくりと一口。

スッキリとした飲み口ながらしっかりとしたコクも感じます。

て噛みしめる程に豚肉の旨味や脂味を感じる「焼とん」のように、じっくりと味わいたくなるそんなビールです。

ピルスナーと焼きとんとの相性については、ここで改めて説明する必要もないでしょう。

戸田自麦酒と焼きとん、抜群のコンビネーションを味わいつつ、戸田市の地図を眺めます。

さて、この中のどこに最高に美味く飲めるシチュエーションが隠されているのか?

 

2本目 早朝の彩湖。贅沢な時間に際立つ爽快感。

戸田自麦酒

彩湖からの風が気持ちいい早朝!

休日の早朝。家族もまだ寝静まっている時間に家を抜け出し戸田市を象徴するスポットである「彩湖・道満グリーンパーク」へ向かいます。

到着する事には日も登り、周囲は明るくなっていました。

2本目は、彩湖の水面を吹き抜ける風を感じながらいただきます。

目の前に広がる彩湖。

遠くに見える外環自動車道を走行する車の音も、この距離だと気になりません。

1日がまだ始まったばかりだというのに、贅沢な時間を過ごす開放感。そしてほんの少しの後ろめたさ。

こうして早朝から彩湖を眺めつつビールを飲んでいると、頭の中を駆け巡る様々な思考が整理され、戸田自麦酒の味わいのごとくクリアになっていく気がします。

早朝の彩湖、ピルスナーの爽快感がより強調されるシチュエーションです。

 

地元の戸田自麦酒を最も美味く飲める場所やシチュエーションを探す大人の遊び。

前半はここまで。

後半では残り3本をまた別のシチュエーションでいただきます。

 

 

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

南原 卓也

ビアジャーナリスト/樽生アドバイザー

埼玉県にある“日本一面積の小さい市”で生まれ育ったビール好き。
サントリー樽生アドバイザー、業務用酒販店の営業を経て、埼玉とお酒を伝えるライターになりました。

【日本ビアジャーナリスト協会】2021年新人賞 受賞
【日本ビアジャーナリスト協会】2022年最優秀執筆賞 受賞

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