[コラム]2021.12.10

日本ボクシング史上最大級のビッグマッチが無念の延期…。楽しみにしていた気持ちをビールとともに。

2021年12月3日。
日本ボクシング史上最大級のビッグマッチである、WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(以下、村田)とIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(以下、ゴロフキン)との王座統一戦延期が発表された。

なんてこった…。
そう感じたボクシングファンは少なくないはず。
村田VS.ゴロフキン戦が正式決定してから中止が決まった今の気持ちを、飲んだビールとともにここに綴ろう。

2021年11月12日 村田諒太VS.ゲンナジー・ゴロフキンの正式決定を発表!

2021年11月12日、日本中のボクシングファンを大いに興奮させた記者会見が行われた。
WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(以下、村田)がIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(以下、ゴロフキン)と王座統一戦を行うと正式発表したのだ。
かねてより村田が強く望んでいた試合。
日本人ボクサーでは過去最大級のビッグマッチがついに実現するのだ。
しかも生まれ育った地元・埼玉県で、会場は格闘技の聖地・さいたまスーパーアリーナ!

日本中のボクシングファンはこの正式発表を見て大いに盛り上がった。

WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太 日本ボクシング界唯一無二の男


村田は1986年1月12日に奈良県奈良市に生まれた35歳。
2012年に開催されたロンドンオリンピック男子ボクシングのミドル級にて、実に48年ぶりの金メダルを獲得し、2017年10月22日には日本人として竹原慎二以来2人目のWBA世界ミドル級王者となる。
これは日本人のオリンピックメダリストとして初の世界王座獲得で、続く2018年4月15日には日本人として初めてのミドル級王座防衛も果たす。
2度目の防衛線で王座陥落するもそのリマッチで再びWBA世界ミドル級王座に返り咲き、現在はWBA世界ミドル級スーパー王者である。

【奈良醸造株式会社】奈良のビールを飲みながら、奈良出身の村田を応援する!

fiesta

私は村田を応援しながら飲むビールを探すことにした。
どうせなら村田の出身地・奈良県のビールを飲みながら応援しようじゃないか。
そう思って訪れたのはビールのラインナップだけでなくスタッフまで関西出身者で固められた関西発クラフトビール専門店 Beer&CubanSand Fiesta
東京で関西のビールを探すならこのお店に行けば間違いない。

minamihara

そこで出会ったビールが【奈良醸造 OPTIMA】
本来はラガー酵母で造られるメルツェンを、エール酵母を使って発酵させたラガーとエールのハイブリッド。
ホップの苦みとモルトの甘みのバランスもよく、ゆっくりじっくり飲むにはもってこいのビールだ。
画私のボクシング観戦中のビールの飲み方は、試合中は試合に集中し、ラウンド間のインターバルにビールと会話を楽しむスタイル。
これはいいビールに出会えた。

村田VS.ゴロフキンへの期待は高まる一方だった。

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状況が一変!「オミクロン株」の発見により外国人の新規入国を原則停止…。

歴史的一戦まであと一ヶ月となった2021年11月29日、状況は一変する。
南アフリカで確認された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、岸田総理大臣は2021年11月30日午前0時から、世界のすべての国や地域を対象にビジネス目的などの外国人の新規入国を原則停止すると発表したのだ。

そして2021年12月3日。恐れていたことは現実となる。
村田VS.ゴロフキンの統一戦は来春への延期が発表されたのだ。
特に村田VS.ゴロフキンの試合は、1988年、1990年に東京ドームで開催されたマイク・タイソン戦の総額20億円を超えるビッグイベントになる予定だった。
また、販売するチケット最高額は22万円、日本ボクシング史上、類を見ない規模のビッグイベントだ。

村田VS.ゴロフキンはサンタクロースからボクシングファンへのプレゼントだと思っていた…。

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12月になるとクリスマスムードが高まる街。
恥ずかしげもなく言わせてもらえば、私は村田VS.ゴロフキンの統一戦は、新型コロナウイルスによる我慢をし続けてきたボクシングファンへ、サンタクロースから届いたプレゼントだと思っていた。
そういう意味でも、村田VS.ゴロフキン戦を観ながらじっくり飲みたいビールも用意してあった。

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【シュロス エッゲンベルク醸造所 サミクラウス クラシック(オーストリア)】

「サミクラウス」とは、スイスの方言で「サンタクロース」を意味する。
アルコール14~15%、当然ゴクゴクと飲むようなビールじゃない。
ブランデーやポートワイン、紹興酒のようにも感じる深い味わいと甘味、そして高いアルコールによる強烈なパンチ力がある【サミクラウス】は、かつて世界最高のアルコール度数のビールとして認定されたこともある。
強烈なパンチでKOの山を築き、長くパウンド・フォー・パウンド1位として君臨していたゴロフキンの試合を観るお供としてはこれ以上ないビールだろう。

【ROGUE DEAD GUY ALE】届かなかったクリスマスプレゼント。そのとき私は…。

余談ではあるが、私には5歳と2歳の娘がいる。
クリスマスが近づくにつれ、サンタクロースに手紙を書いたり、悪い子にはサンタクロースがやってこないと信じてお手伝いをしたり、とにかくクリスマス(のプレゼント)を楽しみにしている。
万が一にもサンタクロースがやってこない可能性なんて考えてもいない表情だ。
私も数日前まではそうだった。
村田VS.ゴロフキンが2021年12月に観られないなんて万が一にも想像していなかった。
そんなとき、その現実を突きつけられたアラフォーの姿を見ごとに表しているビールに出会った。
もちろん、「オミクロン株」の感染拡大を防止するための今回の対応を批判するつもりはない。
しかし、楽しみにしていたプレゼントを突然取り上げられたら大人だってこうなるのだ。

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【ROGUE DEAD GUY ALE】
ビールジョッキを持って体育座りをしている骸骨が、なんとも不気味でなんとも愛らしい。
それでいて芳醇なモルトの香りと甘味を感じるビールだ。
ビアスタイルは“マイボック”。
ドイツ語で“雄ヤギ”を意味する“ボック”の中でも、春(5月)に飲めるのが“マイボック”。
奇しくも延期された村田VS.ゴロフキンが開催されるのは2022年の春である。
そして【DEAD GUY ALE】を醸す【ROGUE】のモットーがなんとも絶妙だ。

「Dare – Risk – Dream(恐れずに、危険に立ち向かい、夢を掴む)」

minamihara

まるでゴロフキンに立ち向かう村田を表したような言葉ではないか。
ならば私も前を向こう。
2022年春に村田VS.ゴロフキンが実現することを信じて。
そして、村田がゴロフキン撃破という快挙を成し遂げる姿を一緒に見届けるビールを、それまで探し続けようじゃないか。

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

南原 卓也

ビアジャーナリスト/樽生アドバイザー

「今日1日をどう生きれば、より美味いビールが飲めるか?」

こんなことを考えながら毎日生きてます(飲んでます)。

埼玉県にある“日本一小さい市”で生まれ育った男が、飲食店の樽生ビールの品質を上げる仕事、飲食店にビールを卸す仕事を経て、ビールを伝えるビアジャーナリストになりました。

「醸造家がビールを醸造し、ビールの注ぎ手がビールを完成させる。そしてビアジャーナリストがビールを伝える。」
をモットーとして、“美味いビールが飲める環境”や“ビールとコミュニケーション”を追求していきます!

今日も美味いビールを飲めましょう!
乾杯!

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