[ブルワー,新商品情報]2023.11.21

BADASS BEER BASEから「なしえる」(富士梨エール)発売!

ビクラフトビールブランド「BADASS BEER BASE」から「なしえる」(富士梨エール)が発売されました。富士地域の「素材」と「福祉」をストーリーとして持つビールです。

「なしえる」(富士梨エール)

BADASS BEER BASE(バダスビアベース)は醸造所を持たないクラフトビールブランド。富士地域を中心に静岡県内外でビールの販売など行っています。また、オリジナルで作るビールにはそれぞれにストーリーを持っています。今回の「なしえる」では地域のビール醸造家だからできることを軸とし、原料となる「素材」と「福祉」が良く交わり温かみのあるストーリーのビールをつくりました。

なしえる 画像提供:BADASS BEER BASE

素材 富士梨

ビールの副原料として富士梨を使用。富士梨は良質な土壌に恵まれた土地で育ち、糖度が高く多汁で甘くて美味しいのが特徴です。生産量が多くないので希少な果実でもあります。富士市役所農政課や富士伊豆農業協同組合(JAふじ伊豆)のサポートにより、この希少な富士梨を使ったクラフトビールの製造が実現。特徴的な梨の瑞々しさを活かせるように、さっぱりした飲み口、アルコール度数も抑え飲みやすさを追求しました。苦味もかなり抑え、ビールの苦手な方にも飲んでもらえたらいいなという思いが込められています。

富士梨 画像提供:BADASS BEER BASE

福祉 障がい者と社会の接点へ

BADASS BEER BASEの代表の宮脇浩樹さんは、様々な業種の方と関わる中で富士市在住の瀧口聖さんという方に出会いました。瀧口さんはダウン症という障がいをお持ちです。瀧口さんやそのお母様と話を進めていく中で、障がいは本人だけではなくて家族で抱えることの方が大きいということ、それに付随して様々な問題があるということを強く意識しました。瀧口さんは絵を描くのが好きであり、絵は彼の体の一部のような存在。障がい者のコミュニティの中には絵を披露できる場はありますが、コミュニティ外へ広がっていく機会がほとんどない状態です。そこで、ビールのラベルデザインを描いていただき、ビールというツールを通して社会との接点になればと考えました。そして「なしえる」のラベルが出来上がりました。

瀧口さん作画のラベル、画像提供:BADASS BEER BASE

商品概要

「なしえる」(富士梨エール)

スタイル(Style):富士梨ブロンドエール(FUJINASHI Blond Ale)

アルコール度数:5%

梨の甘みや香りが優しく口当たりも軽く、苦味も少なく飲みやすいビールです。(宮脇浩樹さん)

ボトル販売

BADASS BEER BASE(オンラインストア)

画像提供:BADASS BEER BASE

この記事が、素敵なビールとの出逢いに役立てれば幸いです。

BADASS BEER BASE

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

Atsushi Taguchi(田口 篤史)

ビアジャーナリスト/ビアライター

ビール大好き!ビールを求めドイツやベルギーを中心にヨーロッパをよく旅していました。
世界にも日本国内にも、素敵なビールはまだまだたくさんありますので、巡りたいところは尽きません。
ビールの素晴らしさ、楽しさを多くの人に伝えていきたいと思います。
Enjoy!Beer!

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