[コラム,テイスティング]2023.11.22

ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その5)

はじめに

今回は、すがや魅惑の麦酒で購入した「Brasserie de l’Abbaye des Rocs/ アベイデロックス醸造所」からの2種類を紹介したいとおもいます。
今回購入したのは、「アベイデロック ブロンシュデゾネル」と「アベイデロック ブリュン」の2種類です。
これからの「ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その5)」以降は、私が飲んだ事のないビール(新製品)として扱います。ご了承下さい。

アベイデロックス醸造所

アベイデロックス醸造所は、1979年に醸造所としてスタートしました。
この醸造所の特徴として、多くのベルギービールは瓶内2次発酵を促すため、ボトリングの際に、酵母と糖類を入れますが、ここは、糖類を添加せずに高アルコールビールを造っているため、モルトの旨味が強く、重厚な味わいが楽しめます。

アベイデロック ブロンシュデゾネル

色は濁りのある黄色です。
控えめのフルーティーで柑橘系の香りとスパイシーな香りがあります。
酸味もなく味は苦みが強いが余韻を残さず刺激的な味わいです。

アベイデロック ブロンシュデゾネル

アベイデロック ブリュン

純粋な麦芽ビールであり、砂糖は添加されていません。
麦芽7種類により味や色は二次発酵と直接関連しています。
色は赤味を帯びた深みのある茶色い色です。
香りは麦芽モルトの甘い香りとモルトのローストした香ばしい香りがはっきり伝わります。
味わいは濃厚で繊細で非常に強い甘みを感じます。その後、モルトの苦みが続きます。たまに、モルトの焦げた臭いも合いまって深みのあるビールに感じました。

アベイデロック ブリュン

さいごに

次回(その6) は私が初めて飲むビール2種類を紹介します。

 

引用文献および引用サイト
魅惑のベルギービールすがや
アベイデロックス醸造所 (日本語翻訳機能を使い御覧なってください)

前回

ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その4)

 

 

アベイデロックス醸造所ベルギービールアベイデロック ブリュンアベイデロック ブロンシュデゾネル

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

もりあき(モリテツアキ)

ビアジャーナリスト/ベルギービール・プロフェッショナル

1968年1月福島県で生まれ現在北海道余市郡に在住。ロシア人と国際結婚(妻は現在帰化)。
佛教大学卒業後社会福祉士の資格を取り地元の特別養護老人ホームの管理者を行いながら実家の事業の1つである農業を手伝っている。
ビールはベルギービールを飲むのが主で、たまに道内のクラフトビールやエビスビールを飲む。特にベルギービールは専用グラスで飲むようにしている。
現在の活動は、Facebookで北海道ベルギービール愛好会の立ち上げ、道内でベルギービールが飲める飲食店や購入できるお店や自分の飲んだビールの紹介をしている。
又、産物のハネ品(サクランボ等)からビールを作るプロジェクトを2020年立ち上げ、ハネ品(規格外、交配用、完熟、微量な傷等)を対象にビールの副原料として使い数年かけて検証していく。
今後の取り組みとして現在の活動の他、ベルギービール(道内のクラフトビールを含む)の紹介や考察を書いていきたい。
また、2022年11月23日にベルギービールのランビックビールに特化したフェイスブックを立ち上げた。これは、自身の勉強と今後1つのビールスタイルに愛着を持つ者同士のグループができるとの予測から取り組んでみたいと感じたからである。

北海道ベルギービール愛好会
https://www.facebook.com/groups/1586818794929083
ランビック愛好会
https://www.facebook.com/groups/672595961169437

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