[コラム,テイスティング]2023.12.21

ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その9)

はじめに

今回は友人から頂いた貴重なビールを2種類紹介します。実は、このビールについては日本のネットで情報が少ないため翻訳機能を使って情報を集めました。
輸入元は「DIG THE LINE」と言う京都にある会社なのですが、ホームページを見てもこのビールの事が記載されていませんでした。
それでも、ビールの名を検索するとブルワリーやビールの情報がヒットしました。
さて、今回紹介するのは、「De Moare(デ・モアーレ) 」醸造所のビールです。
1つは「ブロンド モアレ」です。
もう1つは、「 モアレ トリプル」です。

デ・モアーレ醸造所

場所はベルギーの西フランダース州にあります。2022年まで、ワイン生産はありましたが、ビールが造られなかったために立ち上げた小規模な醸造所です。ビールが1回に造られる量は200ℓです。ここの醸造所は、レギュラービール3種類と限定ビール1種類造っています。また、オーダーメイドのビールも造っています。
今回は2種類のレギュラービールを紹介します。

ブロンド モアレ

色は明るい黄金色です。
香りは、桃やリンゴの様なフルーティーな香りが感じます。
味は、モルトの甘みとホップのビーターのきいた苦みが組み合わさった滑らかでバランスの取れた味です。また、炭酸も控えめです。

ブロンド モアレ

モアレ トリプル

色は、金色に濁ったビールです。
香りは、バナナや柑橘系の様なトロピカルなフルーツの香りがします。また、グローブの様なパイスの香りが感じられます。
味は、甘くてフルーティーな風味があり、柔らかな苦味とドライな後味のバランスが取れた、複雑でバランスの取れた味です。また、炭酸もよく効いています。

モアレ トリプル

さいごに

「ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その9) 」は、今年最後のベルギービールの紹介になります。
また来年に新商品や自分自身初めて出会うビールを引き続き「ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その10) 」として紹介したいと思います。

参考文献引用サイト
De Moare(デ・モアーレ)   (WEBサイト記載されています。翻訳機能を使ってご覧ください。)

前回
ベルギービールの新製品を飲んでみた。(その8)

De Moare(デ・モアーレ)ブロンド モアレベルギービールモアレ トリプル

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

もりあき(モリテツアキ)

ビアジャーナリスト/ベルギービール・プロフェッショナル

1968年1月福島県で生まれ現在北海道余市郡に在住。ロシア人と国際結婚(妻は現在帰化)。
佛教大学卒業後社会福祉士の資格を取り地元の特別養護老人ホームの管理者を行いながら実家の事業の1つである農業を手伝っている。
ビールはベルギービールを飲むのが主で、たまに道内のクラフトビールやエビスビールを飲む。特にベルギービールは専用グラスで飲むようにしている。
現在の活動は、Facebookで北海道ベルギービール愛好会の立ち上げ、道内でベルギービールが飲める飲食店や購入できるお店や自分の飲んだビールの紹介をしている。
又、産物のハネ品(サクランボ等)からビールを作るプロジェクトを2020年立ち上げ、ハネ品(規格外、交配用、完熟、微量な傷等)を対象にビールの副原料として使い数年かけて検証していく。
今後の取り組みとして現在の活動の他、ベルギービール(道内のクラフトビールを含む)の紹介や考察を書いていきたい。
また、2022年11月23日にベルギービールのランビックビールに特化したフェイスブックを立ち上げた。これは、自身の勉強と今後1つのビールスタイルに愛着を持つ者同士のグループができるとの予測から取り組んでみたいと感じたからである。

北海道ベルギービール愛好会
https://www.facebook.com/groups/1586818794929083
ランビック愛好会
https://www.facebook.com/groups/672595961169437

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