[新商品情報]2024.3.16

FAR YEASTヴィエナラガーとコーヒービールのどちらが好み?

Far Yeast Brewing 株式会社は、Far Yeast Malz Walzer(モルツヴァルツァー)Far Yeast Bicycle Coffee Lager(バイシクルコーヒーラガー)の2種類のビールを数量限定で発売しました。

2種類のビールを飲み比べ

2024年3月5日に発売されたFar Yeast Malz WalzerとFar Yeast Bicycle Coffee Lagerは、元々が同じヴィエナというビアスタイル。

ヴィエナとは、オーストリアのウィーンで誕生した下面発酵ビールで、ヴィエナモルトに由来する赤みがかった色とトーストやナッツを連想させるモルトの風味が特徴です。

Far Yeast Malz Walzerは、麦を主役にしたヴィエナで、Far Yeastで初挑戦となるビアスタイル。そのヴィエナにコーヒー豆を浸したものがFar Yeast Bicycle Coffee Lagerです。共通の原料を使用している2種類のビールでどのような違いがあるのか、早速飲み比べてみました。

Far Yeast Malz Walzer

最初に紹介するのは、Far Yeast Malz Walzerです。Malz Walzerとは、ドイツ語で「麦のワルツ」という意味。ヴィエナモルトは、通常のピルスナーモルトと比較すると、少し高温で焙煎されます。そのため、Far Yeast Malz Walzerは、トーストしたパンのような香りと麦の甘味がほのかに感じられるのが特徴です。

Far Yeast Malz Walzerというヴィエナスタイルの缶ビールとグラス

Far Yeast Malz WalzerのMalz Walzerは麦のワルツという意味

2種類のビールで共に使用しているホップは、テトナンガーとザーツ。ヨーロッパで古くからビールづくりに使われている伝統的なホップ品種です。これらはノーブルホップと呼ばれ、クリーンな苦味と爽やかな香味が特徴になっています。

Far Yeast Bicycle Coffee Lager

2つ目に紹介するのは、Far Yeast Bicycle Coffee Lagerです。このビールは、Bicycle Coffee Tokyoとのコラボビールで、2017年に初タッグを組んで以来、今年で8年目を迎えます。

Far Yeast Bicycle Coffee Lagerの缶ビールとグラス缶にはパンダの絵が描かれている

Far Yeast Bicycle Coffee LagerはBicycle Coffee Tokyoとのコラボビール

Bicycle Coffee Tokyoとは

Bicycle Coffee Tokyoとは、2009年にサンフランシスコのベイエリアで創業したBicycle Coffee Companyの東京支部です。有機栽培されたコーヒー豆をフェアトレードで調達し、自分達で焙煎した豆を自転車で得意先に届けているロースタリーです。

原材料にコーヒーを使用したFar Yeast Bicycle Coffee Lager

一般的にコーヒーを使用したビールといえば、ポーターやスタウトなどの黒ビールが大半を占めます。Far Yeast Brewingでは、黒ビール以外のスタイルでコーヒーの可能性を追求したいという想いから、IPAやセゾン、ゴールデンエール、ブレッドペールエールをベースビールにして、これまでコーヒービールを造ってきました。

8回目となる今回は、Far Yeast Malz Walzerのヴィエナラガーをベースにメキシコ産とエチオピア産の中煎り豆を50%ずつブレンドし、このビールを完成させました。

さまざまな驚きがあるコーヒービール

最初に驚いたのは、香りです。缶をプシュッと開けた瞬間に、フレッシュなコーヒー豆の香りが鼻腔をくすぐります。

2つ目の驚きは、色と香りと味わいのギャップです。赤みがかったビールを見た時に、コーヒーの香りを連想する可能性は低いと思うのですが、まさにコーヒーの香りが漂っているのです。そして、味わいは見た目の色と異なり、かなり爽やかな後味です。

Far Yeast Malz WalzerとFar Yeast Bicycle Coffeeを飲み比べしている様子

Far Yeast Malz WalzerとFar Yeast Bicycle Coffeeを飲み比べ

個人的な感想としては、Far Yeast Bicycle Coffee Lagerが好みです。このコーヒーラガーでペアリングを楽しむなら、酸味の効いたベイクドチーズケーキと合わせてみたいです。また、ターキーやチーズなどのサンドイッチとも相性が良さそう!

このビールをおすすめしたい方は?

Far Yeast Malz Walzerは、麦本来の味わいが堪能できるビールです。ホップが効いているビールより麦の風味を楽しみたいという方にオススメです。

一方、Far Yeast Bicycle Coffee Lagerは、コーヒー好きな方はもちろんのこと、後味がスッキリしたビールが好きな方に飲んでもらいたい一杯です。

それぞれの魅力を再発見できる飲み比べ

今回飲み比べした2種類のビールは、同じヴィエナラガーを使っていますが、一方に少し手を加えることでビールの印象が大きく異なっています。

皆さんは、Far Yeast Malz WalzerとFar Yeast Bicycle Coffee Lagerのどちらを試してみたいですか?それぞれのビール単体でも楽しめますが、2種類を飲み比べて味の違いを存分に味わってみてはいかがでしょうか?

Far Yeast Malz Walzer商品情報

品目:ビール
原材料:麦芽(外国製造)、ホップ
アルコール度数:5.0%
スタイル:Vienna Lager
仕様:350ml缶 / 15L樽
公式オンラインストア:https://faryeast.stores.jp/

Far Yeast Bicycle Coffee Lager商品情報

品目:ビール
原材料:麦芽(外国製造)、ホップ、コーヒー豆
アルコール度数:5.0%
スタイル:Coffee Beer
仕様:350ml缶 / 15L樽
公式オンラインストア:https://faryeast.stores.jp/



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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

HOP SAIJO

ビアジャーナリスト

Hop Evangelist、Beer Judge、Beer Taster
ホップでビールを選ぶ時代に!を合言葉に活動中
全国各地のホップ畑にホップを摘みに行くほどのホップ好き
お気に入りのホップはシトラです♪
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