若い世代の挑戦が花開く― 女子大生と地元ブルワリーのコラボによるクラフトビール
偶然の出会いから

ビールに愛された皆さまへ。
今回ご紹介の動画では、夏祭りのキッチンカーでふと目に留まった、見慣れない名前のビールです。その名は「ベルーメ」。
聞けば、十文字学園女子大学の学生たちと新座のクラフトビール醸造所「新座クラフト」が手を組んで生み出した、地域限定のオリジナルビールだというではありませんか。
偶然の、一期一会のこの出会い。今回はこちらのビールを試飲してみました!
名前に込められた花のイメージ
「ベルーメ」という名は、大学の象徴と、ドイツ語で“花”を意味する「ブルーメ」を掛け合わせたものだそうです。響きの柔らかさと、どこか瑞々しい印象が、このビールのキャラクターを端的に表しています。手に取った時から「ちょっと特別な体験が待っている」――そんな予感を抱かせてくれる名前です。

飲んでみた印象
実際に口にすると、まず感じるのは“軽やかさ”。クラフトビールにありがちな強い苦みは抑えられ、むしろ麦芽の甘みやホップの爽やかな香りが心地よく広がります。
「クラフトビールは苦そう」という先入観を持つ人でも、するすると飲み進められるバランスの良さ。ビールに不慣れな人や、若い世代にもすんなり受け入れられるよう工夫されているのが伝わってきます。
若い世代の挑戦を応援したい
ビール造りは決して簡単ではなく、仕込みや発酵には体力も知識も求められます。その重労働に学生たちが挑み、試行錯誤を重ねた末に完成させた一杯。飲みやすさの裏には、彼女たち・彼らの視点や感性が込められています。
クラフトビール文化が広がる中で、こうした新しい担い手たちの挑戦は、とても心強いものに感じます。
地元に根ざすビールの未来
ベルーメは、大学の近くの夏祭りでも販売され、多くの地域の人々に楽しまれたそうです。学生とブルワリーが一緒にキッチンカーに立ち、地元の人に直接手渡す光景は、ビールを通じたコミュニティの広がりそのもの。
単なる商品にとどまらず、地域の誇りや若い世代の希望を映し出す存在になりつつあるのだと思います。
動画でも楽しくご紹介しています
「ベルーメ」は、クラフトビールに親しみのない人の扉を開くやさしさと、若い感性の瑞々しさを兼ね備えた一杯です。地元の大学とブルワリーが力を合わせて形にしたこのビールは、地域に根ざしたクラフトビールの未来を象徴しているように思えます。
偶然出会ったこのビールに、私は心からエールを送りたい。そして、これからも若い世代が描く新しいビールの風景を、応援し続けていきたいと思います。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。







