[テイスティング,ブルワー,新商品情報]2018.7.4

CACAO SOUR ALE カカオサワーエール-T.Y.HARBORとMinimalビールとチョコレートのコラボビール

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ビールに愛された皆さまへ!

「東京クラフト」のコラボレーション

東京ならではの、ロケーションやシチュエーション、そしてターゲット。
東京で丁寧なモノづくりをしている2つの企業が、協力をして一つの商品(というより、作品)を作り上げると、どうなるのか。
今回は、クラフトビールとチョコレートという、異なる魅力的なジャンルで力を合わせた素晴らしいビールが発表されました。

チョコレートづくりの新しい潮流~ビーントゥバー bean to bar 豆から作るチョコレート

今回、T.Y.HARBOR BREWERYとコラボレーションしているのは、Minimal-Bean to Bar Chocolate-(ミニマル ビーントゥバーチョコレート)。
チョコレートファンから熱い視線を集めている、ビーントゥバーというチョコレートの加工過程のスタイルを超えて、日本発の新しいチョコレート文化・カルチャーづくりに挑戦している、志の高い熱いお店です。
カカオの原産はアフリカや南米など、暖かい地域ですが、実際にチョコレートとして加工しているので有名な国は?おしゃれなフランスやベルギーなど、北の国を思い浮かべるのではないでしょうか。
ビーントゥバーというのは、各地から仕入れられたカカオを焙煎し、産地ごとの特徴を活かしたり、ブレンドなどをしたカカオをチョコレートに加工していくところまで、ひとつの工房で行うというスタイルです。
Minimalではさらに産地に直接赴き、カカオの栽培や買い付けから行うなどより深く良質なカカオの仕入れに取り組んでいます。
どこかで切り離されると、誰がどう作っているのか、どこでどう加工されているのかがわからないところを、農場や発酵施設を訪れ、実際に顔を見て言葉を交わすことで、自社のブランドの商品に責任をもって、また自信をもって提供できるという、手間や時間、経費をかけてでも、得難い価値を生み出しているのです。
現在は富ヶ谷、銀座、白金高輪、池袋など、都内で工房やショップを展開しています。

コラボレーションのきっかけは、「もしかしてあの人は!」

Minimalの山下貴嗣氏が初めてT.Y.HARBORの寺田心平氏と出会ったのは、自社の店舗。
「面白いお店があるよ」と知人に勧められてふらりとおひとりでお店に現れた寺田氏を見て、
もしかして、あの人…と、スマホで検索して、顔写真を確認したあと、お客さまとして来店していた寺田氏に声を掛けた山下氏。
勇気ある行動ですね! 「ビールとチョコレートで、コラボしませんか?」その一言から、はじまったのです。

なんと寺田氏は山下氏と同じ大学の大先輩。学生時代に出会っていたわけではないとのことですが、
「すごくフラットな感じで(コラボの申し入れを)受け入れてくださって、クラフトの懐の深さを感じました。」(山下氏)
「誰とでも組むわけではありませんよ(笑)」(寺田氏)
お互いに妥協せずにMade in TOKYOのモノづくりを貫いてきたお二人ですが、どんなに素晴らしい商品やサービスを提供する相手だったとしても、
「ウマが合う」「そりが合う」というレベルでの相性の良さもコラボ実現に大切な要素のようでした。

左から、寺田氏と山下氏。「東京クラフト」を背負って立つお二人です。

カカオはフルーツ~夏に飲みたいサワーエール!~

チョコレート×ビールといえば、麦芽をローストして濃い色合いにしたチョコレート麦芽を使った、それこそチョコレート色の濃色ビールが先ず思い浮かびますが、
T.Y.HARBOR BREWERY × Minimal-Bean to Bar Chocolate-夏のコラボレーションビール「CACAO SOUR ALE」は、
夏に飲みたいサワーエールなのです。

ストローが刺さったミニカップがカカオパルプ。その隣にカカオニブがあり、試食用のチョコレートも。

まず、原料を見せていただきました。
原料になっているカカオパルプは、ブラジルから輸入されているカカオの実の中で、種であるカカオ豆の回りをふんわりと包んでいる白い綿状のところの果肉そのもの。
半透明でとろみのあるテクスチャーはまるでオールインワン美容液のようですが、顔に塗ってはいけません。飲み物としても楽しめるのです。
カカオパルプを直接味わってみましたが、トロピカルでかなり濃厚な甘酸っぱさ。
カカオニブ、というものを初めて見て味わったのですが「このままおつまみでもイケるほど、香ばしくておいしいですよ!」とおすすめされました。
カカオ豆をローストして砕いたものなのですが、歯触りも軽く、ほどよい苦みと香ばしさは、まさにチョコレートの香りの真髄なのではないでしょうか。

パイロットブルワリーをバックに。

「CACAO SOUR ALE」を味わってみると、フルーティーな酸味のかすかなアロマの中にカカオの香りがちらりと顔をのぞかせます。
しっかりした、でも爽やかな酸味とあとから訪れる包み込むような程よい苦み、ラストに残りスッと引いていく香りはやはりカカオです。
見た目のヘイジーな明るいイエローカラーからは意外に思えるような厚みのあるミディアムボディです。
カカオから作られる、おなじみの甘~いカカオバターやミルクの入ったチョコレートをイメージすると、おやっ?と思う意外さ。
あくまで、カカオという果実をイメージしたビールなのです。
ブルーマスターの阿部和永氏によると、
「フルーツとしてのカカオから生まれるフルーツエールであり、豆の状態からチョコレートが造られる、その過程をビールで表現した」ということです。

特徴的なこの味わいは、どんなお料理と合うのでしょう。阿部氏にどんなフードとのペアリングが合うか、お尋ねしました。
「T.Y.HARBORで提供しているシュリンプカクテルなんかが、爽やかな酸味と合わせるとおいしいと思いますよ!」
チリソースで食べるジャンボシュリンプカクテル、きっと合うでしょうね!

苦労したお話しがあれば。どんなところが難しかったですか?
「ケトルサワーでのサワーマッシングで、思うような酸味を出すために夜中に仕事に出てきたりしていましたよ。でも、思った以上の味が出せたと思います!」

ブルーマスター(醸造責任者)阿部和永氏。いつも明るく、でも真剣にビール作りについて語っていただきありがとうございます。

阿部氏の自信作を、ぜひ、多くの皆さまに味わっていただきたいです。

夏に飲みたい!

7月1日から、天王洲T.Y.HARBOR、原宿SMOKEHOUSE、Minimal富ヶ谷本店で提供されています。
パイロットブルワリーでの少量生産になるのでお早目にどうぞ。

<ビール概要>
名称:CACAO SOUR ALE(カカオサワーエール)
原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、カカオパルプ、カカオニブ
AVB(アルコール度数):5.5%
IBU(苦味成分量):15
スタイル:サワーエール
提供場所:天王洲T.Y.HARBOR、原宿SMOKEHOUSE、Minimal富ヶ谷本店
価格:店舗により異なる

T.Y.HARBOR BREWERY
株式会社タイソンズアンドカンパニー(代表取締役:寺田心平 所在地 東京都品川区)
https://www.tysons.jp/

Minimal-Bean to Bar Chocolate-(ミニマル ビーントゥバーチョコレート)
株式会社βace(代表取締役:山下貴嗣氏 所在地 東京都渋谷区)
https://mini-mal.tokyo/

 

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この記事を書いたひと

松原 順子(MJ)

ビアジャーナリスト/ライター

ビールと昆虫と、リコーダーと天然石が大好きです。JBJAではイベントサポートやBJAチューターも楽しんで取り組んでおります。人に寄り添う記事作成を心がけ、JBJA公式動画サイトJBJAchannelではMCを担当しております。

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