川崎発・地元ブルワリー初共演!10月19日「カワサキオクトーバーフェスト2025」開催決定
目次
はじめに ― ビールで人と人がつながる瞬間
ビールに愛された皆さまへ。
この秋、川崎のクラフトビールシーンに新たな歴史が刻まれます。これまでそれぞれの地域で地道にビール造りに励んできた3つのブルワリーが、初めて手を取り合い一つのフェスティバルを立ち上げました。
その名も「カワサキオクトーバーフェスト2025」。
ただのビアイベントではなく、“人と街をつなぐ乾杯の場”を目指した特別な一日です。

3社が描く共通のビジョン
参加するのは、川崎を代表する3つのブルワリーです。
鍵屋醸造所(中原区)
武蔵中原に拠点を置く「CAGHIYA BREWERY」。併設のタップルームでは、出来立てのビールをその場で楽しむことができます。さらに武蔵小杉や自由が丘ではセルフタップ形式の店舗を展開し、クラフトビールを身近に感じられる場を提供。卸売やOEMも行い、地域や飲食業界とのつながりを広げています。「ビールが人と人をつなぐ“鍵”になるように」という理念を掲げるブルワリーです(keycorporation.co.jp)。
みぞのくち醸造所(高津区)
溝の口に生まれたマイクロブルワリー。醸造所には最大13タップを備えたタップルームがあり、フレッシュな自家醸造ビールはもちろん、世界各地からのゲストビールも提供。地元グルメやクラフトジュースも揃い、家族連れでも楽しめる空間をつくりあげています。主力ブランド「ノクチビアーズ」に加え、旬の果実を使った「ウタウト」シリーズ、ホップや麦芽の個性を強調した「ワラウト」シリーズなど、多彩な挑戦を続けるブルワリーです(mizonokuchibrewery.com)。
東海道BEER 川崎宿工場(川崎区)
川崎宿の歴史と街の多様な表情をビールで表現するブルワリー。「過去・現在・未来の川崎を五感で味わう」というコンセプトを掲げ、クラシカルなスタイルから地域性を反映した限定仕込みまで幅広く展開しています。JR・京急川崎駅から徒歩圏内の立地に工場兼タップルームを構え、川崎という街そのものをビールに投影する“文化発信型ブルワリー”です(tokaido.beer)。
「川崎ブラックIPA」誕生の背景
今回のイベントで先行提供されるのが、3社の若手ヘッドブルワーが協力して仕込んだコラボレーションビール 「川崎ブラックIPA」。
「川崎をクラフトビールの街にしたい」という思いから企画されたもので、親交の深い3人が「川崎を象徴するイメージカラー」を話し合った結果、選ばれたのは“黒”。
多少自虐的なニュアンスも含みつつ(笑)、ホップのアロマや苦味に、川崎産の竹炭を取り入れたクリーンな余韻を加え、街の個性を力強く表現したビールです。
この「黒いIPA」は、川崎らしさをビールで示す象徴的な存在として、オクトーバーフェストの場でお披露目されます。

会場となる「ホテル ARU KSP」とは
今回の会場は、川崎市高津区坂戸にある「ホテル ARU KSP」。
研究・開発拠点「かながわサイエンスパーク(KSP)」の中核施設として誕生し、地域の文化的拠点・社交場としても親しまれてきました。

結婚式やパーティ、学術会議など多様な催しに利用されてきた空間が、今回クラフトビールフェスの舞台に。地域の文化と産業を支える象徴的な施設で開催されることは、「川崎をクラフトビールの街に」という若手ブルワーたちの願いを後押しするものです。
グランキッチン ― ビールと料理の出会いを演出

ホテル内レストラン「グランキッチン」も、この日は特別なビアホールに姿を変えます。
クラフトビールとの相性を考え抜いたスペシャルフードメニューが登場し、ビアファンなら誰でも納得のホテルクオリティのペアリングを体験できます。
乾杯でひとつになる ― 交流の時間
「カワサキオクトーバーフェスト2025」が大切にするのは、参加者一人ひとりの“乾杯”の瞬間。
誰もが気軽に参加できる乾杯イベントや、ブルワーとの交流タイムも設けられています。造り手と直接言葉を交わしながら味わう一杯は、飲み手にとって忘れられない思い出になるでしょう。
さらに当日は、各社が自慢のビールを10種類以上提供予定。3社の個性が一堂に会することで、飲み比べを通じて川崎のクラフトビール文化を丸ごと味わうことができます。
イベント概要
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イベント名:川崎オクトーバーフェスト in ホテル ARU KSP グランキッチン
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開催日時:2025年10月19日(日)16:00〜20:00
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会場:ホテル ARU KSP グランキッチン(川崎市高津区坂戸3丁目)
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入場料:無料(ワンオーダー制)
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内容:
・コラボ限定ビール「川崎ブラックIPA」先行提供
・地元ブルワリー各社によるビール10種類以上
・グランキッチン特製フードメニューとのペアリング
・乾杯イベント、ブルワーとの交流タイム
おわりに ― 川崎から広がるビール文化
クラフトビールは、ただ喉を潤す飲み物ではありません。そこには、人をつなぎ、地域を元気にする力があります。
「カワサキオクトーバーフェスト2025」は、川崎の若手ブルワーが築いた絆と情熱の結晶。ホテル ARU KSPという地域の象徴的な場を舞台に、川崎の街そのものを映したビールが集結します。
多少“自虐的”な黒のイメージも、クラフトビールにかかれば、街の誇りと個性へと変わります。
この秋、川崎で生まれる新しい乾杯に、ぜひ立ち会ってみませんか。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。







