一般社団法人 日本ビアジャーナリスト協会

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30年の歳月が醸す、物語という名の至福。
宮崎・行縢山から届く「時」の贈り物

宮崎県延岡市、雄大な行縢(むかばき)山の麓に居を構える「宮崎ひでじビール」が、2026年に創業30周年という大きな節目を迎えます。
1996年の産声から今日まで、彼らが歩んできた道のりは、まさに挑戦と情熱の連続でした。
この記念すべき年の幕開けに、彼らが私たちに届けてくれるのは、単なる飲み物ではありません。

それは、30年という波乱万丈な歩みが生んだ「時間そのものを味わう」という贅沢な体験です。

崖っぷちから世界一へ。情熱が繋いだ「ひでじ」の灯

今でこそ、世界的なコンテストで最高賞に輝くなど、その品質を世界に知らしめている「ひでじビール」ですが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。

1996年の創業後、地ビールブームの終焉による「冬の時代」が訪れ、さらには前社長の急逝、親会社からのビール事業撤退通告という、存続の危機に何度も直面してきたのです。

それでも、「ひでじビールを残したい」という現代表・永野氏の強い想いと、従業員による買収(EBO)という異例の挑戦が、その灯を絶やすことはありませんでした。

宮崎を襲った数々の自然災害や家畜伝染病といった困難な時期も、地元の飲食店やファンの温かな応援が支えになったといいます。
地域の素材を活かす「宮崎農援プロジェクト」や、自社製麦芽「YAHAZU」の展開など、宮崎の自然と共生する姿勢を深めてきた彼ら。

その30年間の感謝を込めて、2026年は年間を通じて様々なアニバーサリー企画が展開されます。

8年間のヴィンテージを飲み比べる、奇跡のセット

30周年プロジェクトの第一弾として発表されたのが、驚くべき「長期熟成バーレイワイン8本セット」です。
2016年から2023年まで、毎年仕込み方法や配合を変えて造り続けられてきた8年分のヴィンテージが、一つのセットになっています。

特筆すべきは、10年以上も前から「熟成」を見据えたビール造りに取り組んできた点です。
当時の国内クラフトビール界では非常に稀少な試みであり、その先見の明と情熱が、今回の「8年分の飲み比べ」という夢のような体験を可能にしました。

ある年はドライフルーツのような甘みが際立ち、ある年は熟成による深い奥行きが感じられる。
グラスに注ぐたび、その年の宮崎の空気や、醸造家たちの奮闘が思い浮かぶようです。

世界が認めた金賞受賞年度のボトルも含まれるこのセットは、わずか90セット限定

まさに「時」が育てた芸術品と言えるでしょう。

あなたの思い出が、30周年の物語の一部になる

ひでじビールは、この節目を「皆さまと一緒に祝う一年にしたい」と考えています。
そこで開始されるのが、ファンからの「思い出・応援エピソード」の募集です。

初めてひでじビールを口にした日の記憶、旅先で出会った一杯の感動…。

寄せられたエピソードは特設サイトなどで紹介され、ブランドの歴史に新たな彩りを添えていきます。
一滴のビールが醸されるまでには、豊かな水と大地、そして何より人の情熱が必要です。
30年という歳月を経て、さらに深みを増していくひでじビールの物語。
その新しいページを、あなたも一緒に開いてみませんか。

冬の澄んだ空気の中、熟成されたバーレイワインをゆっくりと傾ければ、これまで歩んできた日々が少しだけ愛おしく感じられるかもしれません。

▶︎宮崎ひでじビール株式会社 ひでじビール醸造所
▶︎30 周年特設サイト

宮崎ひでじビール

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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