一般社団法人 日本ビアジャーナリスト協会

ハロウィンには悪魔とガイコツを!ベルギーから届いた個性派ビール2選【JBJAChannel】

ビールに愛された皆さまへ。

10月31日はハロウィン。街にはカボチャやオバケ、ガイコツなどが登場し、ちょっと怪しげで楽しい雰囲気に包まれます。

そんな季節には、ビールもちょっと遊び心のあるものを選んでみませんか。

今回ご紹介するのは、ベルギーから届いた2本のビール。ひとつは悪魔のような鬼のキャラクターが印象的な「鬼のブロンド」。

もうひとつは、可愛らしいガイコツのラベルでおなじみの「テットゥ・ド・モール・ダブルIPA」です。

どちらもハロウィンの食卓を楽しく演出してくれるだけでなく、ベルギーの醸造技術と伝統が息づく、飲みごたえのあるビールです。

ランビックの名門が造る悪魔のビール「鬼のブロンド」

最初にご紹介するのは、ベルギーのブーン醸造所が手がける「鬼のブロンド(Duivelsbier Blonde)」です。

ブーン醸造所といえば、ランビックで知られる名門醸造所。ランビックとは、空気中などに存在する野生酵母や微生物の働きを利用して造られる、ベルギー伝統の自然発酵ビールです。独特の酸味や複雑な香りを特徴とし、世界中に熱心なファンがいます。

そのブーン醸造所が、ランビックとは異なるベルジャン・ブロンドを造っているというのですから、興味が湧きます。

悪魔のビール、3兄弟が勢ぞろい

「鬼のビール」シリーズには、もともと「鬼のダーク」があり、さらに「鬼のワイルド」が加わりました。そして今回の「鬼のブロンド」はシリーズ第3弾です。

一時期、ブーン醸造所のランビックが成功のかげで、存在感が薄れていた鬼のビール。しかし、2025年に鬼のマスコット「モン(Mon)」を起用した新しいラベルで再出発しました。

鬼のダーク、鬼のワイルド、そして鬼のブロンド。3種類がそろい、なんとも悪魔的なラインナップが完成したというわけです。

ランビック用モルトを使ったベルジャン・ブロンド

鬼のブロンドの興味深いところは、ランビック醸造で培った技術が、違うスタイルのビールにも生かされていることです。

使用する麦芽は、ブーン醸造所が独自に製造したランビック用モルト。つまり、ブロンドビールでありながら、ランビックの名門ならではのこだわりが込められているのです。

もうひとつの特徴は、フレッシュホップの使用です。ホップの品種は明かされていません。まさに「鬼のみぞ知る」といったところでしょうか。

ホップ由来の穏やかな苦味とフルーティーな香りが、なめらかで丸みのある味わいを引き立てます。ベルギービールらしい豊かな個性を持ちながら、アルコール度数は6.0%。飲みごたえと親しみやすさを両立した仕上がりです。

ランビックの名門が造る、酸っぱくないブロンドビール。こうした意外性も、ベルギービールを楽しむ醍醐味のひとつではないでしょうか。

ガイコツのラベルに隠された実力派「テットゥ・ド・モール・ダブルIPA」

続いてご紹介するのは、「テットゥ・ド・モール・ダブルIPA(Tête de Mort Double IPA)」です。

テットゥ・ド・モールとは、フランス語で「頭蓋骨」を意味する名前。ラベルにはなんとも愛嬌のあるガイコツが描かれています。

ハロウィンには、これ以上ないほど似合うビジュアルです。

しかし、可愛らしいラベルに油断してはいけません。中身はアルコール度数8.1%の、力強いダブルIPAなのです。

ベルジャン・トリプルとIPAのいいところを掛け合わせる

このビールを造るのは、ベルギーのデュ・ボック醸造所。

通常の「テットゥ・ド・モール」は、豊かなモルトの風味と高いアルコール度数を持つベルジャン・トリプルです。

そのトリプルの個性に、IPAならではの華やかなホップの香りとしっかりした苦味を掛け合わせたのが、ダブルIPAバージョン。

ベルギー伝統のトリプルと、ホップを大胆に使うIPA。この2つの魅力がひとつのグラスで出会います。

ネルソン・ソーヴィン好きにはたまらない!

グラスに注ぐと、色合いはわずかに濁りのある淡いゴールド。

香りには、オレンジやグレープフルーツのような柑橘類に加え、マンゴーやパッションフルーツを思わせるトロピカルなニュアンス。さらに、ほのかに松やにのような香りも感じられます。

このビールでは、ニュージーランド産ホップ「ネルソン・ソーヴィン」をドライホッピングに使用しています。ネルソン・ソーヴィンは、白ワインを思わせる独特の香りなどで知られ、熱心なファンの多いホップです。

そして、このビールはとにかく香りが突き抜けています!

ネルソン・ソーヴィンが好きな方には、ぜひ注目していただきたい一本です。

口に含むと、最初はまろやかな印象。しかし、すぐにホップの力強い苦味が広がり、トロピカルフルーツを思わせるジューシーな風味が追いかけてきます。

しっかりとしたボディに、ベルジャン・トリプル由来の豊かなモルト感。アルコールの存在感も十分です。それでいて全体のバランスはよく、飲み込んだ後にも心地よい苦味が続きます。

ベルギービールの豊かさと、IPAの華やかなホップ感。どちらも楽しみたいという欲張りなビールファンに、ぜひ試していただきたい味わいです。

ハロウィンだからこそ、ちょっと特別なビールを

今回ご紹介した2本は、どちらも日本では2026年のハロウィンに向けた限定商品として案内されているビールです。

鬼のブロンドは、名門ブーン醸造所の伝統を感じさせる、なめらかで親しみやすいベルジャン・ブロンド。

テットゥ・ド・モール・ダブルIPAは、力強いボディと華やかなホップの香りを存分に楽しめる、個性派の一本です。

悪魔とガイコツ。ラベルを並べるだけでも、ハロウィンらしい楽しい雰囲気になります。

どちらもオンラインで購入できますが、季節限定での入荷となるため、気になった方は見つけたときがチャンスです。

仮装やお菓子も楽しいけれど、大人のハロウィンには、こんなベルギービールを用意してみるのもいいですね。

季節を楽しむのも、ビールの魅力のひとつ。

今年のハロウィンは、悪魔とガイコツに乾杯してみませんか。

今回の2本は、動画でも楽しくご紹介しています。ラベルの表情やビールの様子も、ぜひ動画でお楽しみください。


ご紹介したビール

鬼のブロンド(Duivelsbier Blonde)

  • 醸造所:ブーン醸造所(Brouwerij Boon)
  • 原産国:ベルギー
  • ビアスタイル:ベルジャン・ブロンド
  • アルコール度数:6.0%
  • 内容量:330ml

テットゥ・ド・モール・ダブルIPA(Tête de Mort Double IPA)

  • 醸造所:デュ・ボック醸造所(Brasserie du Bocq)
  • 原産国:ベルギー
  • ビアスタイル:ダブルIPA
  • アルコール度数:8.1%
  • 内容量:330ml

※販売状況は店舗や時期によって異なります。

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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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MJ

ビアジャーナリスト/Youtube JBJA Channelプロデューサー

ビールと昆虫とリコーダーと天然石が大好きです。JBJAではイベントサポートやBJAチューターも楽しんで取り組んでおります。人に寄り添う記事作成を心がけ、JBJA公式動画サイトJBJAchannelではMCを担当しております。
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